ユーザーガイド
ベロシティが演奏に与える影響
PolySWAMでは、ノートオン・ベロシティがポリフォニック演奏を形づくるうえで重要な役割を果たします。 ここで紹介する設定は、演奏の「フィール」のバランスを整えるうえで重要です。特にノートのアタック段階におけるベロシティとエクスプレッションの相互作用を、次の2つで調整します。 VELOCITY(全体共通のリマッピング) ベロシティの反応カーブを細かく調整できます。 DYNAMIC BEHAVIOR(シーンごとの設定) 次の3つのモードから選べます。 モード 動作 SWAM Classic ...
リアルタイムパフォーマンスの最適化
PolySWAMは、複数の楽器を同時に扱う複雑なフィジカルモデリングの計算をリアルタイムで行います。そのため、スムーズに演奏するには、オーディオバッファとCPU負荷の管理が重要です。 オーディオバッファサイズの重要性 バッファサイズによって、オーディオのレイテンシー(ノートを弾いてから音が聞こえるまでの遅れ)とCPUの安定性のバランスが決まります。 推奨範囲(128〜256サンプル): ...
プリセットシーンについて
シーン(旧称: バリエーション)は、プリセット内に保存された別のセットアップです。アンサンブルは同じままでも、シーンごとにまったく異なるサウンドと雰囲気を与えられます。 演奏は指先で、サウンドの風景はシーンでコントロールします。 プリセットとシーン プリセットはアンサンブルそのものです。楽器の編成、キーレンジ、ノートの振り分け方を含みます。プリセットをロードするとすべての楽器が初期化されるため、少し時間がかかります。 ...
プリセットブラウザーの仕組み
プリセットブラウザーでは、アンサンブルを探し、ロードし、管理できます。ヘッダー中央のプリセット名(またはその左のリストアイコン)をクリックすると開きます。CLOSEをクリックするかEscキーを押すと、メイン画面に戻ります。 ブラウザーのヘッダーには、ロード中の内容がCollection / Preset / Sceneの形式で表示されます。INFOボタンを押すと、プリセットとシーンの違いを説明する短いページが開きます(このページは、初めてブラウザーを開いたときにも自動的に表示されます)。 ...
Mixerビューの使用方法
Mixerビューでは、次の機能に直接アクセスできます。 Multiband EQ: Mixerビューには、マルチバンド・イコライザーが搭載されています。 Instrument Balancing: アンサンブル内の特定の楽器や楽器グループごとに、音量バランスを調整できます。 Room: Ambience Amount、Microphone Distance、Room Catalogueへのアクセス。 Main Volume: アンサンブル全体の音量です。 参照元情報:How to use the ...
Roomビューについて
ルームは、PolySWAMにおける空間表現の中核です。アンサンブルが演奏する音響環境を決めるもので、すべての楽器が同じ一貫した物理空間の中で響き合います。 Ambiente: リバーブではなく「部屋」 PolySWAMは、Audio ...
Keyboard Rangeビューの使用方法
Keyboard Rangeビューは、PolySWAMのRANGESページです。ヘッダーのRANGESをクリックすると開きます。アンサンブルがどのように構成され、演奏にどう反応するかを明快に見渡せます。 アンサンブルの視覚化: 楽器が鍵盤上にどう配置されているかを表示します。 ポリフォニーの把握: アンサンブルのポリフォニーがひと目でわかります。 演奏のフィードバック: ...
PolySWAMでのMIDIマッピングの仕組み
PolySWAMは、ハードウェアコントローラー(ペダル、モジュレーションホイール、フェーダー、ノブ、チャンネルアフタータッチ、パッド、スイッチ)をConductorやその他の主要な機能に割り当てられる、充実したMIDIマッピングシステムを搭載しています。 すぐに演奏できる初期設定の割り当て 多くのコントロールはあらかじめ標準的なコントローラーに割り当てているため、ほとんどのキーボードは設定なしで使えます。割り当てはすべて変更できます。 コントロール 初期設定 Expression CC 11 ...
「MORE」アイコンについて
「MORE」アイコンは、PolySWAMの詳細設定への入り口です。主に2つの機能エリアに分かれています。 1. TUNING: チューニングとマイクロチューニング ピッチ管理のための詳細設定を行うセクションです。次の項目が含まれます。 Master Tuning: アンサンブル全体のチューニングを調整します。 Microtuning: 標準的でない音律や、微妙な音程の変化を試せる詳細なオプションです。演奏のリアルさと個性を高めます。 2. ADVANCED: ボイス管理 ...
「Human Touch」について
PolySWAMなら、アンサンブル全体を指先で操れます。Human Touchでは、そのアンサンブルの演奏をどこまで正確に、あるいは意図的に不揃いにするかを決められます。ぴたりと揃ったシャープなセクションから、個性ある奏者が集まった自然なグループまで調整できます。 HUMAN TOUCHグループは、画面下部のConductorにあります(折りたたみ表示)。2つのノブで構成されています。 Pitch: 奏者の音程です。最小値ではすべての楽器が正確にチューニングされ、基準はMaster ...
Conductorモジュール - 高度なエクスプレッションコントロール
Conductorは、PolySWAMのマクロエクスプレッションコントロールの中枢です。GUIのフッターにあり、ハードウェアからのMIDIメッセージ(連続系・トリガー系の両方)を、SWAM音源の内部パラメーターの同時かつ複雑な変化に変換する役割を担います。 Conductorのレイアウト Conductorは、演奏のニーズに合わせたモジュール式の構成を採用しています。 コンパクトビュー: ...
PolySWAMのGUIを理解する
PolySWAMのインターフェイスは、スピードと明快さを重視しており、メニューの中で迷子になることなくアンサンブル全体を管理できます。メイン画面は、上から順に4つのエリアで構成されています。 ヘッダー: プリセット、シーン、ページ切り替え、グローバル機能。 中央ワークスペース: ヘッダーで選択したページ(STAGE、RANGES、MIX、MORE)。 Conductor: リアルタイムのパフォーマンスコントロール。 Actionボタン: プリセットの奏法を切り替える8つのスイッチ。 ヒント: ...
PolySWAMで使えるその他の演奏テクニックとアーティキュレーション
PolySWAMには、固定のアーティキュレーションメニューや、管理の面倒なキースイッチはありません。代わりに、実際のミュージシャンが楽器と対話するように、鍵盤のタッチと表現の意図をオーガニックなアコースティックの挙動に変換します。 アーティキュレーションは「選ぶ」のではなく「演奏する」 エンジンが演奏スタイルをリアルタイムに解釈するため、アンサンブルの演奏を自然に形づくれます。 スタッカートとアクセント: ...
PolySWAMにおけるレガートの仕組み
通常のSWAMソロ音源では、レガートの仕組みはシンプルです。ノートを重ねると自然なポルタメントトランジションがトリガーされ、2つ目のノートのベロシティでその速さが決まります。 一方、PolySWAMはポリフォニック楽器として機能するため、別のアプローチが必要です。ソロのレガート方式をそのまま持ち込むと、メロディックなレガートと同時のコード演奏の区別がつかなくなってしまうからです。 PolySWAMでの動作 PolySWAMは、インテリジェントな解析ウィンドウ(バッファ)で演奏の意図を判別します。 ...
PolySWAMの演奏方法とエクスプレッションコントローラーについて
PolySWAMは、SWAM音源の演奏方法を大きく変えます。気軽に扱えるうえ、Audio Modelingのテクノロジーならではのオーガニックなライブパフォーマンスもそのまま生かせます。 PolySWAMの演奏方法 通常のモノフォニックなSWAM音源とは異なり、PolySWAMはポリフォニック楽器としてそのまま演奏できます。プリセットをロードし、MIDIキーボードに手を置いて、コードやハーモニー、独立したラインを弾くだけです。 Poly ...