Apple Silicon Mac で SoundGrid アプリとドライバーを設定する方法
はじめに: macOS Ventura 以降の環境でご利用のお客様へ

Mac OS Ventura でのアップデートによりmacOS内のネットワーク タイミングと優先度インフラストラクチャにいくつかの変更が導入され、それらがSoundGrid ドライバーのパフォーマンスに影響を及ぼしています。
その結果、SoundGridドライバを使用して Apple コンピューターで録音または再生すると、断続的にオーディオがドロップアウトするケースが確認されています。Apple と Waves は協力してこの問題の解決に取り組んでいますが、解決するまでは、SoundGrid ドライバーを使用して録音および再生する場合は Windows コンピューターを使用することをお勧めします。
なお、Apple Silicon Mac 上で SuperRack SoundGrid や eMotion LV1 などの SoundGrid アプリケーションを実行することは問題ありません。
SoundGridアプリケーションのサポート・更新
SoundGridアプリケーションおよび オーディオドライバに対する Apple Silicon環境のサポートは、これらの製品のV13アプリケーションにて導入されました。
バグ修正と改善に加えて、以降のバージョンには Apple Silicon Mac の Apple セキュリティ要件に準拠するための、MacOS 上の SoundGrid ドライバの重要な更新が含まれています。
ドライバのみを更新する場合
Apple Silicon Macで SoundGridドライバのみが必要な場合は、次の手順に従ってください。
- Waves Centralにアクセスし、アカウントにログインします
- "Install Products"ページに移動し、"ALL PRODUCTS"タブを選択します。
- 検索バーをクリックして「ASIO」と入力し、"SoundGrid Vx ASIO / Core Audio Rec/PB Driver"のインストールを選択します。
アプリケーションを更新する場合
Waves SoundGridアプリケーションをインストールする必要がある場合は、アプリケーションのライセンスバージョンに応じて下記手順に従ってください。
- Waves Centralにアクセスし、アカウントにログインします
- "Install Products"ページに移動し、"MY PRODUCTS"タブを選択します。
- アプリケーションのバージョンを確認の上、更新を行う製品のインストールを選択します。
- 旧バージョンのアプリケーションのインストールについては、オフラインインストールをご利用ください。
Apple Silicon MacにおけるSoundGridドライバの仕様について
V14 以降のSoundGridドライバは、「User mode」と「Kernel Mode」の両方で動作します。
どちらで動作するかはコンピュータのセキュリティ ポリシー設定によって異なりますが、「User mode」で動作させる場合に限りApple Silicon Mac ではコンピュータのセキュリティを低下させる必要がなくなりました。
ただし コンピュータのセキュリティ ポリシーがすでに削減されている場合において、SoundGrid ドライバは原則として「Kernel Mode」で動作することをご留意ください。
ただし、Apple Silicon Mac で SoundGridドライバを「User mode」で使用している場合、メディアプレーヤーまたはブラウザー(YouTube、Spotifyなど)からDAW を使用せずに直接SoundGridネットワークへ 96kHz でオーディオをストリーミングすると、オーディオがドロップしたりエラーが発生したりする可能性があります。
この症状を回避するには下記ページなどを参考にセキュリティ ポリシーを緩和し、SoundGridドライバを「Kernel Mode」で使用してください。
現在アクティブなモードを確認する方法
ドライバーがユーザー モードで実行されている場合、SoundGrid Driver Control Panelの下部にあるバージョン番号に小文字の「u」が追加されます。
参考元記事:
How to Set up SoundGrid Apps and Driver on Apple Silicon Macs
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