SampleGrabberがPure Analyzer / Studio Session Analyzerに表示されない、音が入力されない

SampleGrabberがPure Analyzer / Studio Session Analyzerに表示されない、音が入力されない

SampleGrabberプラグインのインスタンスがPure Analyzer / Studio Session AnalyzerのSource項目に表示されない、または表示されても信号がAnalyzerアプリケーションに入力されない場合は、プラグインとAnalyzerアプリケーションの間のネットワークの問題が考慮されます。下記についてご確認ください。

SampleGrabberがAnalyzerアプリケーションのSourceに表示されない (Windows のみ)

はじめに、DAWで対象の素材のトラックにSampleGrabberをインサートし、トラックが適正に再生されることをご確認ください。SampleGrabberはAnalyzerアプリケーションより以前にオーディオ処理を行う必要があるためです。

 トラックが適正に再生されるにも関わらずSourceにSampleGrabberが表示されない場合、ネットワーク・フレームワークに使用しているApple Bonjourが適正に動作できず、SampleGrabberとAnalyzerのコミュニケーションおよびネットワーク上での検出が自動で行えない状態が発生している可能性があります。
その際は、下記手順でApple Bonjourの修正をお試しください。

  1. 全てのアプリケーションを終了します。
  2. Windowsのコントロールパネルを開きます。
  3. プログラムの追加・削除からFlux:: CenterおよびApple Bonjour Framework をアンインストールします。
  4. こちらのページより、再度最新のFlux:: Centerをダウンロード、インストールします。この時Apple Bonjour Frameworkのインストールを同時に行う確認画面が表示されるので、画面に沿ってインストールを完了の上、Flux:: Centerのインストールを実行します。
  5. 完了後、コンピューターを再起動してAnalyzerアプリケーションのSource表示をご確認ください。

SampleGrabberからの信号がAnalyzerアプリケーションに入力されない (Windows / macOS)

バージョンナンバーの確認

AnalyzerアプリケーションとSampleGrabberプラグインのバージョンが一致していることを下記をご参考の上、各インターフェイス画面にてご確認ください。もし一致しない場合は、Flux:: Centerよりそれぞれ最新バージョンを再インストールし、同じバージョンであることをご確認ください。

バージョンナンバーは、SampleGrabberプラグインの画面上の歯車アイコンをクリックすると表示されます。Analyzerアプリケーションでは、バージョンナンバーはウィンドウ上部タイトル枠部分に表示されます。

ネットワーク設定

AnalyzerアプリケーションとSampleGrabberプラグインはネットワークを介して信号をやりとりするため、両者は同じネットワーク内で動作する必要があります。Windowsであればコントロールパネル>ネットワークとインターネット接続にて、両方のソフトウェアがDHCPまたは固定IPで設定された同じIPネットワーク上にあることをご確認ください。また、複数のネットワークアダプターが存在することにより、ネットワークのコンフリクトにより動作が阻害される場合もあるため、可能であれば他のアダプタを一時的に無効にするなど、使用するネットワークアダプタを一つに制限した状態でAnalyzerアプリケーションとSampleGrabberプラグインの動作をご確認ください。

ファイアウォール設定

AnalyzerアプリケーションとSampleGrabberプラグインをインサートしたDAWアプリケーションが、ファイアウォール設定によりポートの制限を受けていないか、ご確認ください。特にUDPアクセスのポート 46000から46064について、両アプリケーションのアクセスが認証されている必要があります。もし可能であればファイアウォール設定を一時的に無効にした状態でAnalyzerアプリケーションとSampleGrabberプラグインおよびDAWアプリケーションの動作をお試しください。
    • Related Articles

    • Lewittマイク:音が入力されない

      こちらはLewitt マイク製品に音が入力されない場合の対処法です。 1.マイクとケーブル、ミキサーやオーディオインターフェースが正しく接続されているか確認してください。 2.ミキサー側の設定が他のマイクや機器等で正しく動作する設定になっているか確認してください。 ケーブルの故障や、ミキサーなどの音声を受ける側の故障の可能性もございます。 セッティングされた機材の中でLewittマイクのみを変更すると問題無く動作するようでしたら下記にお進みください。 ...
    • iZotope製品:StudioOne 6でiZotopeプラグインをインサートすると音が入力されない・・・

      StudioOne 6でiZotopeプラグインをインサートすると音が入力されない・・・ 現在確認されている問題で、StudioOne 6にてオーディオトラックにiZotopeのAUプラグインを インサートすると音を再生していてもプラグインに入力されない問題が確認されております。 この問題が発生した場合は、AUプラグインではなくVST3プラグインをご利用ください。 次期バージョンのStudioOneにて解消されることが確認されております。
    • SampleGrabberと Pure Analyzer / Studio Session Analyzerの接続が行えない

      Pure AnalyzerまたはStudio Session AnalyzerアプリケーションのソースメニューにSampleGrabberプラグインのインスタンスが表示されていない場合や、AnalyzerアプリケーションでSampleGrabberプラグインからの信号が入力されていない場合は、プラグインとAnalyzerアプリケーション間のネットワーク通信に問題がある可能性があります。 トラブルシューティング ...
    • Flux:: Studio Session Packプラグインが読み込まれない ライセンスエラーが発生する

      Studio Session Packをインストール、アクティベーションする際、iLok License Managerでのアクティベーション後もライセンスが見つからないなどのエラーによりプラグインが読み込まれない場合があります。 Studio Session Packは、専用のプラグインおよびアナライザーをインストールする必要があり、通常版のプラグインが重複してインストールされた場合など、Studio Session ...
    • ROLI Studio Player、ROLI Studio Drums 最新アップデート情報

      ROLI Studio Player、ROLI Studio Drumsの最新アップデート情報です。 ROLI Studio Player、ROLI Studio Drums v1.3.0 ROLI Studio Player、ROLI Studio Drums v1.3.0がリリースされました。両アプリケーションともARMベースのM1 Macをネイティブ・サポート、さらにROLI Studio PlayerはEquator2エンジンを統合、完全にサポートしました。 ...