Massive XLは、柔軟なアーキテクチャと高度なモジュレーターにより、モジュレーションを重視した設計になっています。
モジュレーションは、時間の経過とともにコントロールを変化させることで、サウンドに動きを加えます。この動きは、アンプリチュード、つまり音量レベルの輪郭から音色の質感に至るまで、演奏するサウンドのキャラクターと表現を決定づけます。パッチ内のコントロールにモジュレーションを適用すると、それらのコントロールはモジュレーション信号の形状に従って値を変化させます。
Massive XLは、柔軟なモジュレーターと直感的なモジュレーションアサインのシステムを組み合わせることで、モジュレーションという概念を重視しています。モジュレーターはドラッグ&ドロップで任意の数のコントロールにアサインでき、モジュレーションアサインはユーザーインターフェース上に直接表示されます。コントロールの横にある色分けされたリングやラインは、使用されているモジュレーターの種類だけでなく、コントロールに適用されているモジュレーション量も示します。
| ℹ️ |
モジュレーションの編集はMassive XL Playerでは使用できません。 |
Massive XLでモジュレーションに使用する要素とコントロールは次のとおりです。
モジュレーション量:モジュレーターからパラメーターに適用されるモジュレーション量を調整します。モジュレーション量は、コントロールの横にある色分けされたリングまたはラインで表されます。動作中のモジュレーションは、コントロールの内側にグレーのリングまたはラインとしてリアルタイムで表示されます。詳しくはモジュレーションのアサインを参照してください。
モジュレーションスロット:コントロールにモジュレーターをアサインし、モジュレーションスロットを上下にクリック&ドラッグしてモジュレーション量を調整できます。モジュレーションスロットは、コントロールにマウスを重ねると表示されます。右クリックするとコンテキストメニューが開き、モジュレーションアサインを削除できます。詳しくはモジュレーションのアサインを参照してください。
サイドチェインモジュレーション量:サイドチェインモジュレーションスロットから、対応するモジュレーションスロットに適用されるサイドチェインモジュレーションの量を調整します。モジュレーションスロットは、コントロールにマウスを重ねると表示されます。詳しくはサイドチェインモジュレーションを参照してください。
サイドチェインモジュレーションスロット:サイドチェインモジュレーション用のモジュレーターをアサインできます。サイドチェインモジュレーションは、他のモジュレーションスロットに適用されるモジュレーションの強さを変化させます。サイドチェインモジュレーションスロットは、通常のモジュレーションスロットと同じように使うこともできます。詳しくはサイドチェインモジュレーションを参照してください。
ナビゲーションバー:すべてのモジュレーターにアクセスし、アサインできます。モジュレーターのラベルをクリックするとエディターで表示・編集でき、Modulation Overviewを使うとすべてのモジュレーションアサインをひと目で確認できます。右クリックするとコンテキストメニューが開き、モジュレーターのすべてのアサインをミュートまたは削除できます。詳しくはナビゲーションバーのモジュレーターを参照してください。
Modulatorメニュー:使用可能な4種類のモジュレーター、つまりModulation Envelope、Exciter Envelope、Switcher LFO、Random LFOから選択します。詳しくはモジュレーターを参照してください。
| 💡 |
モジュレーションアサインは、コントロール、モジュレーターのターゲットアイコン、Modulation Overviewにマウスを重ねることで、個別に、モジュレーターごとに、またはすべてを一度に表示できます。詳しくはモジュレーションアサインの表示を参照してください。 |
Massive XLには、サウンドに動きを加えるための包括的なモジュレーターが用意されています。
すべてのモジュレーターは、ナビゲーションバーからアサインおよびアクセスできます。
モジュレーションアサイン:ドラッグ&ドロップで、または先にターゲットアイコンをクリックしてからコントロールかモジュレーションスロットをクリックして、モジュレーターをコントロールにアサインできます。ターゲットアイコンにマウスを重ねると、そのモジュレーターのすべてのモジュレーションアサインが表示されます。詳しくはモジュレーションのアサインを参照してください。
モジュレーター:モジュレーターには、Modulation Envelope、フィジカルモデリング用のExciter Envelope、周期的なモジュレーション用のSwitcher LFO、ランダムなモジュレーション用のRandom LFOがあります。Env 1はAmplifierのレベルを制御し、他のモジュレーターはすべて自由に設定できます。詳しくはモジュレーターを参照してください。
Performer:Performerは、モジュレーション専用のシーケンサーです。コントロールに複雑でリズミカルな動きを柔軟に加えることができます。詳しくはPerformerを参照してください。
Tracker:Trackerは、高度なキーボードトラッキングを実現します。MIDIノートデータを任意のコントロールにアサインできるモジュレーションに変換し、受信したMIDIに対するサウンドの反応を細かく定義できます。詳しくはTrackerを参照してください。
Voice Randomization:Voice Randomizationを使うと、サウンドに擬似ランダムな変化を加えることができ、チューニングのわずかな違いからボイス間の劇的な変化まで、さまざまな結果が得られます。詳しくはVoice Randomizationを参照してください。
Modulation Overview:Modulation Overviewアイコンにマウスを重ねると、すべてのモジュレーターのすべてのモジュレーションアサインが一度に表示されます。詳しくはモジュレーションアサインの表示を参照してください。
各モジュレーターが生成するモジュレーションは、ナビゲーションバーの小型スコープで確認できます。スコープは、動作中のモジュールのコントロールにアサインされているすべてのモジュレーターについて、ノートを弾いている間表示されます。スコープはリアルタイムの表示で、モジュレーションのレートと形状を表します。
エンベロープやLFOの効果を聞くには、まずモジュレートしたいコントロールのモジュレーションスロットにアサインする必要があります。モジュレーターは複数のコントロールに同時にアサインできます。既存のモジュレーションアサインの管理については、モジュレーションの置き換え、解除、ミュートを参照してください。
モジュレーターをコントロールにアサインするには:
モジュレーターのターゲットアイコンをモジュレーションスロットにドラッグ&ドロップします。モジュレーションスロットは、コントロールにマウスを重ねると表示されます。または、先にターゲットアイコンをクリックしてからモジュレーションスロットをクリックしてアサインすることもできます。コントロールそのものをターゲットにすることもでき、その場合は次に空いているモジュレーションスロットにモジュレーターがアサインされます。
モジュレーションスロットを上下にクリック&ドラッグして、コントロールに適用するモジュレーション量を増やします。上にドラッグすると正(非反転)のモジュレーションが、下にドラッグすると負(反転)のモジュレーションが適用されます。
モジュレーターがアサインされ、コントロールをモジュレートします。
| 💡 |
モジュレーションスロットをダブルクリックすると、モジュレーション量を最大に設定するか、ゼロにリセットできます。 |
モジュレーションアサインは、個別に、モジュレーターごとに、またはすべてを一度に表示できます。どのモジュレーションアサインも、常にコントロールの横にある色分けされたリングまたはラインで表されます。動作中のモジュレーションは、コントロールの内側にグレーのリングまたはラインとしてリアルタイムで表示されます。
1つのコントロールに適用されている既存のモジュレーションアサインを、モジュレーターの略称やサイドチェインモジュレーション量も含めて表示するには:
コントロールにマウスを重ねて、モジュレーションスロットを表示します。
特定のモジュレーターのすべてのモジュレーションアサインの概要を表示するには:
ナビゲーションバーでモジュレーターのターゲットアイコンにマウスを重ねます。
すべてのモジュレーターのすべてのモジュレーションアサインの概要を一度に表示するには:
ナビゲーションバーでModulation Overviewアイコンにマウスを重ねます。
| ℹ️ |
動作中のモジュールのコントロールにモジュレーターがアサインされている場合、そのモジュレーターが生成するモジュレーションは、ノートを弾いている間、ナビゲーションバーの小型スコープで視覚的に表示されます。スコープはリアルタイムの表示で、モジュレーションのレートと形状を表します。 |
モジュレーションアサインは、個別に置き換えたり解除したりできるほか、モジュレーターごとにまとめて解除したりミュートしたりできます。モジュレーションアサインを置き換えたり解除したりしても、元のモジュレーション量は保持されます。アサインのミュートは、モジュレーションのありとなしをすばやく比較したいときに便利です。
モジュレーションアサインを別のモジュレーターに置き換えるには:
新しいモジュレーターを、すでにアサインされているモジュレーションスロットにドラッグ&ドロップします。モジュレーションスロットは、コントロールにマウスを重ねると表示されます。または、先にモジュレーターのターゲットアイコンをクリックしてからモジュレーションスロットをクリックすることもできます。
モジュレーションアサインを解除するには:
コントロールにマウスを重ねて、モジュレーションスロットを表示します。
モジュレーションスロットを右クリックします。
Deleteを選択します。
モジュレーターのすべてのモジュレーションアサインを解除するには:
ナビゲーションバーでモジュレーター名を右クリックします。
Remove all assignmentsを選択します。
モジュレーターのすべてのモジュレーションアサインをミュートするには:
ナビゲーションバーでモジュレーター名を右クリックします。
Mute all assignmentsを選択します。
モジュレーションアサインがミュートされます。同じコンテキストメニューを使ってミュートを解除できます。
サイドチェインモジュレーションを使うと、他のモジュレーションアサインのモジュレーション量、つまり強さに動きを加えることができます。コントロールそのものをモジュレートするのではなく、コントロールに適用されるモジュレーションの強さを変化させます。
サイドチェインモジュレーションは、専用のモジュレーションスロットと量のコントロールを使って設定します。
サイドチェインモジュレーションスロット:サイドチェインモジュレーション用のモジュレーターをアサインできます。サイドチェインモジュレーションは、左右のモジュレーションスロットに適用できます。通常のモジュレーションスロットと同じように、コントロールに直接モジュレーションを適用することにも使えます。モジュレーションスロットは、コントロールにマウスを重ねると表示されます。
サイドチェインモジュレーション量:サイドチェインモジュレーションスロットから、対応するモジュレーションスロットに適用されるサイドチェインモジュレーションの量を調整します。モジュレーションスロットは、コントロールにマウスを重ねると表示されます。
| 💡 |
技術的には、モジュレーションスロットにアサインされたモジュレーターが生成する信号に、対応するサイドチェインモジュレーションスロットにアサインされたモジュレーターが生成する信号が、サイドチェインモジュレーション量のコントロールで設定した係数で乗算されます。 |
参照元情報:Modulation
https://docs.native-instruments.com/online-guides/massive-xl-user-guide/en/modulation