Apple Silicon MacへのApogee ControlおよびSymphony Controlのインストール方法

Apple Silicon MacへのApogee ControlおよびSymphony Controlのインストール方法

以下の手順は、Apple Silicon Macでのみ必要です。Intel Macでは行う必要はありません。

Apogee ControlおよびSymphony Controlのアップデートにより、Apple Silicon チップが搭載されたMac PCでもApogee社のThunderboltインターフェースが利用可能となりました。メーカーページより最新のインストーラを請求し、ドライバーをダウンロードしてご利用ください。


なお、Apple Siliconではセキュリティが強化されており、ユーザーはデフォルトでApple以外のドライバ(カーネル拡張)をインストールできません。
Apogee社製品を含むサードパーティ製のドライバーをインストールするには、インストーラーを実行する前に次の手順を実行する必要があります。
Apple Silicon Macモデルのセキュリティ設定の詳細については、こちらのAppleの記事を参照してください。


macOSのセキュリティポリシーへのアクセス方法

macOS Monterey 以降の場合

  1. Apple Siliconベースのシステムの電源を切ります。
  2. 電源ボタンを押したままにして、コンピューターの電源をリカバリモードでオンにします。この際、「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで電源ボタンを押したままにしてください。
  3. 「オプション」をクリックしてから、「続ける」をクリックします。
  4. 起動ディスク(一般に「MacintoshHD」と表示されます)を選択してから「次へ」をクリックします。macOS Montereyの場合、このステップは省略されます。
  5. 管理者アカウントを選択して「次へ」をクリックし、管理者アカウントのパスワードを入力し「続ける」をクリックします。
  6. 「復旧」アプリケーションで、「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」と選択します。
  7. 使用するシステムを選択して、セキュリティポリシーを設定します。ディスクがFileVaultで暗号化されている場合は「ロックを解除」をクリックし、パスワードを入力してから「ロックを解除」をクリックします。
  8. 「セキュリティポリシー」をクリックします。

macOS Big Sur の場合

  1. Apple Siliconベースのシステムの電源を切ります。
  2. 電源ボタンを押したままにして、コンピューターの電源をリカバリモードでオンにします。この際、「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで電源ボタンを押したままにしてください。
  3. 「オプション」をクリックしてから、「続ける」を選択します。管理者アカウントのパスワードを求められた場合は入力してください。
  4. 使用する起動ディスク(一般に「MacintoshHD」と表示されます)を選択します。
  5. 画面の上部に、Appleロゴが入ったタスクバーが表示されます。macOS 復旧から「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」を選択します。ディスクがFileVaultで暗号化されている場合は「ロックを解除」をクリックし、パスワードを入力してから「ロックを解除」をクリックします。
  6. 「セキュリティポリシー」をクリックします。

セキュリティポリシーを開いたら、以下手順にて設定を変更してください。
  1. "完全なセキュリティ"から"低セキュリティ"へ変更します。
  2. 「確認済みの開発元から提供されたカーネル機能拡張のユーザ管理を許可」チェックボックスを選択して、従来通りのサードパーティ製カーネル機能拡張(ドライバ)を使用するソフトウェアのインストールを許可します。
  3. 「カーネル機能拡張と自動ソフトウェア・アップデートのリモート管理を許可」チェックボックスを選択すると、MDMソリューションを使用してドライバとソフトウェア・アップデートをリモート管理できるように設定できます。
  4. 「OK」を選択後に左上隅にあるAppleロゴをクリックし、「再起動」を選択してMacへ変更内容を適用します。

コンピューターが通常どおりに起動したら、ダウンロードしておいたインストーラーを実行してください。
ただし、インストーラーの途中で拡張機能のロードを「許可」するプロンプトが表示されます。MacOS 10.13 High Sierra 以降はOSのセキュリティ機能によりインストールされたアプリケーションをブロックする場合があるので、別下記ページを参考に対応を進めてください。


インストールが完了したら、最後にコンピューターを再起動してプロセスを完了します。
セキュリティレベルを元通りにすると改めてドライバ(カーネル拡張)がブロックされてしまうため、こちらは"完全なセキュリティ"に戻さずそのままお使いください。

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