Traktor Pro 4ユーザーマニュアル 4 - Traktorの概要(Traktor Overview)

Traktor Pro 4ユーザーマニュアル 4 - Traktorの概要(Traktor Overview)

このセクションでは、Traktorの主要なエリアと要素について説明します。

Traktorは、以下の主要なエリアと要素で構成されています。

  1. アプリケーションメニューバー:ソフトウェアの基本機能や各種情報にアクセスできます。詳細については、アプリケーションメニューバーを参照してください。
  2. ヘッダー:さまざまなステータスインジケーターや、Preferencesボタンなどの便利な機能・ボタンがあります。詳細については、ヘッダーを参照してください。
  3. グローバルセクション:グローバルセクションには、FX Units、マスターコントロールパネル、AUDIO RECORDER、LOOP RECORDERが含まれます。詳細については、グローバルセクションを参照してください。
  4. Decks:Traktorには、A、B、C、Dの4つの仮想デッキが用意されています。デッキでは、トラック、Stemファイル、およびサンプルが再生されます。以前に2つのデッキ(AとB)のみを使用する設定にしていた場合は、Preferencesで下段のデッキ(CとD)を有効にできます。詳細については、デッキとデッキタイプを参照してください。
  5. Mixer:Mixerは、4つのデッキから送られてくるオーディオ信号を4つのミキサーチャンネルで受け取ります。Mixerの基本的な役割は、各ミキサーチャンネルの相対レベルを調整し、チャンネルの周波数特性をコントロールし、必要に応じてFX Unitsへルーティングした上で、最終的な結果をマスター出力へ送ることです。詳細については、Mixerを参照してください。
  6. Browser:Track Collection内のすべてのトラックを管理できます。トラックをPlaylistsにグループ化したり、さまざまな属性で並べ替えたり、Playlists内およびTrack Collection全体で検索したりできます。詳細については、Browserを参照してください。

アプリケーションメニューバー

アプリケーションメニューバーでは、Traktor(macOS)/File(Windows)、View、Helpの各メニューにアクセスでき、それぞれ以下の項目が含まれます。

  • Traktor(macOS)/File(Windows):Traktorのセットアップに関するオプションが含まれます。
    • Preferences:Preferencesダイアログを開きます。
  • View:Traktorのレイアウトに関するオプションが含まれます。
    • Layouts:選択可能なTraktorレイアウトの一覧を表示します。
    • Fullscreen:Traktorアプリケーションをフルスクリーン表示に切り替えます。
  • Help:Traktorのアップデートやヘルプに関するオプションが含まれます。
    • Check for Updates on Native Access:Native Accessアプリケーションを呼び出し、利用可能なソフトウェアアップデートを確認します。
    • Downloads:Webブラウザーを開き、Native Instrumentsのウェブサイトのダウンロードページを表示します。
    • Get Started with Traktor:Webブラウザーを開き、Native InstrumentsのウェブサイトのTraktorビデオチュートリアルページを表示します。
    • Online Traktor Documentation:Webブラウザーを開き、Native Instrumentsのウェブサイトのマニュアルへのリンクを含むTraktorダウンロードページを表示します。
    • Reset Settings to Default:Traktorのすべての設定(Preferencesページの設定やレイアウト調整など)をデフォルト値に戻します。これにより、必要に応じて新規のTraktor Proのセットアップからやり直せます。
    • Buy Upgrades and Accessories:Webブラウザーを開き、Native Instrumentsのウェブサイトのtraktor製品ページを表示します。

ヘッダーはTraktorのユーザーインターフェースの最上部に配置されており、さまざまなステータスインジケーターや便利な機能・ボタンが含まれます。

ヘッダー。

1Traktorロゴ:Traktorロゴをクリックすると、現在のTraktorソフトウェアのバージョン番号やクレジット、その他の情報を表示するAboutスクリーンが表示されます。

2MIDIインジケーター:入力されているMIDIおよびNative(NHL)信号を示します。信号を受信している間、インジケーターが青く点灯します。

3Connection indicator:リストされているすべてのコントローラーが接続されているかどうかを示します。すべてのコントローラーが接続されている場合は青、一部のコントローラーが接続されている場合はオレンジ、コントローラーが接続されていない場合は消灯します。

4Audio indicator:オーディオインターフェースとの接続状況を示します。オーディオインターフェースが接続されている場合は青、接続されていない場合は赤、内蔵サウンドカードが選択されている場合はオレンジに点灯します。詳細については、Preferences – Audio Setup Pageを参照してください。

5LOADインジケーター:1つのオーディオバッファに含まれるオーディオデータを処理するためにTraktorが使用している、オーディオバッファあたりの利用可能な演算時間の割合を示します。この値は、オーディオ処理に必要なCPU負荷と、オーディオが途切れ始めるまでにどれだけの余裕があるかを示します。システムは、LOADインジケーターが赤くならない値に保つ必要があります。

6Master Output level meter:マスター出力のレベルを表示します。

7System Clock:コンピューターのシステム時刻から取得した時刻を表示します。

8Battery indicator:コンピューターのバッテリー残量を示します。電源に接続されている場合は青、バッテリー残量が少なくなると赤に点灯します。

9Recording indicator:AUDIO RECORDERの状態を示します。録音中は赤く点灯します。詳細については、AUDIO RECORDERを使ったミックスの録音を参照してください。

10Layout selector:選択可能なデフォルトのTraktorレイアウトの一覧を表示します。詳細については、Traktorのセットアップ(Setting Up Traktor)を参照してください。

11Browser最大化ボタン:デッキ、ミキサー、およびグローバルセクションのサイズを縮小し、Browserの表示を最大化します。

12Preferencesボタン:Preferencesダイアログを開きます。すべてのTraktorの設定はここで行います。詳細については、Preferences(前編)を参照してください。

13Cruise Mode button:Cruiseモードを有効にし、PlaylistまたはTrack Collectionのトラックを自動的に次々と再生します。Cruiseモードは、再生のコントロールをシームレスに引き継ぎます。詳細については、Cruise modeによる自動ミキシングを参照してください。

14Tooltip button:Traktorのツールチップを有効にします。

15Fullscreen button:フルスクリーンモードを有効にします。有効にすると、オペレーティングシステムのコントロール類は表示されなくなります。

16NIロゴ:現在のTraktorソフトウェアのバージョン番号やクレジット、その他の情報を表示するAboutスクリーンを表示します。


グローバルセクション

グローバルセクションには、FX Unit 1、FX Unit 2、AUDIO RECORDER、LOOP RECORDER、マスターコントロールパネルという、グローバルコントロールと録音機能を持つ5つの独立したパネルが含まれます。すべてのパネルを同時に表示することはできません。マスターコントロールパネルは常に表示されます。左側のパネルにはFX Unit 1またはLOOP RECORDERを、右側のパネルにはFX Unit 2またはAUDIO RECORDERを表示できます。パネルは、グローバルセクションの両端にある対応するボタンで選択します。

FX Unit 1と2を表示したグローバルセクション。

1FX Unit 1およびFX Unit 2:Traktorには、ミキサー内のオーディオ信号を加工するための4つのFX Unitがあります。デフォルトでは、FX Unit 1とFX Unit 2のみが有効になっています。すべてのFX Unitは、ミキサーチャンネルA~Dのいずれにも自由に割り当てられます。詳細については、FX Unitsを参照してください。

2マスターコントロールパネル:マスターコントロールパネルはTraktorの中心的な構成要素です。MAINボリュームをコントロールし、Cue PointとLoopの設定に関する動作を定義するほか、Master Limiterの有効・無効を切り替えます。また、Master ClockおよびSync機能とエフェクトのテンポ基準としても機能します。ここでは、Ableton Link経由でネットワークセッションに参加・開始したり、外部のハードウェアやソフトウェアへMIDI Clock信号を送信したりすることもできます。詳細については、マスターコントロールパネルを参照してください。

LOOP RECORDERとAUDIO RECORDERを表示したグローバルセクション。

1LOOP RECORDER:ミキサーのメイン出力信号、特定のデッキ、または外部オーディオ入力からその場でLoopを作成できます。詳細については、LOOP RECORDERを参照してください。

2AUDIO RECORDER:メイン出力に加え、その他の物理オーディオ入力からもミックスを録音できます。詳細については、AUDIO RECORDERを参照してください。


マスターコントロールパネル

マスターコントロールパネルはTraktorの中心的な構成要素です。MAINボリュームをコントロールし、Cue PointとLoopの設定に関する動作を定義します。また、Master Clockを備え、Sync機能とエフェクトのテンポ基準としても機能します。ここでは、Ableton Link経由でネットワークセッションに参加・開始したり、外部のハードウェアやソフトウェアへMIDI Clock信号を送信したりすることもできます。

マスターコントロールパネル。

1SNAPSNAPモードを有効にします。SNAPモードが有効な場合、Cue PointまたはLoopは常に最も近いビートに設定されます。有効になるとボタンが青く点灯します。

2MASTER CLOCK TEMPOディスプレイ:Master Clockの現在のテンポとオフセットを表示します。ダブルクリックで新しいテンポを入力できます。

3MAINノブ:メイン出力のボリュームをコントロールします。

4LIMITER / BOOST:メイン出力信号のリミッターを有効・無効にします。有効にすると、マスター出力レベルメーターに赤色LEDの直前でリミッターの位置が表示されます。PreferencesのMixerページでOzone Maximizerを選択している場合は、ラベルがLIMITERではなくBOOSTと表示されます。詳細については、ゲインと出力レベルを最適化するを参照してください。

5MASTER:有効にすると、安定したテンポ基準でで4つのデッキで再生できます。また、Traktorが他のアプリケーションやハードウェアへMIDI Clockメッセージ経由でマスターテンポを送信し、同期させる際に使用するモードでもあります。

6AUTO:有効にすると、Traktorがいずれかのデッキを自動的にTempo Masterとして選択します。Master Clockは、自動的にMaster Deckに同期します。

7LINK:TraktorをAbleton Linkセッションに同期させ、追加のステータス情報を表示します。詳細については、Ableton Linkを使用した同期を参照してください。PreferencesのExternal SyncページでEnable MIDI Clock設定が有効になっている場合、LINKEXTに置き換わります。詳細については、MIDIクロックによるTraktorの同期を参照してください。

8QUANT:Quantizeモードを有効にします。Quantizeモードでは、同期を失うことなく、Cue PointとStored Loopの間をシームレスに移動できます。Quantizeモード中にトラック内をスキップすると、同期を失うことなくプレイヘッド位置が次の到達点に移動します。有効になるとボタンが青く点灯します。


Master Clockの追加コントロール

MASTER CLOCKディスプレイの上にマウスをホバーすると、Master Clockの追加コントロールが表示されます。

マスターコントロールパネル。

1TAPボタン:このボタンで、希望するMaster Clockのテンポをタップ入力できます。

2Master Clock Bendボタン:Master Tempoを一時的に遅く、または速くします。

3MASTER CLOCK Tempo Up/Downボタン:Master Tempoを段階的に増減させます。

4Metronome(Master Clock Tick)(メトロノーム/Master Clock Tick):Master Clockを音源とする可聴メトロノームビートのオン・オフを切り替えます。


MIDI Clock Syncの追加コントロール

PreferencesでMIDI Clockが有効になっている場合、マスターコントロールパネルが拡張され、さらにMIDI Clockのコントロールが表示されます。詳細については、Preferences – External Sync Pageを参照してください。

マスターコントロールパネル。

1Offset display:同期のオフセットを示します。

2MASTER CLOCK START:外部同期のためにMIDI Clockを有効・無効にします。

3MASTER CLOCK SYNC:MIDI clock経由で接続されている外部デバイス(レシーバー)をリセットします。


FX Units

Traktorには、ミックスにFXを加えるための4つのFX Unitがあります。デフォルトでは、FX Unit 1とFX Unit 2の2つのみが有効になっています。各FX Unitは、個別に、または複数同時に、任意のミキサーチャンネルへ割り当てることができます。FX Unitは、グローバルセクションの左右に配置されています。グローバルセクションの両端にあるFXボタンをクリックすると、対応するFX Unitが表示されます。

FX Unitはデフォルトでインサートエフェクトとして使用されますが、ポストフェーダーエフェクトやSendエフェクトとしても使用できます。FX Unitは自由に設定を変更できます。

さらに、Traktorでは3種類のFX Unitモードから選択できます。4つのボタンと4つのノブでで1つのエフェクトをコントロールするSingle FXモード、3つのエフェクトのチェーンを使用できるGroup FXモード、再生中のデッキにシーケンスされたサンプルを追加できるPattern Playerモードです。FX Unitの使い方の詳細については、FX Unitを操作するを参照してください。


Single FX ModeのFX Unit

Single FXモードでは、単一のエフェクトのすべてのパラメーターを完全にコントロールできます。

  1. FX Unit Configドロップダウンメニュー:FX Unitの設定やスナップショットの取得を行うドロップダウンメニューを開きます。また、数字はFX Unitの番号と選択中のFXモードを示します。
  2. D/Wノブ:ダイレクト信号と処理後の信号のミックス比率をコントロールします。
  3. FXセレクター:FX Unitでコントロールするエフェクトを選択します。
  4. FX Parameter control 1:選択したエフェクトのパラメーターを変化させます。
  5. FX Parameter control 2:選択したエフェクトのパラメーターを変化させます。
  6. FX Parameter control 3:選択したエフェクトのパラメーターを変化させます。
  7. FXボタン1:選択したエフェクトをコントロールします。正確な機能は選択中のエフェクトによって異なります。
  8. FXボタン2:選択したエフェクトをコントロールします。正確な機能は選択中のエフェクトによって異なります。
  9. FXボタン3:選択したエフェクトをコントロールします。正確な機能は選択中のエフェクトによって異なります。
  10. RSTボタン:選択したエフェクトのすべてのパラメーターをリセットします。このボタンはすべてのエフェクトで使用できるわけではありません。
  11. FX Onボタン:エフェクトのオン・オフを切り替えます。オンの場合、ボタンが黄色に点灯します。

Group FX ModeのFX Unit 1

Group FXモードでは、1つのFX Unit内で最大3つのFXを同時にコントロールできます。

  1. FX Unit Configドロップダウンメニュー:FX Unitの設定やスナップショットの取得を行うドロップダウンメニューを開きます。また、数字はFX Unitの番号と選択中のFXモードを示します。
  2. D/Wノブ:エフェクトチェーン全体のダイレクト信号と処理後の信号のミックス比率をコントロールします。
  3. FX Selector 1-3:FX Unitでコントロールするエフェクトを選択します。
  4. Effect Amount knob 1:個々のエフェクトのアマウントをコントロールします。
  5. Effect Amount knob 2:個々のエフェクトのアマウントをコントロールします。
  6. Effect Amount knob 3:個々のエフェクトのアマウントをコントロールします。
  7. Effect On button 1:エフェクトチェーン内のすべてのエフェクトのオン・オフを切り替えます。
  8. Effect On button 2:エフェクトチェーン内のすべてのエフェクトのオン・オフを切り替えます。
  9. Effect On button 3:エフェクトチェーン内のすべてのエフェクトのオン・オフを切り替えます。
  10. FX Onボタン:エフェクトのオン・オフを切り替えます。

Pattern Player Mode

Pattern Playerを使うと、Traktor内でリズムパターンを再生できます。

  1. Mode Selection:Pattern Playerは、「single」モードや「group」モードと同様の、新しいエフェクトユニットモードです。他のエフェクトと同様に、send、post fader、insertの各モードで使用できます。Pattern Playerは、FX Modeの選択から選ぶことで有効になります。詳細については、Pattern PlayerモードでFX Unitを使用するを参照してください。
  2. Volumeノブ:サンプルのボリュームと、ダッキングが有効な場合はサイドチェインの深さを調整します。
  3. Kitディスプレイ:異なるサンプル・パターンコレクションから選択します。
  4. Pattern Selectionノブ:さまざまなパターンから選択します。直感的な操作感が得られるよう、アクティビティの多い順に並んでいます。
  5. Pitchノブ:各サンプルを-12~+12セミトーンの範囲で連続的にリピッチします。最良のオーディオ品質を保つため、タイムストレッチアルゴリズムは使用されません。そのため、サンプルをアップピッチすると短くなり、ダウンピッチすると長くなります。
  6. Decayノブ:サンプルのディケイを設定します。ディケイタイムはサンプルの長さに対する相対値で、ほぼ瞬時のディケイからサンプル全体の長さまで設定できます。また、ダッキングエンベロープのリリースタイムを200ms~500msの範囲で調整します。
  7. Ducking on/off:ダッキングを有効にすると、エフェクトの影響を受けるトラックがPattern Playerのサンプルにサイドチェインされます。Pattern Playerのサウンドを前面に押し出したい場合に非常に便利です。サイドチェインの量はサンプルのボリュームによって、そのディケイはサンプルのディケイによって変調されます。
  8. Sample selection:リスト内の次または前のサンプルに切り替えます。デフォルトの808キットには、キック、クラベ、スネア、クラップ、クローズドハイハット、オープンハイハット、シェイカー、ライドが含まれます。各サンプルには、できる限り音楽的になるよう設計された専用のパターンバンクがあります。
  9. Pattern visualization:ビジュアライゼーションのおかげで、選択中のパターンの内容、再生マーカーの位置、Pattern Playerが正しく動作しているかどうかを常に把握できます。
  10. Play/Stop:パターンを開始すると、最初のビートからパターンが再スタートし、Traktorのマスタークロックに同期します。Pattern Playerの最初のビートは、直感的な同期を可能にするため、常に最も近いビートに設定される点に注意してください。

AUDIO RECORDER

TraktorのAUDIO RECORDERは、ミックスや、外部ミキサー、マイク、ターンテーブルなどの外部ソースからのオーディオを録音するために使用します。また、ミックスのブロードキャストにも使用されます。テープアイコンをクリックすると、グローバルセクションにAUDIO RECORDERが表示されます。

AUDIO RECORDER。

1Broadcastボタン:サーバーがインストールおよび設定されると、ミックスのブロードキャストを開始します。

2Display:実際のファイルサイズと録音時間を表示します。

3CUTボタン:現在の録音時間までの録音を保存し、シームレスに新しいファイルの録音を開始します。

4AUDIO RECORDERボタンAUDIO RECORDERを開きます。

5Recording meter:現在の録音レベルを示します。

6Record GAINノブ:入力されるオーディオ信号のレベルを調整します。

7Recordボタン:録音の開始・停止を行い、録音したファイルをRecordingsフォルダーに保存します。


LOOP RECORDER

LOOP RECORDERを使うと、複数のソースからその場でLoopを録音できます。グローバルセクションの左側にあるLOOP RECORDERボタンをクリックすると、LOOP RECORDERが表示されます。

LOOP RECORDER。

1DRY/WETノブ:メイン信号と録音信号の比率を調整します。

2Progress bar:現在の録音の長さを表示します。

3SIZEボタン:録音の初期の長さを決定します。

4Delete / Undo / Redo:録音したLoopを削除し、直前のオーバーダビングを取り消し、直前のUndoを復元します。

5Playボタン:録音の再生を開始・停止します。

6Recordボタン:録音とオーバーダビングを開始・停止します。

7Sourceドロップダウンメニュー:録音のソースを選択します。

8LOOP RECORDERボタン:LOOP RECORDERを開きます。

ℹ️

TraktorをScratch機能付きで使用しており、そのためExternal Mixingモードになっている場合、選択できる録音ソースはEXTのみです。


デッキとデッキタイプ

Traktorには4つの仮想デッキが用意されています。これらのデッキは、Track Deck、Stem Deck、Remix Deck、Live Inputという異なるデッキタイプで動作させることができます。

デッキには、共通のデッキ要素と、各デッキタイプに固有のデッキ要素が含まれます。共通のデッキ要素の詳細については、共通のデッキコントロールを参照してください。

  • Track Deck:Traktorの Track Deckは、クラシックなミキシングセットアップにおけるターンテーブルやCDプレーヤーに相当し、通常のトラックを再生するために使用します。詳細については、Track Deckを参照してください。
  • Stem Deck:Stem Deckは、Stemファイルの再生とリミックスが可能です。Stemファイルをデッキにロードすると、デッキタイプは自動的にStem Deckに切り替わります。機能的にはTrack Deckとほぼ同じですが、4つのStemパートそれぞれのSlot Volume、Filter、FX Sendに対応した追加のサブミックスコントロールを備えています。詳細については、Stem Deckを参照してください。
    ℹ️

    Traktor以外のサードパーティ製ツールで作成した、または音楽ストアで購入したStemファイルをStem Deckにロードする前には、そのStemファイルを解析しておく必要があります。Traktorで生成されたStemファイルは既に解析済みのため、そのままデッキにロードできます。

  • Remix Deck:Remix Deckには4つのSample Slotが用意されており、サンプルやLoopをミックスに追加できます。複雑なRemix Setを作成・保存してロードしたり、ミックス中にリアルタイムでサンプルを配置したりできます。Remix Deckには、サンプルに関連するさまざまな機能が備わっています。詳細については、Remix Deckを参照してください。
  • Live Input:Live Inputはデッキではありませんが、外部ソースからのライブオーディオをミックスに取り込むことができます。ターンテーブル、マイク、シンセサイザーなど、あらゆるオーディオ入力から取り込み可能です。詳細については、Live Inputを参照してください。

共通のデッキコントロール

Live Inputを除き、どのデッキも同じ同期・トリガー・トラック編集コントロールを備えています。以下の画像は、フルデッキの表示を示しています。

共通のデッキコントロール。

1デッキヘッダー:ロードされているトラックのアーティスト名やトラックタイトルなどの情報を表示します。デッキヘッダーをダブルクリックすると、最小化表示からフルレイアウトまで5種類のデッキレイアウトを切り替えられます。詳細については、デッキヘッダーを参照してください。

2Deck Tempo display:トラックのテンポに関する情報が含まれます。デッキタイプによって、含まれる要素やコントロールが多少異なります。詳細については、Remix Deckのデッキテンポディスプレイを参照してください。

3Deck Focus:デッキを識別し、Deck Flavorと再生モードを選択するためのメニューを備えています。各デッキは、ABCDの文字で名付けられています。フォーカスされているデッキの文字はオレンジ色でハイライトされます。

4SynchronizationおよびTempo controls:デッキがTempo Masterかどうか、またはTempo Masterに同期しているかどうかを定義します。トラックが同期から外れている場合は視覚的に示され、テンポベンドコントロールも含まれます。詳細については、同期・テンポコントロールを参照してください。

4Deck center:選択したDeck Flavor特有の要素とコントロールを収容します。詳細については、Track DeckStem DeckRemix DeckLive Inputを参照してください。

5Loop controls:Loopの有効化とLoopサイズの設定を行います。詳細については、ループコントロールを参照してください。

6Advancedパネル:Track DeckおよびStem Deckでは、Advanced panelにCue PointとLoop管理に関する高度なコントロールオプションが含まれます。Remix Deckでは、Advanced panelから個々のSample Cellのパラメーター設定にアクセスできます。詳細については、Remix DeckのAdvanced Panelを参照してください。

7Advanced Panelボタン:デッキAB、およびデッキCDについて、それぞれLoop controlsの下にAdvanced panelを表示・非表示します。また、デッキAB、およびデッキCDについて、それぞれミキサー内のPanoramaコントロールの表示・非表示も切り替えます。

8Transport controls:通常のPlay/PauseおよびCUEのトランスポートコントロールに加え、Flux modeとReverse modeのボタンを含みます。詳細については、トランスポートコントロールを参照してください。

9Waveform DisplayおよびStripe:Track DeckおよびStem Deckでは、Waveform Displayに現在のプレイヘッド位置周辺の拡大波形が表示されます。Stripeにはトラック全体の波形が表示されます。Track DeckおよびStem DeckにおけるWaveform DisplayとStripeの詳細については、Track DeckおよびStem Deckを参照してください。


デッキヘッダー

デッキヘッダーには、ロードされているトラック、Remix Set、またはStemファイルに関する情報(アーティスト名、トラックタイトル、テンポなど)が表示されます。表示する情報はPreferencesでカスタマイズできます。

デッキヘッダー。

1Track Cover Artwork:トラックのカバーアートワークを表示します。

2Track title:トラックタイトルを表示します。

3Artist name:アーティスト名を表示します。

4Album title:アルバムタイトルを表示します。

5Track time:トラックの時間を表示します。

6Remaining track time:トラックが終了するまでの残り時間を表示します。

8Current tempo:Tempo faderの位置から決定される現在のテンポ値をBPMで表示します。

7Tempo faderポジション:現在のTempo faderの位置をパーセンテージで示します。

9Base tempo:元のトラックのテンポを表します。


Remix Deckのデッキテンポディスプレイ

Remix Deckのヘッダー内のDeck Tempo displayには、Remix Deck向けの追加コントロールが含まれます。

Remix DeckのDeck Tempo display。

1Quantize valueドロップダウンメニュー:Quantize値を選択します。

2Quantize値:Remix Deckの現在のQuantize値を表示します。

3Quantize有効化:このドットで、Remix DeckのQuantizeモードを有効・無効にします。Quantizeが有効な場合、ドットは青く点灯します。

4Remix Deck Tempo:デッキの現在のテンポを表示します。この値を上下にドラッグするとテンポが変わります。ダブルクリックでベーステンポにリセットされます。

5Tempo faderポジション:現在のTempo faderの位置を表します。

6Base tempo:元のRemix Deckのテンポを表します。ダブルクリックで新しい値を入力できます。

7Capture source:ハードウェアコントローラー使用時にサンプルをキャプチャーするために選択されているソースを表します。マウスをホバーすると表示される三角形をクリックすると、ソースを選択できるドロップダウンメニューが開きます。

8Beat Count:Remix Deckの現在の内部Beat Count位置を表します。同期とQuantize機能は、この値に基づいて動作します。


同期・テンポコントロール

どのデッキタイプにも、同期とテンポの手動調整のための同じコントロールが備わっています。

同期・テンポコントロール。

1SYNCボタン:現在のトラックをTempo Masterに同期します。

2MASTERボタン:デッキをTempo Masterに設定します。

3Phase meter:トラックを手動でTempo MasterまたはMaster Clockに同期させる際、ビートのオフセットを視覚的に示します。

4Tempo bend buttons:トラックを手動でTempo MasterまたはMaster Clockに同期させる際、ビートのオフセットを修正します。左矢印でテンポをわずかに遅くし、右矢印で速くします。

5Tempo fader:該当するデッキで再生中のトラック、Remix Set、またはStemファイルのテンポを増減します。


トランスポートコントロール

すべてのデッキタイプには同じトランスポートコントロールが備わっており、Traktorの内部再生モードでトラックを再生する際に使用します。

トランスポートコントロール。

1Play/Pauseボタン:デッキの再生を開始・一時停止します。

2CUEボタン:再生状態に応じて、新しいFloating Cue Pointを設定するか、既に設定されているFloating Cue Pointにジャンプします。

3CUP button(CUE/Play)(CUPボタン):現在のキューポイントにジャンプし、ボタンを離すと再生を開始します。

4Flux Modeボタン:デッキのFlux modeを有効にします。Flux modeの詳細については、Hotcueボタンと Flux Modeを使用するを参照してください。

5Reverse Modeボタン:デッキのReverse modeとFlux Modeを有効にします。Reverse modeの詳細については、Hotcueボタンと Flux Modeを使用するを参照してください。


スクラッチコントロール

デッキの再生モードをScratch Controlに設定すると、CUEボタンとCUPボタンは、Absolute ModeボタンとRelative Modeボタンに置き換わります。

Scratch再生モードのトランスポートコントロール。

1Relative Modeボタン:タイムコードビニールまたはCDでデッキをコントロールするRelative modeを有効にします。

2Absolute Modeボタン:タイムコードビニールまたはCDでデッキをコントロールするAbsolute modeを有効にします。


ループコントロール

Loop controlsは、ミックス内でLoopをクリエイティブに使用するために必要な機能を提供します。

Loop controls。

1Active Loop:Loopが有効になっているときは、Waveform DisplayおよびStripe view上で緑色にハイライトされます。

2Arrow buttons:Loop Sizeコントロールの左右の矢印をクリックすると、Loop値のリストをスクロールできます。選択したサイズが範囲外の場合、矢印ボタンが点滅します。

3Loop sizeコントロール:有効・無効なLoopのサイズを決定します。

4Loop Inボタン:Loopの開始点を設定します。

5Loop Outボタン:Loopの終了点を設定します。再生位置がこの2点に達すると、Loopが有効になりACTIVEボタンがハイライトされます。

6ACTIVEボタン:Loopingの有効・無効を切り替えます。Loopingが有効な場合、ボタンが緑色に点灯します。


Track Deck

TraktorのTrack Deckは、クラシックなミキシングセットアップにおけるターンテーブルやCDプレーヤーに相当し、通常のトラックを再生するために使用します。共通のデッキコントロールに加え、Track Deckのセンターには以下の要素が含まれます。

Track Deck。

1波形ディスプレイ:ロードされたトラックの現在位置周辺の波形を視覚的に表示します。明るい色は高周波数、暗い色は低周波数を表します。また、Beatgridマーカーを表示し、Waveform displayの上にマウスをホバーするとズームコントロールが表示されます。

2Stripe view:Stripe viewには、すべてのCue Pointマーカーおよび Loopマーカーを含む、トラック全体の波形が表示されます。Stripe view内をクリックすると、トラックの先頭に戻ったり、トラック内の任意の位置に直接ジャンプしたりできます。

3Key Lockコントロール:トラックの原曲キーをロックし、半音単位でトランスポーズできます。Key Lockの詳細については、ハーモニックミキシングおよびKey Lockを使用するを参照してください。


Stem Deck

Stem DeckはTrack Deckと同様の方法で動作しますが、Waveform Displayの代わりにマルチトラック波形が表示されます。

Stem Deck。

1マルチトラック波形:マルチトラック波形には、個々のStemの波形が表示され、それぞれのボリュームを調整したり、個別にエフェクトを適用したりするコントロールが備わっています。明るい色は高周波数、暗い色は低周波数を表します。

マルチトラック波形の詳細については、マルチトラック波形セクションを参照してください。

2Stripe view:すべてのCue PointおよびLoopマーカーを含む、Stemファイル全体の波形を表示します。Stripe view内をクリックすると、トラックの先頭に戻ったり、トラック内の任意の位置に直接ジャンプしたりできます。Stemファイルに対してKey Lockを有効にすることもできます。

3Key Lockコントロール:トラックの原曲キーをロックし、半音単位でトランスポーズできます。Key Lockの詳細については、ハーモニックミキシングおよびKey Lockを使用するを参照してください。


マルチトラック波形

マルチトラック波形には、個々のStemの波形が表示され、それぞれのボリュームを調整したり、個別にエフェクトを適用したりするコントロールが備わっています。

マルチトラック波形。

1Stemチャンネル1~4:4つの行それぞれが1つのStemのチャンネルを表し、左側に個々のStem名が表示されます。

2Volume/Muteコントロール:各Stemチャンネルには、そのチャンネルのボリューム調整とミュートを行うVolumeノブとMuteボタンが備わっています。

3Filterコントロール:各Stemチャンネルには、Filterコントロールが備わっています。Filterボタンでフィルターを有効にし、Filterノブでフィルタリングの量とタイプを決定します。

4FX Sendコントロール:各Stemチャンネルには、FX Sendコントロールが備わっています。FX Sendボタンで個々のチャンネルのFX Sendモードを有効にし、FX Sendノブで FX Send量を決定します。

5波形:各Stemチャンネルには、含まれるStemの波形が異なる色で表示され、すべてのStemに共通のBeatgridも表示されます。

6Stemコントロールの表示・非表示:小さな矢印ボタンをクリックすると、Stemコントロールをまとめて表示・非表示にできます。


Remix Deck

共通のデッキコントロールに加え、Remix Deckのセンターには以下の要素が含まれます。

Remix Deck。

1Sample Slot:Remix Deckには、サンプル、トリガーコントロール、その他の要素を含む4つのSample Slotが表示されます。詳細については、Sample Slotを参照してください。

2Advancedパネル:Remix DeckのAdvanced panelには、例えばSample Gridの調整などのオプションが含まれます。詳細については、Remix DeckのAdvanced Panelを参照してください。


Sample Slot

Sample Slotには以下の要素が含まれます。

Sample Slot。

1Sample name:Slot Playerにロードされているサンプルの名前を表示します。

2Slot Player:現在ロードされているサンプルの波形を表示します。赤い再生ヘッドが動くことで、サンプル内の現在の再生位置を示します。Slot Playerの上にマウスをホバーすると、サンプルをミュート/ミュート解除するMuteボタンが表示されます。

3Volumeコントロール:Sample Slotのボリュームをコントロールします。このコントロールは、Advanced panelからアクセスできるSample Cellの個別のGainコントロールの後段に適用されます。

4Filterコントロール:バーを下または上に動かすことで、Sample Slotにローパスフィルターまたはハイパスフィルターを適用します。

5Sample Cell:Sample Slot内のサンプルを格納するコンテナーです。

6Play Typeインジケーター:Sample CellがLoopモードとOne-shotモードのどちらに設定されているかを示します。このシンボルをクリックすると、サンプルがトリガーされます。

7Page Selector:Remix Setのサンプルを含む現在のPageを選択します。

ホバー時のSample Slot。

1Sample Slotパラメーター:各Sample Slotには一連のパラメーターがあります。Sample Slot PlayerまたはSampleタイトルの上にマウスをホバーすると、関連するパラメーターが表示されます。

  • Key Lockボタン:再生キーを再生速度から切り離します。Advanced panelでSample Cellのピッチを調整するには、このコントロールを有効にする必要があります。無効の場合、Sample Cellのピッチは直接Remix Deckのテンポに連動します。
  • FXボタン:Remix Deck用にミキサーチャンネルへ現在割り当てられているFX Unitへ、Sample Slotをルーティングします。
  • Monitorボタン:Sample Slotをミキサーの Monitor Outputへルーティングします。
  • Punchモード:サンプルがトリガーされると、そのサンプルの位置がRemix Deckの内部タイムラインに固定されます。

2Sample Mute:Sample Slotをミュート/ミュート解除します。


Live Input

Deck FlavorとしてLive Inputを選択すると、外部オーディオソースからの信号をTraktorにルーティングし、ミックスに追加できます。Live Inputには、Deck focus以外のコントロール要素はありません。

Live Input。


Advanced Panel

Track DeckおよびStem Deckでは、Advanced panelにCue PointとLoop管理、およびトラックのBeatgridの補正に関する高度なコントロールオプションが含まれます。Remix Deckでは、Advanced panelから個々のSample Cellのパラメーター設定にアクセスできます。Remix DeckのAdvanced panelの詳細については、Remix DeckのAdvanced Panelを参照してください。

Advanced panel。

1Advanced Panelボタン:デッキAB、およびデッキCDについて、それぞれLoop controlsの下にAdvanced panelを表示・非表示します。また、デッキAB、およびデッキCDについて、それぞれミキサー内のPanoramaコントロールの表示・非表示も切り替えます。

ℹ️

Advanced panelは、デッキがフルデッキレイアウトまたはAdvancedデッキレイアウトで表示されている場合にのみ表示できます。

2Advanced Panelページセレクター:個々のコントロールおよび編集要素を含む3つのAdvanced panelページ(MOVE、CUE、GRID)のいずれかを選択します。

  • CUE:トラックごとに8つのユーザー定義可能なCue/Loop In Pointへの直接アクセスと、その他のCue Point管理コントロールを提供します。詳細については、Cue Pointを操作するを参照してください。
  • MOVE:トラック内でアクティブなLoopを移動したり、現在の再生位置をビート単位でジャンプさせたりするオプションを提供します。詳細については、Loopを操作するを参照してください。
  • GRID:トラックのGrid Marker、Beatgrid、および保存されているテンポをコントロールします。詳細については、Beatgridを調整するを参照してください。

Advanced PanelのCUEページ

CUEページでは、トラックごとに8つのユーザー定義可能なCue/Loop In Pointへの直接アクセスと、その他のCue Point管理コントロールが提供されます。詳細については、Hotcueボタンと Flux Modeを使用するCue Pointを操作する、およびLoopを操作するを参照してください。

Advanced PanelのCUEページ。

1Hotcue 1 – 8:トラックごとに8つのHotcueまたはLoop In Pointへ直接アクセスし、設定できます。

2Prev Cue / Next Cue:トラック内の前後に保存されたCue Pointへスキップします。

3Cue Pointポジション:選択したCue PointまたはLoopの位置を分:秒:ミリ秒で表示します。

4Cue Pointリスト:Cue Pointを選択します。

5Cue Point Typeメニュー:複数のCue Pointタイプのリストを表示します。

6Cue Pointの削除:選択したCue PointまたはLoop In Pointを削除します。

7MAP:Hotcue Mappingモードを有効にします。有効な場合、Hotcueボタンを押すと、表示中のCue PointまたはLoop In Pointがそのボタンにマッピングされます。

8STORE:選択したCue Pointを保存し、次に空いているHotcueボタンにマッピングします。


Advanced PanelのMOVEページ

MOVEページでは、トラック内でアクティブなLoopを移動したり、現在の再生位置をビート単位でジャンプさせたりするオプションが提供されます。詳細については、Loopを操作するを参照してください。

Advanced PanelのMOVEページ。

1Move Modeメニュー:BeatJump、Loop、Loop In、Loop OutのいずれかのMoveモードを選択します。

2Move Sizeコントロール:移動のステップサイズをビート単位で選択します。

3LOOPモード:現在のLoopサイズに基づいたステップサイズを移動に使用するよう選択します。

4Cue Move BWD:選択中のMoveモードに応じて、選択したCue PointまたはLoopを選択したステップサイズ分だけ後方に移動します。

5Cue Move FWD:選択中のMoveモードに応じて、選択したCue PointまたはLoopを選択したステップサイズ分だけ前方に移動します。

6FINEモード:移動のステップサイズを細かく設定します。細かい調整を行う際に使用します。


Advanced PanelのGRIDページ

GRIDページでは、トラックのGrid Marker、Beatgrid、および保存されているテンポをコントロールします。詳細については、Beatgridを調整するを参照してください。

1Move Grid Marker BWD:現在の再生位置より左側にある選択中のGrid Markerを後方へ移動します。

2Move Grid Marker FWD:現在の再生位置より右側にある選択中のGrid Markerを前方へ移動します。

3Analysis Lockボタン:トラック解析およびユーザーによる今後の変更に対して、すべての値をロックします。

4BPM Editディスプレイ:トラックの現在のテンポを表示します。ダブルクリックで手動のテンポ調整が有効になります。値はマウスで上下にドラッグしても変更できます。

5前のGrid Markerを選択:現在の再生位置の左側にあるGrid Markerに再生位置を設定します。

6Grid Markerの設定:現在の再生位置にGrid Markerを設定します。

7次のGrid Markerを選択:現在の再生位置の右側にあるGrid Markerに再生位置を設定します。

8GRIDのリセット:ロードされているトラックの自動BPM・Grid解析を再実行し、手動で設定したすべてのGrid Markerを削除します。

9TAP:タップした速度に基づいてBPMを微調整します。4回目のタップ後にBPMが更新されます。

10BPMのリセット:Grid Markerの位置を変更することなく、現在のテンポゾーンのBPMを自動解析された値にリセットします。

11BPM x2:現在のテンポゾーンのBPMを2倍にします。

12BPM /2:現在のテンポゾーンのBPMを半分にします。

13現在のGrid Markerを削除:再生位置上またはその左側にあるGrid Markerを削除します。

14Beat Tick:Beatgridの位置合わせを再生中に補助する、可聴のビートティック(メトロノーム)を有効にします。Internal Mixerモードでは、Beat Tickはヘッドフォンチャンネルでのみ聞こえます。External Mixerモードでは、有効にするとデッキのミキサーチャンネル信号上で常に聞こえます。

⚠️

External Mixerモードでは、トラックをヘッドフォンでプレリスニングする際にのみAudible Beat Tickを使用してください。メイン出力でトラックを再生している間もティックが聞こえたままになるためです。

15BPM Decrease:現在のテンポゾーンのBPMを減少させます。その結果、Beatgridは拡大されます。右クリックでより大きな幅で変更されます。

16BPM Increase:現在のテンポゾーンのBPMを増加させます。その結果、Beatgridは狭くなります。右クリックでより大きな幅で変更されます。

ℹ️

2つのGrid Markerの間にあるテンポゾーンでは、テンポを連続的に調整することはできず、そのテンポゾーンの長さに対応する値のみに設定できます。


Remix DeckのAdvanced Panel

各Sample Cellには一連の個別パラメーターがあり、Remix DeckのAdvanced Panelからアクセスできます。Advanced panelは、フルデッキレイアウトまたはAdvancedデッキレイアウトの場合にのみ表示できます。

Remix DeckのAdvanced Panel。

1SAMPLE PITCHコントロール:選択したサンプルのピッチを半音単位で設定します。

2SAMPLE GAINコントロール:選択したサンプルのゲインレベルを設定します。

3BPM x2:サンプルのテンポを2倍にします。

4BPM Editディスプレイ:サンプルの現在のBPM値を表示します。ダブルクリックで手動のテンポ調整が有効になります。

5Gridを左へ移動:Sample CellのBeatgridを左に移動します。

6Gridを右へ移動:Sample CellのBeatgridを右に移動します。

7Trigger Type:有効にする(Latchモード)と、マウスボタンを離した後もサンプルは再生を続け、サンプルの終端に達するまで(One-shotサンプルの場合)、または同じSlotで新しいサンプルがトリガーされるなど他の方法で停止されるまで再生されます。

もう一方のTypeはGateモードで、マウスボタンを押している間のみサンプルが再生されます。マウスボタンを離すと、サンプルの再生が停止します。

8Reverse Playback:現在Slot Playerで再生中のSample Cellのリバース再生を有効にします。

9Play Type:サンプルが終端に達した後に停止するか、継続的にループするかを決定するプロパティです。One-Shotに設定すると、サンプルは終端に達すると再生を停止します。Loopに設定すると、サンプルは自動的に先頭に戻り、継続的に再生を続けます。

10Sync Type:サンプルをRemix Deckのテンポに同期させるかどうかを決定するプロパティです。SYNCがオンの場合、サンプルのBPMはRemix DeckのBPMに一致します。SYNCがオフの場合、サンプルは元の速度で再生されます。

11BPM Increase:BPMをわずかなステップで正確に増加させます。その結果、Beatgridは拡大されます。

12BPM Decrease:BPMをわずかなステップで正確に減少させます。その結果、Beatgridは狭くなります。

13BPM /2:サンプルのテンポを半分にします。


Mixer

Mixerは Traktorの中心的な存在で、デッキから送られてくるオーディオ信号をマスター出力へ送る前にコントロール・変調するために使用します。

Mixer。

1Mixer channel:ミキサーチャンネルのボリューム調整と、オーディオ信号の周波数変調のためのコントロールが含まれます。さらに、FX Unitをミキサーチャンネルに割り当てたり、オーディオ信号をHeadphone Cueチャンネルへルーティングしたりできます。詳細については、ミキサーチャンネルを参照してください。

2Crossfade controls:各ミキサーチャンネル間でシームレスな移行を行うためのコントロールです。詳細については、クロスフェードコントロールを参照してください。

3Headphone Cue Vol:ヘッドフォン内でのキュー信号とマスター信号の比率を決定します。

4Headphone Cue Mix:ヘッドフォンキューのボリュームを調整できます。

5AUXコントロール:マイクなどの外部信号を入力できるAUX入力のボリュームをコントロールします。詳細については、「AUXコントロール」を参照してください。

ℹ️

利用可能なMixerコントロールは、現在のMixingモードと選択中のTraktorレイアウトによって異なります。TraktorをExternal Mixingモードで使用している場合、チャンネルフェーダー、クロスフェーダー、およびHeadphone Cueコントロールは無効化されます。


ミキサーチャンネル

Mixer channelには、ミキサーチャンネルのボリューム調整と、オーディオ信号の周波数変調のためのコントロールが含まれます。さらに、ミキサーチャンネルをFX Unitに割り当てたり、オーディオ信号をHeadphone Cueチャンネルへルーティングしたりできます。

Mixer channel。

1GAINノブ:プリフェーダーの入力レベルをコントロールします。GAINは、フルサイズのデッキレイアウトが有効な場合にのみ表示されます。

2GAIN Viewボタン:GAINボタンの表示・非表示を切り替えます。無効にすると、プリフェーダーの入力レベルを手動で調整できなくなります。

3Channel Level Meter:ミキサーチャンネル内のオーディオ信号の現在のボリュームを示します。また、信号がクリッピングしているかどうかも示します。

4HI/MID/LOW EQノブ:オーディオ信号の高域・中域・低域の周波数を調整します。

5HI/MID/LOW Killボタン:オーディオ信号から高域・中域・低域の周波数を完全にカットします。

6Mixer FX Onボタン:Mixer FXの有効・無効を切り替えます。

7Channel fader:マスター出力へ送るチャンネルボリュームを調整します。

8CUEチャンネルボタン:プレビュー用にオーディオ信号をHeadphone Cueチャンネルへ送ります。Cue機能を使用するには、マルチチャンネルオーディオデバイスが必要です。CUEチャンネルボタンは、フルサイズのデッキレイアウトが有効な場合にのみ表示されます。詳細については、ミックスにCue Channelを使用するを参照してください。

9Key Lock(Preserve Pitch)ボタン:トラックの現在のキーをロックします。

10Keyノブ:Key Lockが有効な場合、Keyノブは再生中のトラックのテンポに影響を与えることなくキーをコントロールします。

11FX Assignボタン:個々のFX Unitをミキサーチャンネルに割り当てます。

12Mixer FXドロップダウンメニュー:ここでMixer FXを選択できます。

13Mixer FX Amountノブ:選択中のMixer FXをコントロールします。

14PANノブ:各ミキサーチャンネルについて、左右ステレオチャンネル間のバランスをコントロールします。PANノブは、Advanced Panelsが開かれている場合にのみ表示されます。


クロスフェードコントロール

これらのコントロールにより、さまざまなミキサーチャンネル間でシームレスな移行を行うことができます。

クロスフェードコントロール。

1Crossfader:片側からもう片側へドラッグすることで、デッキ間の移行を可能にします。クロスフェーダーカーブは、Preferencesで個別に調整できます。

2Crossfader assign buttons:ミキサーチャンネルを、クロスフェーダーの左または右のどちらの位置で聞こえるようにするかを割り当てます。

3Fade left / right buttons:クロスフェーダーを該当する方向へ段階的に動かします。

4Auto fade left / right button:クロスフェーダーを片側からもう片側へ自動的に動かします。


Browser

TraktorのBrowserを使うと、トラックをデッキにロードしたり、Track Collectionを整理するためのツールを利用したりできます。

Browser。

1Preview Player:デッキにロードする前にトラックをプレビューできます。詳細については、Browserでトラックをプレビューするを参照してください。

2検索フィールド:Collection内のトラックのタグに基づくライブ検索を提供します。詳細については、楽曲を参照するを参照してください。

3Browser Tree:選択したフォルダーの内容を表示します。

  • Track Collection:Track Collectionにインポートされたすべてのトラックが含まれます。Artist、Release、Label、またはGenreで自動的に並べ替えられます。
  • Playlists:すべてのTraktor Playlistが含まれます。
  • Explorer:ハードドライブ内のトラックを閲覧できます。History Playlistを含むArchiveフォルダーも含まれます。
  • Audio Recordings:AUDIO RECORDERで作成したすべての録音が含まれます。
  • iTunes:すべてのiTunes Playlistを含む、iTunes Libraryへの直接アクセスを提供します。
  • History:最新のヒストリープレイリストが含まれます。

各History Playlistにはタイムスタンプが付けられ、トラックを再生した日時や方法に関する追加のカラム(Start-Time、Duration、Deck)が含まれます。

4Cover Artwork:Track List内で選択したトラックのカバーアートワークを表示します。

5Status bar:トラック解析の進行状況、エラーメッセージ、およびTraktor全体のステータスを表示します。

6Track List:選択されているソース(フォルダー、Playlist、検索結果、またはタグベース)に応じてトラックを表示します。

7Favorites:お気に入りのPlaylistやフォルダーへ直接アクセスできます。


参照元情報:Traktor Overview
https://www.native-instruments.com/ni-tech-manuals/traktor-pro-manual/en/traktor-overview