Maschine+ユーザーマニュアル 4 - 基本操作(Common Operations)

Maschine+ユーザーマニュアル 4 - 基本操作(Common Operations)

Maschine+ で最もよく使う操作やワークフローについて説明します。

このセクションでは、Maschine+ を使ううえでさまざまな場面で登場する、ごく一般的な操作をいくつか紹介します。


4方向プッシュエンコーダーの使用

4方向プッシュエンコーダー(以下、4-D encoder と呼びます)は、従来のジョイスティック、ボタン、そして連続可変エンコーダーの機能を1つにまとめたものです。これにより、ナビゲーション、パラメーター値の調整、インストゥルメントのコントロールに使える多機能なコントロールエレメントとなっています。上下左右の4方向に動かせるほか、押し込みと回転にも対応します。

4dencoder.png

VOLUMESWINGTEMPO ボタンの左側に位置する 4-D encoder。

メニューやコンテキストに応じて、実行できる操作は異なります。

  • 周囲の LED が示す方向に 4-D encoder を動かすことで、ディスプレイ内を移動します。
  • 4-D encoder を回すことで、リスト内の項目をブラウズします。
  • 4-D encoder を回すことで、ハイライトされているパラメーターの値を調整します。
  • 4-D encoder を押し込むことで、選択を確定します。

モードとモードのピン留め

Maschine+ には、さまざまな操作モードが用意されています。

デフォルトの Control モード(パッドで Sound をトリガーするモード)に加えて、さまざまなタスクを実行するための多くのモードがあります。これらのモードは、SCENECHORDSBROWSER などの専用ボタンで有効になります。

これらのモードの一部は、ボタンを押し続けている間だけモードが有効になります。たとえば SOLO ボタンを押すと、ディスプレイに Solo 専用のコントロールオプションが表示され、ボタンを離すと Maschine+ は元のモードに戻ります。

押し続ける必要のあるボタンは、(パッドの左側の)中央の列に NOTE REPEAT ボタンと AUTO ボタンとともに配置されています。

MAS_Plus_Pinning_modes.png

デフォルトでは、対応するモードを使用するにはこれらの各ボタンを押し続ける必要があります。

モードのピン留め

Maschine+ では、モードをピン留め(ロック)して、モードボタンを離してもモードが元に戻らないようにすることもできます。

  1. モードボタン(たとえば PATTERN)を押し続けます。
  2. 左ディスプレイの上にある Button 1 を押します。
    左画面で、Button 1 の下の PATTERN ラベルがハイライトされます。PATTERN ボタンを離しても構いません。再び PATTERN を押すまで、Maschine+ は Pattern モードのままになります。
ℹ️

一度モードをピン留めすると、次回そのボタンを押したときも Maschine+ が自動的にそのモードをピン留めします。

アクティブなモードのピン留めは、もう一度 Button 1 を押すことで解除できます。

Button 1 を同時に押すことでピン留めできるボタンの一覧は次のとおりです。

  • パッドの左側の列にあるすべてのボタン(SCENEPATTERN、…、SOLOMUTE)。
  • NOTE REPEATArp)ボタン:Note Repeat モード(パッドが Group モードのとき)と Arp モード(パッドが Keyboard または Chords モードのとき)の両方をピン留めできます。
  • FOLLOWGrid)ボタンと VARIATION ボタン:これらのボタンは SHIFT と同時に押すと、それぞれ Grid モードと Navigate モードに切り替わります。これらのモードはデフォルトですでにピン留めされています。通常どおり Button 1 を押すことで、ピン留めの解除や再ピン留めができます。
  • AUTO ボタン:Button 1 を使う代わりに、SHIFT + AUTO を押して AUTO モードをピン留めします。また、このモードを抜けると自動的にピン留めが解除され、次に AUTO を押したときには再び一時的なモードに戻ります。

操作の取り消しとやり直し

直前の操作を取り消したりやり直したりすることは、実行した操作をキャンセルしたり、変更前と変更後の2つのバージョンを比較したりするのに便利です。Project の読み込みまたは作成以降に行ったほとんどの操作を取り消すことができます。

Step Undo/Redo は、従来型の取り消し/やり直しです。実行した各操作を、ステップごとにキャンセルまたは再実行します。

Maschine+ では、次のように操作します。

  • 直前の操作を取り消すには、SHIFT + Pad 3(Step Undo)を押します。
  • 直前の操作をやり直すには、SHIFT + Pad 4(Step Redo)を押します。

Group または Sound へのフォーカス

特定の Sound または Group の内容やパラメーターを表示するには、まずそれをフォーカスする必要があります。

Sound や Group にフォーカスを設定することは、それを選択することとは少し異なります。フォーカスは「何が表示されるか」を定義し、選択は「編集が何に影響するか」を定義します。

Group へのフォーカス

  1. 必要に応じて、SHIFT + 目的の Group ボタン AH を押して、目的の Group を含む Group バンクに切り替えます。
  2. 目的の Group ボタン AH を押します。
    対応する Group がフォーカスされます。
💡

Group をフォーカスすると、左ディスプレイの上にある Button 13 を使って、Master、フォーカス中の Group、その Group で最後にフォーカスした Sound の間をすばやく切り替えられます。詳しくは、Master、Group、Sound レベルの切り替え のセクションを参照してください。

Sound へのフォーカス設定

  1. 別の Group にある Sound にフォーカスを設定したい場合は、まず上記の手順でその Group にフォーカスを設定します。
  2. SELECT + 目的の Sound のパッドを押します(パッドが Pad Mode の場合は、そのパッドを押すだけで構いません)。
    対応する Sound がフォーカスされます。
💡

Sound をフォーカスすると、左ディスプレイの上にある Button 13 を使って、Master、それを含む Group、フォーカス中の Sound の間をすばやく切り替えられます。詳しくは、Master、Group、Sound レベルの切り替え のセクションを参照してください。

💡

複数の Sound を同時に選択して、それらすべてに変更を適用することもできます。詳しくは、複数の Sound または Group の選択 のセクションを参照してください。


Master、Group、Sound レベルの切り替え

Control ビューの表示は、いつでも Master、フォーカス中の Group、フォーカス中の Sound のパラメーターの間ですばやく切り替えられます。

  1. CHANNEL または PLUG-IN ボタンを押して、Control モードに入ります。
  2. 左ディスプレイの上にある Button 1MASTER)、Button 2GROUP)、Button 3SOUND)を押すと、それぞれ Master、フォーカス中の Group、フォーカス中の Sound の Plug-in パラメーターと Channel プロパティが表示されます。
    選択したタブが点灯します。左ディスプレイには(MASTERGROUPSOUND タブの下に)Project 名、フォーカス中の Group 名、またはフォーカス中の Sound 名が表示され、ディスプレイには Master、フォーカス中の Group、フォーカス中の Sound の Plug-in パラメーターと Channel プロパティが表示されます。

このセクションでは、Sound、Group、または Master にある Plug-in パラメーターや Channel プロパティを表示・編集する方法を説明します。

Channel プロパティ、Plug-in、パラメーターページのナビゲート

Channel プロパティ、Plug-in、パラメーターページをナビゲートするには、次のように操作します。

  1. Sound、Group、または Master にフォーカスを設定します。詳しくは、Group または Sound へのフォーカス のセクションを参照してください。
  2. CHANNEL ボタンを押すと選択中の Sound、Group、または Master の Channel プロパティが、PLUG-IN ボタンを押すと Plug-in スロットが表示されます。
  3. Button 1MASTER)、Button 2GROUP)、Button 3SOUND)を押すと、Master、フォーカス中の Group、フォーカス中の Sound の Plug-in と Channel プロパティが表示されます。
  4. 4-D encoder を使うか Button 5/6 を押して、Channel プロパティや Plug-in をナビゲートします(選択中の Channel プロパティまたは Plug-in の名前が、Button 56 の下の左右の矢印の間に表示されます)。選択中の Channel プロパティまたは Plug-in のパラメーターがディスプレイに表示されます。
  5. Page ボタンBROWSERSAMPLER ボタンの下)を使って、選択中の Channel プロパティまたは Plug-in のパラメーターページをナビゲートします。また、現在のページの左右に別のページがある場合は、対応する Page ボタンが半点灯します。
  6. ディスプレイの下にある Knob 18 を使って、選択中のページで利用できるパラメーターの値を調整します。連続可変パラメーターの場合は、SHIFT を押しながら Knob を回すと、より細かい単位で値を調整できます。
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Group の OUTPUT プロパティの Audio ページを表示しているディスプレイ。

Navigate モードの使用

あるいは、Navigate モードを使って、Channel プロパティや Plug-in をパラメーターページとともにナビゲートすることもできます。

  1. SHIFT + VARIATION を押して Navigate モードに入ります(または NAVIGATE + Button 1 を押してピン留めします)。
  2. SHIFT + VARIATION を押しながら Button 2PAGE NAV)を押して、Page Navigation モードに入ります。
  3. CHANNEL ボタンを押すと選択中の Sound、Group、または Master の Channel プロパティが、PLUG-IN ボタンを押すと Plug-in スロットが表示されます。
  4. Button 5/6 を押して、Channel プロパティや Plug-in をナビゲートします。選択中の Channel プロパティまたは Plug-in の名前が、Button 56 の下の左右の矢印の間に表示されます。さらに、この Plug-in または Channel プロパティのセットが左ディスプレイでハイライトされます。
  5. 暗く点灯しているパッドを押して、目的のパラメーターページを選択します。利用できるパラメーターページの名前が、対応するパッドとともに右ディスプレイに表示されます。
  6. 選択すると、対応するパッドが完全に点灯し、右ディスプレイでページ名がハイライトされます。
  7. パラメーターページが16個を超える場合は、Button 7/8 を押して前/次の16ページに切り替えます。
  8. VARIATION ボタンを離すと Control モードに戻ります(Navigate モードをピン留めした場合は、もう一度 VARIATION を押します)。
    選択したパラメーターページがディスプレイに表示されます。ディスプレイの下にある Knob 18 を使ってパラメーターを調整します。

Song ビューのナビゲート

Song ビューでの位置やズーム倍率は、次のコントロールを使って操作できます。

  • SHIFT + IDEAS(Song)を押してから Button 2(SONG)を押して、Song モードに入ります。
  • Knob 5(Arranger Zoom)を回して、Arranger をズームイン/ズームアウトします。
  • Knob 6(Arranger Scroll)を回して、Arranger 内をスクロールします。

再生位置の追従

Song ビューが、現在選択している Loop Range の全体を表示していない場合、再生ヘッドが現在表示されている Project の範囲を超えて進み、再生位置を見失うことがあります。これを防ぐために、Song ビューを再生ヘッドに追従させることができます。

再生中に再生ヘッドの位置を追従させるには、次のように操作します。

  • Transport セクションの FOLLOW ボタンを押します。
    FOLLOW ボタンが点灯します。以降、再生ヘッドが現在表示されている範囲の終わりに達すると、Arranger は(同じズーム倍率のまま)Project の次の範囲に切り替わります。これにより、常に再生中の Project の範囲を見ることができます。
⚠️

Follow 機能は、Arranger または Pattern Editor の別の範囲へ手動でスクロールすると、自動的に無効になります。

Follow 機能は、Song モード、Pattern モード、Step モード、Note Repeat モードのディスプレイに影響します。さらに Step モードでは、Follow 機能はパッドにも影響します。Follow が有効なときに再生ヘッドがパッドで表示されている16ステップすべてを通過すると、パッドは(存在すれば)Pattern の次の16ステップへ自動的に切り替わります。


Song のスクラブ操作

スクラブは、4-D encoder を使って曲の特定の位置へすばやく移動する便利な方法です。スクラブできる間隔は Arrange Grid の設定に応じて変わります。

Song をスクラブするには、次のように操作します。

  1. IDEAS(Song)を押してから SHIFT + Button 2 を押して、Song モードを選択します。
  2. SHIFT を押しながら 4-D encoder を回すと、Arrange Grid の値に応じた間隔で曲内をスクロールします。
  3. SHIFT を押し、続いて 4-D encoder を押し込みながら回すと、Arrange Grid の設定に応じたより細かい間隔で曲内をスクロールします。
💡

Arrange Grid の値を設定するには、SHIFT + FOLLOW(Grid)を押し、使いたい値に対応するパッドを押します。


Scene と Section を使ったパフォーマンス

Maschine+ には、Scene や Section 間のジャンプのタイミングを微調整するための設定が用意されています。

  • Perform Grid では、Scene の切り替えをクオンタイズできます。再生が現在の Scene(Ideas ビュー)または Section(Song ビュー)を離れるタイミングを選べます。たとえば、新しく選んだループをすぐに再生させず、次の小節線まで待たせたい場合などに使います。利用できるクオンタイズ値は、1小節、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符、Scene/Section 全体、そして Off です。Off を選ぶと、次のループを選択した直後に Scene/Section の切り替えが実行されます。
  • Retrigger 設定では、次のループがどこから始まるかを決められます。
  • Retrigger が有効な場合、次に選択した Section(Ideas ビュー)または Section(Song ビュー)は強制的に先頭から再生されます。これは、曲の他の部分で何が起きているかに関わらず、常に Scene や Section を先頭から再生したい場合に便利です。
  • Retrigger が無効な場合(デフォルト設定)、次に選択した Scene や Section は、先頭からの同じオフセット位置で再生されます。たとえば、現在の Section をビート3で離れると、新しい Section もそのビート3から再生され始めます。これにより、トラック全体のグルーヴが途切れないようにします。

Scene と Section 間のジャンプ

Ideas ビューでは Perform Grid と Retrigger が Scene 間のジャンプの設定をコントロールし、Song ビューでは Section 間のジャンプのグリッドを設定します。

Perform Grid と Retrigger の設定を行うには、次のように操作します。

  1. SHIFT + IDEAS を押してから、Button 1 または 2 を押して Ideas ビューまたは Song ビューを選択します。
  2. SHIFT + FOLLOW(Grid)を押して Grid モードに入ります(または SHIFT + FOLLOW(Grid)を押してから Button 1 を押してピン留めします)。
  3. Button 2 を押して PERFORM を選択します。
  4. パッドを押して目的の値を選択します(たとえば pad 9 で 1/4、4分音符)。
    次に新しい Scene/Section またはループ範囲を選択したとき、切り替えは次の4分音符のタイミングで行われます。

Scene の Retrigger 設定の調整

Scene の Retrigger 設定を調整するには、次のように操作します。

  1. SHIFT + IDEAS(Song)を押してから、Button 1 を押して Ideas ビューを選択します。
  2. SCENE(Section)を押して Scene モードに入ります(または SCENE + Button 1 を押してピン留めします)。
  3. 左ディスプレイの左下隅に、現在の RETRIGGER の値(デフォルトは Off)が表示されます。
  4. Knob 1 を回して On を選択します。
    次に新しい Scene またはループ範囲を選択したとき、それは先頭から再生されます。

Section の Retrigger 設定の調整

Section の Retrigger 設定を調整するには、次のように操作します。

  1. SHIFT + IDEAS(Song)を押してから、Button 2 を押して Song ビューを選択します。
  2. SCENE を押して Section モードに入ります(または SCENE + Button 1 を押してピン留めします)。
  3. Right Page ボタンを押して、2ページ目にアクセスします。
  4. 左ディスプレイの左下隅に、現在の RETRIGGER の値(デフォルトは Off)が表示されます。
  5. Knob 1 を回して On を選択します。
    次に新しい Section またはループ範囲を選択したとき、それは先頭から再生されます。

Volume、Swing、Tempo の調整

Quick Edit ボタンを使って、Project の音量レベル、スウィング、全体のテンポをいつでもすばやく調整できます。

Volume の調整

  • 4-D encoder の近くにある VOLUME ボタンを押します。
    VOLUME ボタンが点灯します。以降、4-D encoder を使って、Project 全体、各 Group、各 Sound の音量を個別に次のように調整できます。
  • 全体の音量を調整するには、4-D encoder を回します。SHIFT を押しながら回すと、より細かい単位で値を調整できます。
  • 特定の Group の音量を調整するには、その Group ボタン(AH)を押しながら 4-D encoder を回します。SHIFT を押しながら回すと、より細かい単位で調整できます。
  • 個々の Sound の音量を調整するには、そのパッドを押し続けながら 4-D encoder を回します。SHIFT を押しながら回すと、より細かい単位で調整できます。

音量を調整すると、左ディスプレイに現在の値が短く表示されます。

💡

Pattern を再生しながら試すことをおすすめします。変更の効果をすぐに聞くことができます。

Swing の調整

Project 全体の swing を調整することもできます。Swing 機能は、演奏された一部のノートをずらすことで、Pattern に「グルーヴ」を加えます。手順は、上記の音量の場合と同様です。

  1. 4-D encoder の近くにある SWING ボタンを押します。SWING ボタンが点灯します。VOLUME ボタンが点灯していた場合は消灯します。
  2. 4-D encoder を回して、Project 全体のスウィングを調整します。
    スウィングを調整すると、左ディスプレイに現在の値が短く表示されます。
💡

上記の音量の場合と同様に、目的の Group ボタンやパッドを押し続けることで、Sound や Group ごとに個別の Swing 値を調整することもできます。

Tempo/Tune の調整

  • TEMPO ボタンを押します。
    TEMPO ボタンが点灯します。以降、4-D encoder を使って、Project のテンポや、各 Group・各 Sound のチューニングを個別に調整できます。
  • テンポを調整するには、4-D encoder を回します。SHIFT を押しながら回すと、より細かい単位で調整できます。
  • 特定の Group のチューニングを調整するには、その Group ボタン(AH)を押し続けながら 4-D encoder を回します。SHIFT を押しながら回すと、より細かい単位で調整できます。
  • 個々の Sound のチューニングを調整するには、そのパッドを押し続けながら 4-D encoder を回します。SHIFT を押しながら回すと、より細かい単位で調整できます。

テンポやチューニングを調整すると、左ディスプレイに現在の値が短く表示されます。

💡

Pattern を再生しながら試すことをおすすめします。変更の効果をすぐに聞くことができます。

  • 音量、スウィング、テンポの変更が終わったら、点灯している VOLUMESWINGTEMPO ボタンを押して無効にします。

Mute と Solo

Mute は Sound や Group をバイパス(迂回)できるのに対し、Solo はほぼその逆で、他のすべての Sound や Group をミュートし、Solo にした Sound や Group だけを再生します。

Mute と Solo の組み合わせは、ライブ演奏や、異なるシーケンスを組み合わせてテストするのに便利な手段です。

ライブセットでは、Group と Sound を同時に Mute・Solo できます。Sound を Solo にすると1つを除くすべての Sound がミュートされるため、その後 MUTE ボタンを使ってミュートされた Sound を「解放」できます。このテクニックを使ってブレイクダウンを作れます。キックドラムなどの特定の Sound を Solo にし、その後 MUTE ボタンでミュートされた Sound を1つずつ戻してトラックを再び組み立てていきます。

Solo モードに入るには、次のように操作します。

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Solo モード。

  1. SOLO を押し続けて Solo モードに入ります。SOLO + Button 1 を押すと、このモードをピン留めして常時有効にすることもできます。
  2. パッドを押して Sound を Solo にし、Group ボタンを押して現在の Group バンクの Group を Solo にします。Button 34 を押すと、前/次の Group バンクに切り替えられます。

Mute モードに入るには、次のように操作します。

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Mute モード。

  1. MUTE を押し続けて Mute モードに入ります。MUTE + Button 1 を押すと、このモードをピン留めして常時有効にすることもできます。
  2. パッドを押して Sound をミュートし、Group ボタンを押して現在の Group バンクの Group をミュートします。Button 34 を押すと、それぞれ前/次の Group バンクに切り替えられます。

Solo モードと Mute モードのどちらでも、次のことに気づくでしょう。

  • ミュートされていないパッドと Group ボタンはコントローラー上で完全に点灯し、ミュートされているものは暗く点灯します(空のものは消灯します)。
  • ディスプレイ上では、ミュートされていない Sound と Group がハイライトされ、ミュートされているものはハイライトされません(空のものは…空のままです)。

どちらのモードでも、ディスプレイにはさらにいくつかの機能が用意されています。

  • ALL ONButton 5)を押すと、選択中の Group のすべての Sound が有効になります。
  • NONEButton 6)を押すと、選択中の Group のすべての Sound が無効になります。
  • Button 8AUDIO)を押し続けると、ミュートされている Sound を確認できます。audio mute が有効な Sound はパッドが完全に点灯し、event mute のみの Sound はパッドが暗く点灯します。これは右ディスプレイにも示されます(audio mute の Sound がハイライトされます)。Button 8AUDIO)を押し続けながら任意のパッドを押すと、その Sound の audio mute のオン/オフを切り替えられます。
ℹ️

Sound の audio mute を有効/無効にしても、その Sound がミュート/ミュート解除されるわけではありません。これは、通常の方法(MUTE + そのパッドを押す)でその Sound をミュートしたときに、イベントとオーディオの両方がミュートされるように設定するだけです。

💡

Sound を Solo にすると1つを除くすべての Sound がミュートされるため、その後 MUTE ボタンを使ってミュートされた Sound を「解放」できます。このテクニックを使ってブレイクダウンを作れます。キックドラムなどの特定の Sound を Solo にし、その後 MUTE ボタンを押しながらミュートされた Sound を1つずつ戻してトラックを再び組み立てていきます。


Smart Strip の使用

Smart Strip を使うと、複数のパラメーターを指先でコントロールできます。パッドで演奏している音にピッチベンドやモジュレーションをかけたり、Perform FX をリアルタイムで調整したり、Smart Strip をなぞって(ストラミングして)Sound を演奏したりできます。

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PITCH モードが有効になった Smart Strip。

Smart Strip の各モードを使用していないときは、LED がパターンや曲の中での再生ヘッドの位置を示します。

  • Ideas ビューでは、Smart Strip の LED は、再生および録音中に選択中のパターン内での再生ヘッドの位置を示します。
  • Song ビューでは、Smart Strip の LED は、曲の中での再生ヘッドの位置を示します。

この機能は、録音時やライブセットでパターンを切り替える際に、タイミングを合わせるための優れた視覚的フィードバックとなります。

ℹ️

この機能は、Smart Strip の各モード(Pitch、Mod、Perform、Notes)を使用しているときは利用できません。


Pitch モード

Pitch モードでは、Smart Strip 上で指をスライドさせると、パッドで演奏しているノートのピッチが「ベンド」します。つまり、一定量だけ音のチューニングを変化させます。シンセサイザーや標準的な MIDI キーボードのピッチベンドホイールを使ったことがあれば、この効果はおそらくおなじみでしょう。

Pitch モードでは、Smart Strip の中央に白い LED で示されるように、スケールが中央を基準にしています。指を左にスライドするとピッチが下がり、右にスライドするとピッチが上がります。Sound に適用されるピッチベンドの量は、Smart Strip の上の LED ドットで示されます。Smart Strip から指を離すと、音のピッチは標準のチューニングに戻ります。

  • Pitch モードを有効にするには、PITCH ボタンを押します。

Modulation モード

Modulation モードでは、Smart Strip 上で指をスライドさせると、パッドで演奏しているノートの音がモジュレートされます。Smart Strip は常に、標準の MIDI CC #1 に割り当てられているパラメーターをコントロールします。この MIDI コンティニュアスコントローラーはモジュレーションホイール用に予約されています。シンセサイザーや標準的な MIDI キーボードのモジュレーションホイールを使ったことがあれば、この効果はおそらくおなじみでしょう。

Modulation モードでは、白い LED で示されるように、スケールが Smart Strip の左端から始まります。指を右にスライドすると、Smart Strip の上の LED ドットで示されるように、モジュレーションの量が増えていきます。Smart Strip から指を離すと、モジュレーション値は最後にストリップに触れた位置のまま保持され、上の LED ドットはその位置を示すために点灯したままになります。

  • Modulation モードを有効にするには、MOD ボタンを押します。

Notes モード

Notes モードでは、Smart Strip 上で指をスライドさせると、押さえているパッドが1つずつ順番に演奏されます。どのパッドも押さえていない状態で Smart Strip 上で指をスライドさせると、Pad Mode または Keyboard モードでパッドマトリクスにマッピングされているすべての Sound が演奏されます。指を左から右へスライドすると、パッドは昇順で演奏されます。指を右から左へスライドすると、パッドは降順で演奏されます。これは、(もしあれば)どのパッドを押さえているかに関わらず適用されます。

Smart Strip を使ってノートを演奏するには、次のように操作します。

  1. (Pad モードの)Group または(Keyboard/Chords モードの)Sound を読み込み、パッドにマッピングします。
  2. NOTES ボタンを押して Notes モードを有効にします。
  3. 演奏したいパッドを押さえます。
  4. Smart Strip 上で指をスライドさせて、パッドにマッピングされた音を「ストラミング」します。

テキストの入力

Maschine+ を使っていると、ファイルや Project に名前を付けたり、パスワードを入力したりするために、テキストを入力する必要がある場面があります。そのような場合、次のテキスト入力ダイアログが表示されます。

Entering_Text.png

Save Project As テキスト入力ダイアログ。

ダイアログにテキストを入力するには、次の操作を組み合わせて使います。

  • 4-D encoder を回して、同じ行の文字を選択します。
  • 4-D encoder を上または下に押して、別の文字の行に移動します。
  • 4-D encoder を押し込んで、選択した文字を入力します。
  • Button 5(SPACE)を押して、スペースを入力します。
  • Button 6(BACKSPACE)を押して、文字全体またはテキスト入力フィールド全体を消去します。
  • Button 7(CANCEL)を押して、変更を加えずに終了します。
  • Button 8(ENTER)を押して、テキストを確定します。

参照元情報:Common Operations
https://www.native-instruments.com/ni-tech-manuals/maschine-plus-manual/en/common-operations