2024年11月14日、SonarworksからApolo Xシリーズでご利用の場合にUAD Console上でSoundID Referenceでの補正情報が使用できるアドオンが発売開始となりました。 2024年10月8日から12月31日の間にApollo X Gen 2 インターフェイスを 購入した場合、Universal Audio 社より Apollo Monitor Correction Add-on ライセンスが無料で提供されます。
このページでは、Apollo Monitor Correction powered by Sonarworks®の導入手順について解説を行います。
ご利用に必要な製品・環境について
オーディオインターフェイス
Apollo Monitor Correction に対応したオーディオインターフェイスは、以下の通りとなります。
- Apollo Twin X DUO & QUAD
- Apollo Twin X USB
- Apollo x4
- Apollo x6
- Apollo x8
- Apollo x8p
- Apollo x16
- Apollo Twin X DUO & QUAD Gen 2
- Apollo x4 Gen 2
- Apollo x6 Gen 2
- Apollo x8 Gen 2
- Apollo x8p Gen 2
- Apollo x16 Gen 2
Apollo Monitor Correction は"Apollo Solo"には対応しておりません。
製品ライセンス・ソフトウェア
- UAD Software v11.5.1 以降
- UAD Console v1.2.1 以降
- 製品ライセンス: "Apollo Monitor Correction Add-on"
- SoundID Reference製品ライセンス
- for Headophones ライセンスの場合、ヘッドフォンへのプロファイル適用のみ実行可能となります
- for Speakers and Headphones ライセンスの場合、ヘッドフォン出力とスピーカー出力(ステレオもしくはサブウーファーを使用した2.1ch)での設定のみ可能となります。
- for Multichannel ライセンスの場合、ヘッドフォン出力とスピーカー出力 (ステレオおよびマルチチャンネルフォーマット)でのプロファイルが設定可能となります。
- macOS Big Sur 以降 / Windows 10 or 11
製品のインストール、アクティベートについて
1. UAD Softwareおよび UAD Console のアップデート
まず最初に、UAD Softwareおよび UAD Console を対象バージョン以上へアップデートを行います。
アップデート手順はUniversal Audio社に記載の手順に沿ってご対応ください。
UA Connect
Download Apollo & UAD-2 Software
2. Sound ID Reference のインストール・アクティベート
Apollo Monitor Correction のご利用にはSoundID Referenceの製品ライセンスが必要となるため、まずSoundID Referenceソフトウェアのインストールを行います。
インストール後に改めてsonarworks社マイページへ進み、アドオンライセンスを追加します
"SoundID Reference for Multichannel | with add-ons"へ進み、"Activate trial on this device"をクリックします
"Apollo Monitor Correction Add-on | 14-Day Trial"へ進み、"Activate trial on this device"をクリックします
1. Register Product からAdd-on のシリアルナンバーを登録します。
2. マイページに"Apollo Monitor Correction Add-on"が表示されることを確認したら、"Activate on this device"をクリックします
ライセンスのをアクティベートを実行するとSoundID Reference のアプリケーションの起動を求められるため、こちらをクリックします
アプリケーション起動後、設定メニュー > "License & version info" からアクティベーションが完了しているかを必ずご確認ください。
Apollo Monitor Correction への適用・ご利用方法
UAD Console v1.2.1 にて、モニターセクションの上部に"MONITOR CORRECTION"セクションが追加となりました。
Apollo Monitor Correction を使用する際にはこちらの"HEADPHONES"および"MAIN MON"をクリックしてウィンドウを開きます。
アドオンライセンスがアクティベートされていない場合は、Trialライセンスの使用開始を求める表示が行われるため、ご注意ください。
1. Monitor Correction 適用先を指定
Monitor Correctionを使用したセクションのウィンドウを開きます
初期設定ではプロファイルが設定されていないため、 CALIBRATION PROFILE > OPEN SoundID よりSoundID Referenceアプリケーションを開いてください
2. 出力チャンネルにプロファイルを指定
Apollo Monitor Correction ライセンスが有効な状態で対応Apolloインターフェイスを接続すると、通有情のプリセットとは別にApolloインターフェイスが表示されます。
画像では、Apollo X4 (Gen1)を使用しています。 プロファイルを指定したいチャンネルを選択し、まずは通常のご利用方法と同様にプロファイルを選択してください。このページでは、Headphones
セクションへプロファイル"Focal Clear MG Professional Wired Average"を適用します。
スピーカーへプロファイルを設定する場合、事前にプロファイルを測定し保存しておく必要があります。手順については、下記ページを参照してください
プロファイルの選択後に"Apply profile to Apollo X"をクリックすることで、Monitor Correctionへ設定されたプロファイルが適用されます。
"Profile applied succesfully"と表示されるまでそのままお待ちください。
適用が完了すると、UAD Console内のMONITOR CORRECTIONにてプロファイルの補正カーブが表示されます。
"ENABLE"をクリックすることで、補正が適用された状態で音声が出力されます。
充分なヘッドルームを確保する"-5.2dB SAFE HEADROOM"やバイパス機能(ともにHEADPHONESのみ)と合わせてご利用ください。
参照ページ:
SoundID Reference now integrates with Universal Audio Apollo X interfaces, offering a seamless user experience. - Sonarworks Blog
FAQ: Apollo Monitor Correction powered by Sonarworks®
FAQ: How To Start a Realtime Apollo Monitor Correction Trial and Activate SoundID Licenses