APBドライバはmacOSにカーネル拡張としてインストールされているため、こちらのファイルが破損するなど動作不具合が発生した場合に本体が認識されず本体LEDが赤や黄色のまま点滅する状態となる場合がございます。
こういった場合は、APBドライバの再インストールをお試しください。
APBドライバのアンインストールと再インストール
1. Finderウィンドウを開き、コンピュータの起動ディスク(Macintosh HD)を開きます
2. 起動ディスク(Macintosh HD)直下の下記フォルダにあるMcDSP_APB.kextファイルを削除してください
※ユーザーフォルダ配下のものではなく、起動ディスク直下にあるライブラリへアクセスしてご確認ください
MacOS: Macintosh HD/Library/Extensions/McDSP_APB.kext
3. ファイル削除後にごみ箱を空にし、コンピュータを再起動します。
※再起動によりシステムファイルの更新が行われます。そのため、必ず再起動を必ず行ってください
4. メーカーページより最新のAPBドライバをダウンロードし、再インストールします
5. 再起動後、「セキュリティとプライバシー」ウィンドウを開き、McDSPやその他のソフトウェアの実行を許可して動作をご確認ください
これにより、APBドライバの完全な再インストールが完了します。
この状態でも解消されない場合はカーネル拡張に関するキャッシュファイルの破損の可能性もありますので、下記を追加でお試しください。
カーネル拡張のキャッシュクリア
1. コンピュータを一度終了し、リカバリモードへ移行します
Intel Macの場合: コンピューターが完全に終了した後、Command+Rを押しながら起動します
Apple Silicon Macの場合: システムボリュームと「オプション」ボタンが表示されるまで、Macの電源ボタンを押したままにします
2. リカバリモードで起動したらユーティリティ > ターミナル からターミナルを起動し、下記3つのコマンドを実行します
kextcache -clear-staging
kextcache -i /Volumes/Macintosh\ HD
kmutil trigger-panic-medic --volume-root /Volumes/Macintosh\ HD
3. コマンドを入力したらコンピュータを再起動し、通常モードで起動します
4. 起動後に システム環境設定を開き、 セキュリティとプライバシー > 一般 タブからソフトウェアの実行許可を行ってください
※実行許可に関する記載が確認できない場合は、表示があるまで数回程度再起動を行う必要がある場合がございます
これらにてお試しいただいても状況に変わりがない場合は、弊社にてお預かりし本体の状態確認等行わせていただきます。
下記に記載の内容を添えて、ページ上部にあるお問い合わせフォームよりご連絡ください。
- APBドライバ、プラグインをインストールしているコンピュータのシステムレポート
- APBシリーズ 本体シリアル番号
- APBプラグインのライセンスが登録されている iLok ID
- 接続時、不具合発生時のLEDやプラグインの様子