このユーザーガイドセクションは、MiRA Live バージョンの「System Tuning」レイアウトに完全に特化しています。
これらのレイアウトでは、オーディオシステム、より具体的には線形時不変(LTI)(※1)のシステムを解析するマルチチャンネルの「FFT」アナライザーにアクセスできます。1つのチャンネルがリファレンスとして機能し、他のチャンネルがそれと比較されます。
ライブシステムチューニングでは、通常ピンクノイズや対数スイープなどの既知の信号でサウンドシステムを励振します。リファレンスはその信号自体で、他のチャンネルは測定したい会場に置いた異なるマイクからの入力を受け取ります。マルチチャンネル FFT は、各チャンネルの伝達関数とインパルス応答を提供します。
伝達関数は2つの重要な情報を提供します。
インパルス応答は、システムが理想的なインパルス(スパイク信号)にどう反応するかを表します。理想的なインパルスはディラックインパルスとも呼ばれます。この表現により、異なる信号の到達時間を視覚化できます。
以下のセクションでは、最高の結果を得るためのセットアップ方法を詳しく説明します。作業を整理するためにセッションシステムの振る舞いと、IO がこの特定のレイアウトとどう関連するかを説明します。次に、レイアウトで使用される2つの主要なスコープ、伝達関数とインパルス応答について説明します。そして、ユーザーインターフェースの構造と、このシステムチューニングページで効率的に作業する方法も説明します。
※1:線形時不変システムは2つの基準を満たす必要があります。信号 x と y の処理がそれぞれの個別処理の和と同じであること(線形性)、およびある時点の信号の処理が常に同じ出力を生むこと(時不変性)です。部屋、リバーブユニット、スピーカーは一般に線形に機能しますが、コンプレッサー、ディストーション、リミターはそうではありません。コーラス、トレモロ、ビブラート、モジュレーション効果は時不変ではありません。
参照元情報:System Measurement – FLUX:: MiRA User Guide
https://doc.flux.audio/mira/System_Measurement.html