ここでは、OBS StudioでVST』を使えるはずのiZotope RXプラグインが、一覧に出てこないというトラブルについて解説します。
OBS Studioで「VST」は使えない?
OBS StudioでVSTプラグインを使用する際に障壁となるのが、OBS StudioがサポートするフォーマットはVST2.4までという点です。このため、OBS Studioでは、VST3プラグインをそのまま使用することができません。
ただし、OBS StudioでRXをはじめとするVST3プラグインを使用する方法があります。以下にその手順をご紹介します。
StudioVerse Audio Effects for OBS
Waves社から無償で提供されている「StudioVerse Audio Effects for OBS」を利用することで、本来OBSが対応しない、VST3プラグインを読み込むことができるようになります。
本来、StudioVerse Audio Effectsは、Wavesプラグインを内部で組み合わせて起動するための、「シェルプラグイン」ですが、他社製のVST3プラグインを読み込む機能も備えています。この機能を利用することで、iZotope RXをはじめとするVST3プラグインをOBS Studio上で起動できます。
StudioVerse Audio Effects for OBSは、Waves製品をお持ちでない方でもご利用いただけます。現在無償で配布されているFree Plugin Packを登録・インストールする、またはWaves Centralから個別にインストールすることも可能です。
ご利用にあたっての注意:
- StudioVerse Audio Effects for OBSはステレオ専用プラグインです。モノラル/モノ-ステレオ専用のプラグインはご利用いただけません。
- StudioVerse Audio Effects for OBSは、Apple Silicon用のOBS Studioではご利用いただけません。Windows環境、またはIntel Mac用アプリケーションでご利用ください。
1. StudioVerse Audio Effects for OBS のインストール
StudioVerse Audio Effectsのご利用にはWavesアカウントの作成とWaves Centralのインストールが必要です。下記手順で、アカウントの作成方法、インストールをお進めください。
Waves アカウント作成とWaves Centralのインストール
StudioVerse Audio Effects for OBSのご利用にはWavesアカウントの作成とWaves Centralのインストールが必要です。アカウントをお持ちでない場合は下記ページを参考にアカウントを作成後続く手順にお進みください。
アカウントを作成後、下記ページよりWaves Centralをダウンロード、インストールします。
StudioVerse Audio Effects for OBSのインストール
1. Waves Centralを起動し、ログインします。
2. Install Productsページに移動し、All Productsタブをクリックします。
V15以降プラグイン:
3. 上部の検索バーで「StudioVerse」と入力します。
4. リストから「StudioVerse Audio Effects」を選択し、右下「Install」をクリックします。
V14以前のプラグイン
3. 上部の検索バーで「StudioRack」と入力します。
4. リストから「StudioRack」を選択し、右下「Install」をクリックします。
Waves Creative Accessをご利用の場合
Waves Creative Accessにサインアップしている場合、StudioVerse Audio Effects for OBSは他のプラグインと一緒にインストールされます。Plugin SubscriptionsのタブからUltimateまたはEssentialを選択してインストールしてください。
5. インストールが完了したら、Waves Centralを終了します。
OBS Studio 音声ミキサーでStudioVerse Audio Effects (StudioRack) for OBSを起動する
1. OBS Studioを起動します。
2. 音声ミキサーにアクセスし、プラグインを使用したいオーディオチャンネル横の3点アイコンをクリックします。フィルタを選択し、左下の "+"アイコンをクリックします。
3. VST 2.xプラグインを選択します。
4. フィルタに名前を付けます(「StudioVerse Audio Effects」という名称をお勧めします)。
5. VST 2.xプラグインメニューで「Waves StudioRack for OBS」を選択し、「アクティブな時にインターフェイスを開く」チェックボックスをオンにし、OKをクリックし、「プラグインインターフェイスを開く」をクリックします。*StudioVerse Audio Effects をインストールしている場合も、プラグイン名が「Waves StudioRack for OBS」と表示されるためご注意ください。
設定完了後、OBS Studioの音声フィルタ>VST 2.xプラグインに「Waves StudioRack for OBS」が出てきたら準備完了です。
VST3プラグイン(iZotope RX ほか)を起動する
「Waves StudioRack for OBS」のプラグインスロットをクリックし、VST3プラグインの項目からRXプラグインを選択すると、起動することができます。VST2のプラグイン内でVST3プラグインを起動するという少々変わった構成ですが、問題なく動作します(バージョンやプラグインによっては読み込めない場合もありますので、その際はトライアルアンドエラーでお試しください)。
同様の手順で、iZotope RX以外のVST3プラグインも読み込んでご利用いただけます。配信のノイズ処理や音声補正など、用途に合わせてお好みのプラグインをお試しください。

StudioVerse Audio Effectsでは、最大8個のプラグインをインサートできます。複数のプラグインを組み合わせて使用したい場合は、いずれかのインサートスロットの「+」をクリックしてプラグインを追加してください。
参照元情報:VSTフォーマットについてのややこしいあれこれと、前置きの長いOBS StudioでRXを使うためのチュートリアル
https://note.com/minetjp/n/nf7792f500c5d