PolySWAMにおけるレガートの仕組み

PolySWAMにおけるレガートの仕組み

通常のSWAMソロ音源では、レガートの仕組みはシンプルです。ノートを重ねると自然なポルタメントトランジションがトリガーされ、2つ目のノートのベロシティでその速さが決まります。

一方、PolySWAMはポリフォニック楽器として機能するため、別のアプローチが必要です。ソロのレガート方式をそのまま持ち込むと、メロディックなレガートと同時のコード演奏の区別がつかなくなってしまうからです。


PolySWAMでの動作

PolySWAMは、インテリジェントな解析ウィンドウ(バッファ)で演奏の意図を判別します。

レガートウィンドウ: 新しいノートが始まると、エンジンはメロディを継続しているのかを解析します。現在のノートを離してから、あるいは重ねながら、特定の短い時間内に次のノートを弾くと、エンジンはレガート奏法と認識し、シームレスなトランジションを実行します。

ポリフォニックモード: 次のノートがこのウィンドウの外で発生した場合、システムはコードまたは新しい音楽的イベントと解釈し、ポリフォニーを維持します。

この仕組みにより、音楽的な反応のよさと、アンサンブル全体をリアルタイムにオーケストレーションするためのインテリジェンスを両立させています。


自然なフィールのためのヒント

PolySWAMは演奏を解釈して動作するため、弾き方をいろいろ試してみることをおすすめします。エンジンの「聴き取り」の挙動に慣れるほど、アーティキュレーションを正確にコントロールできるようになります。


フィールのカスタマイズ: Poly & Legato Analysis

このコントロールで、解析ウィンドウの長さを自分の演奏スタイルに合わせて調整できます。

  • タイトな設定: より速いレスポンス。歯切れの良いリズミックな演奏に最適です。
  • ワイドな設定: レガートがトリガーされやすくなります。重ね方があまり正確でない場合に特に有効です。

トレードオフについて: ウィンドウを長くするとレガートは実現しやすくなりますが、解析時間も増えます。レスポンスと滑らかさの間で、自分に合ったバランスを見つけることが大切です。


参照元情報:How is legato executed in PolySWAM?
https://kb.audiomodeling.com/support/solutions/articles/206000082862