SoundID Reference - ログファイル、クラッシュレポートの取得とデバッグ手順

SoundID Reference - ログファイル、クラッシュレポートの取得とデバッグ手順

問題のトラブルシューティング用に、SoundID Reference のログファイルを取得します。ソフトウェアで何らかの問題が発生している場合、ログファイルは弊社チームが問題を解決するうえで非常に役立ちます。

本記事の内容:

  • SoundID Reference のログファイル
  • インストールログファイル
  • クラッシュレポート
  • フリーズログ(spindump)
  • Measure アプリのログファイル
    • SoundID Reference Measure アプリのデバッグモード
    • SoundID Virtual Monitoring PRO Measure のログファイル
  • macOS での HAL ロギング
  • よくある質問(FAQ)
    • スタンドアロンアプリで「デバッグモード」がグレーアウトしているのはなぜですか?

SoundID Reference のログファイル

SoundID Reference の使用中に技術的な問題が発生し、それがソフトウェア自体に起因すると思われる場合、ログファイルに原因に関する情報が含まれています。バグが任意のコンピューターで明確に再現できる場合を除き、弊社の開発者はお使いのコンピューターで生成されたソフトウェアのログファイルを確認する必要があります。解決までの時間を短縮するため、サポートリクエストを送信する際にはログファイルを収集して添付してください。

ログファイルは自動的に生成され、ソフトウェアのセッションごとに個別にまとめられます。SoundID Reference のスタンドアロンアプリ、DAW プラグイン、または Measure アプリを起動するたびに、新しいログのサブフォルダが生成されます。

macOS

  1. ソフトウェアを再起動して、新しいログセッションを自動的に開始します。
  2. 問題を再現し、問題のある挙動をログに記録させます。
  3. Finder を開き、移動 > フォルダへ移動... をクリックして、次の場所を入力します:
    • ~/Library/Application Support/Sonarworks/Logs
  4. 最新セッションのログサブフォルダを見つけます(最新セッションのログを手動で見つけられない場合は、フォルダの内容を「変更日」で並べ替えてください)。
  5. ログフォルダを右クリックし、ZIP アーカイブに圧縮します。

Finder で Sonarworks フォルダへ手動で移動することもできます:

Macintosh HD/Users/your username/Application Support/Sonarworks/Logs

注意:macOS の User/Library ディレクトリはデフォルトで非表示になっています。Finder で Command + Shift + 「.」(ドット)キーで隠しファイルを表示するか、こちらの手順に従ってください:Mac と Windows で隠しファイルを表示するには?

new.png

Logs folder

Windows

  1. ソフトウェアを再起動して、新しいログセッションを自動的に開始します。
  2. 問題を再現し、問題のある挙動をログに記録させます。
  3. PC 上の次の場所に移動します:
    • C:\Users\your username\AppData\Local\Sonarworks\Logs
  4. 最新セッションのログサブフォルダを見つけます(最新セッションのログを手動で見つけられない場合は、フォルダの内容を「変更日時」で並べ替えてください)。
  5. ログフォルダを右クリックし、ZIP アーカイブに圧縮します。

注意:Windows の Library\AppData ディレクトリはデフォルトで非表示になっています。隠しファイルを表示するには、こちらの手順に従ってください:Mac と Windows で隠しファイルを表示するには?

インストールログファイル

SoundID Reference のインストーラーやインストール全般で問題が発生している場合、インストールログを収集することで、サポートチームが問題をさらに調査するのに役立つことがあります。

macOS

  1. デスクトップ右上にある Spotlight 検索アイコンを見つけてクリックします。
  2. Console(コンソール)と入力し、Enter を押します。
  3. Log Reports に移動し、リストの一番下までスクロールして install.log ファイルを見つけます。
  4. install.log ファイルを右クリックし、Reveal in Finder(Finder で表示)を選択します。

注意:通常の SoundID Reference のログファイル内にも追加のインストールログがあります。上記の手順で同様に収集してください:SoundID Reference のログファイル。

mceclip1.png

macOS での詳細なインストーラーログ取得

Console のログメッセージには、問題に関するさらに詳しい情報が含まれている場合があります。チケットに情報を追加したい場合や、サポート担当者から問題に関するより詳細なレポートの提供を求められた場合は、次の手順に従ってください:

  1. Console ユーティリティを起動し、上部中央のバーにある Start をクリックします。
  2. 検索バーに「reference installer」と入力して関連するエントリを絞り込み、Enter を押します。
  3. SoundID Reference のインストーラーを起動し、通常どおり(問題が起きるところまで)進めます。
  4. Console アプリに戻り、すべてのイベントを選択します(Cmd + A のキーボードコマンドを使用)。
  5. すべてのイベントをコピー(Cmd+C)し、TextEdit(Cmd + V)など任意のテキストエディタアプリに貼り付けます。
  6. テキストファイルを保存し、サポートリクエストに添付します。

SoundID Reference Installer logs

Windows

  1. Windows エクスプローラーで次のディレクトリに移動します:
    • C:\Users\User\AppData\Local\Temp
  2. フォルダの内容を更新日時並べ替え、最新のエントリが上に表示されるようにします。
  3. SoundID Reference のオンラインインストーラーを起動し、Temp フォルダに新しいエントリが追加されるか監視します。
  4. インストールを完了させ(失敗したインストールも含む)、すぐに Temp フォルダから最新のファイルを取り出してアーカイブし、作成したアーカイブをサポートリクエストに添付します。

アイテムのタイムスタンプに注目してください。タイムスタンプは、最後に起動したインストールのファイルを見分ける最良の方法です。

注意:通常の SoundID Reference のログファイル内にも追加のインストールログがあります。上記の手順で同様に収集してください:SoundID Reference のログファイル。

Win directory

Select files

クラッシュレポート

SoundID Reference のスタンドアロンアプリ(または DAW など、SoundID Reference に関連する他のアプリケーション)がコンピューターでクラッシュする場合、クラッシュレポートは弊社チームが問題を調査するのに役立ちます。

macOS

  1. メニューバーにある Spotlight 検索アイコンを見つけてクリックします。
  2. Console(コンソール)と入力し、Enter を押します。
  3. Crash Reports に移動し、リストから該当するクラッシュレポートを見つけて選択します。
  4. ファイルを右クリックし、Reveal in Finder(Finder で表示)を選択します。

注意:問題の原因を特定するには、SoundID Reference のログファイルも収集する必要があります。上記の手順で収集してください:SoundID Reference のログファイル。

Console crash Done

Windows

SoundID Reference アプリのクラッシュや、サイレントクラッシュ(エラーメッセージなどの表示なくアプリが突然終了する現象)が発生している場合、以下の手順でクラッシュログを収集して弊社に送付いただくと、調査に役立ちます。

自動クラッシュレポート

SoundID Reference バージョン 5.7.3 のリリースに伴い、SoundID Reference スタンドアロンアプリのクラッシュ時にアクションメッセージを表示する新機能が実装されました。クラッシュが発生した場合は、次の手順に従ってください:

  1. Contact support をクリックしてサポートチケットを作成します。
  2. Save report をクリックします。
  3. フォルダ全体をサポートリクエストに添付します。

crash report

クラッシュダンプの収集

自動クラッシュログが取得されない場合は、代わりにクラッシュダンプログを送付いただくと役立ちます。クラッシュダンプは SoundID Reference のスタンドアロンアプリMeasure アプリの両方で取得できます。この方法は他のアプリケーション(例:お使いの DAW)にも使用できます。これらのミニダンプは暗号化されているため Sonarworks では読み取れませんが、クラッシュが SoundID Reference に関連するものか確認するために各メーカーへ送付できます。

  1. CrashDumpTool.exe ファイルをダウンロードします(この記事の↓末尾↓に添付されています)。
  2. CrashDumpTool.exe ファイルを実行します。
  3. Browse ボタンをクリックし、SoundID Reference アプリ/Measure アプリのディレクトリに移動して .exe ファイルを選択し、Open ボタンをクリックします:
    • C:\Program Files\Sonarworks\SoundID Reference\Systemwide\SoundID Reference.exe
    • C:\Program Files\Sonarworks\SoundID Reference\Measure\Reference Measure.exe
  4. Crash Dump Type ドロップダウンメニューで Full dump を選択します。
  5. Run をクリックし、クラッシュするまでアプリを通常どおり使用し続けます。
  6. Show をクリックしてクラッシュダンプファイルの場所を開き、ZIP アーカイブに圧縮します。

注意:ファイルサイズが大きすぎてサポートリクエストに添付できない場合は、任意のファイルアップロードサービス(Google Drive、Dropbox など)を利用し、アップロードリンクをお問い合わせに記載してください。

crash dump

CrashDumpTool

フリーズログ(spindump)

SoundID Reference プラグインを DAW に挿入したり、SoundID Reference スタンドアロンアプリを起動したりすると、サードパーティ製ソフトウェアがフリーズすることがあります。SoundID Reference 自体がフリーズした場合でも、spindump はその原因と解決方法を理解するのに役立ちます。

macOS

  1. Finder > アプリケーション > ユーティリティ > アクティビティモニタを開きます。
  2. プロセスのリストからフリーズしているアプリを見つけて選択します。
  3. 表示(...)> Run Spindump を押し、生成されたレポートを保存します。
  4. ターミナルユーティリティを起動し、ターミナルウィンドウに次のコマンドをコピー&ペーストして、Return/Enter を押して実行します:
    • sudo spindump -file ~/Desktop/spindump.txt
  5. spindump.txt ファイルがデスクトップに保存されます。
  6. 両方のレポートを ZIP アーカイブに圧縮します。

image (10)

Windows

  1. Process Explorer ユーティリティをこちらからダウンロードして展開します:Microsoft downloads
  2. procexp.exe ファイルを実行して Process Explorer を起動します。
  3. フリーズしているアプリケーションを右クリックし、Create Dump > Create Minidump を選択します。
  4. ミニダンプを保存し、ZIP アーカイブに圧縮します。

注意:ミニダンプは暗号化されており、ソフトウェアのメーカーのみが読み取れます。Sonarworks は Sonarworks アプリが生成したミニダンプはデバッグできますが、サードパーティ製ソフトウェアのものは読み取れません。サードパーティ製アプリについては、各サポートチームへお問い合わせください。対応可能な場合があります。

minidump1

minidump2

Measure アプリのログファイル

トラブルシューティングの際は、正しいツールからログを収集することが重要です。SoundID Reference Measure のログは、マイク検出、ルーティング、測定の安定性など、ルームとスピーカーのキャリブレーション処理に焦点を当てています。一方、SoundID Virtual Monitoring Pro Measure のログは、デバイス設定、信号再生、測定精度チェックなど、ヘッドホンでのルーム/空間キャプチャに関する詳細を記録します。

SoundID Reference Measure アプリのデバッグモード

SoundID Reference Measure アプリには Debug mode(デバッグモード)があり、特に複雑なスピーカー測定の問題を調査・修正しやすくなっています。デバッグデータは、弊社のサポートおよび開発チームが問題の正確な原因を突き止めるうえで不可欠です。

ほとんどの問題は、このガイドを使って簡単に自己診断・回避できます:SoundID Reference スピーカー測定トラブルシューティングガイド

  1. SoundID Reference Measure アプリを起動し、Preferences(環境設定)をクリックします。
  2. Debug mode」と「Store raw audio in measurement project」の機能を有効にします。
  3. X をクリックして Preferences サイドバーを閉じ、Get started をクリックします。問題が起きるところまでスピーカー測定を進めます。
    • 注意:この段階で、エラーや問題のある挙動、サードパーティ製コンポーネントの構成、その他有用と思われるものについて、スクリーンショットや動画/音声キャプチャを自由に取得してください。
  4. Measure アプリを終了して再起動し、Preferences > Assemble logs に進みます。

Measure debug mode

SoundID Virtual Monitoring PRO Measure のログファイル

Virtual Monitoring PRO Measure では、問題・エラーの調査や、アプリがどこかで止まってしまう場合の調査に不可欠なファイルが 2 つあります。問題が発生した場合、これらは次の場所にあり、問題のトラブルシューティングと解決に役立ちます。

  • request.json」ファイル:
    • macOS~/Library/Application Support/Sonarworks/SoundIDMeasure/logs/SoundIDReferenceMeasureVM2
    • WindowsC:\Users\user_name\AppData\Local\Sonarworks\SoundIDMeasure\logs\SoundIDReferenceMeasureVM2
  • autosave.swvm」ファイル:
    • macOS~/Library/Application Support/Sonarworks/MeasureVM
    • WindowsC:\Users\user_name\AppData\Local\Sonarworks\MeasureVM

VM Measure logs

macOS での HAL ロギング

macOS では、SoundID Reference スタンドアロンアプリの重大なオーディオ問題のトラブルシューティングのために、すべての CoreAudio データを収集する HAL ロギング手順を実行できます:

  1. スタンドアロンアプリを完全に終了します:SoundID Reference アプリを完全に終了するには?
  2. この記事の下に添付されている HALLogger-1.0.6.0.zip ファイルをダウンロードして展開します。残りの手順の間、このフォルダを移動・削除しないようにしてください。
  3. HAL Logger の「Installer」を実行し、指示に従います。システム設定で許可を求められる場合があります:セキュリティとプライバシー > セキュリティまでスクロール > このまま開く
  4. アクティビティモニタを開き、「HALLoggerDaemon」プロセスが実行中であることを確認します。
  5. Sonarworks の Logs ディレクトリに移動し、新しく作成された 2 つのファイル HAL.log.gzSetup.log を確認します。
  6. スタンドアロンアプリを起動し、ローカル音声の再生やブラウザでの再生など、通常のワークフローを問題が発生するまで進めます。
  7. HALLogger が入っているフォルダに戻り、「Uninstaller」ファイルを実行します。
  8. HAL.log.gzSetup.log のログ、および最新の通常セッションログを収集します。Sonarworks の Logs ディレクトリ内のすべてを収集し、サポートリクエストにファイルを添付してください。

注意:HAL ロガーは、コンピューターのスリープや再起動のサイクルを通じて継続的に動作し続けるよう設計されており、コンピューターのスリープ後や起動時などに発生し得る問題を記録します。

HALLoggerDaemon

よくある質問(FAQ)

スタンドアロンアプリで「デバッグモード」がグレーアウトしているのはなぜですか?

SoundID Reference の Debug mode は現在開発中です。ただし、macOS での重大な再生問題のトラブルシューティングについては、上記のとおり HAL ロギングの仕組み(実質的にメインのデバッグ機能)が利用できます:macOS での HAL ロギング。

添付ファイル


参照元情報:Log files, crash reports, and debug procedures in SoundID Reference
https://support.sonarworks.com/hc/en-us/articles/360019891120-Log-files-crash-reports-and-debug-procedures-in-SoundID-Reference

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