対応:RX Standard および Advanced|モジュールおよびプラグイン
Dialogue Isolate は、ヒス、群衆、交通音、足音、天候などの定常的または非定常な背景ノイズ、あるいは特性が大きく変動するその他のノイズから、話し言葉のダイアログを分離するために設計されています。S/N 比の低い難しい録音でダイアログのレベルを上げるのにとくに効果的です。
Dialogue Isolate にはリバーブ除去技術が含まれており、タイル張りの部屋、講堂、大聖堂など、さまざまな空間が生み出す特有のエコーや残響からダイアログを分離します。
Dialogue Isolate は、スピーチ、ノイズ、残響の大規模なデータライブラリで訓練された機械学習アルゴリズムを使用します。ダイアログ、ノイズ、残響を自動的に検出し、3 つの個別の信号成分に分離します。分離された成分のレベルは、Voice、Reverb、Noise のゲインコントロールで個別に調整できます。
注:Dialogue Isolate のミニモジュールは RX Audio Editor の Stem Split ペインでも利用でき、メインウィンドウから直接素早くステムを分離できます。

ボイス(声)として識別された成分に適用されるゲイン量(dB)を調整します。
残響として識別された成分に適用されるゲイン量(dB)を調整します。
ノイズとして識別された成分に適用されるゲイン量(dB)を調整します。
元のオーディオのうちどれだけをノイズと残響とみなすかを調整します。Sensitivity を上げると、より多くの信号をノイズや残響として識別し、ボイスとして識別する信号が減ります。より大きなノイズ低減が得られますが、アーティファクトが生じたりダイアログの明瞭さが低下したりすることがあります。
RX Advanced では、Dialogue Isolate モジュールとプラグインに以下の追加コントロールがあります。


Quality メニューでは、以下の品質モードから選択できます。
モジュールの右下にある Expand ボタンを押すと、ウィンドウを大きくまたは小さくして、メタリングとマルチバンドインターフェイスの表示・非表示を切り替えられます。
いずれかのバンドの低減が 100%以外の値に設定されている場合、マルチバンドコントロールが出力に影響を与えることを示すため、Expand ボタンが青くハイライトされます。
マルチバンドインターフェイスは、4 つの異なる周波数バンド(Low、Low Mid、High Mid、High)で処理量を調整します。各バンドは処理パラメーターの 0~100%で個別に設定します。(たとえば、Noise ゲインスライダーが -10 dB に設定され、あるバンドが 0%に設定されている場合、そのバンドで検出されたノイズのゲインは 0 dB になります。バンドが 100%に設定されている場合、そのバンドで検出されたノイズのゲインは -10 dB になります。)3 つのクロスオーバーポイントは調整可能です。
ディファレンスメタリングは、4 つのバンド全体でどれだけのゲイン調整が行われているかを視覚的にフィードバックします。
モジュールフッターの Stem Split ボタンは、選択したオーディオを自動的に 3 つの個別のステムに分割し、専用の Stems タブに送ります。この Stems タブでは、各ステムを個別に処理し、独立したオーディオファイルとして書き出せます。

注:Stem Split 処理は個々のステムのゲインスライダー位置を無視し、常に 0 dB のゲインを前提とします。
ヒス、ブザー音、ラインノイズなどの定常ノイズに対しては、Dialogue Isolate で良い結果が得られるはずですが、Dialogue Isolate で満足のいく結果が得られない場合は Spectral De-noise モジュールを試すこともお勧めします。Spectral De-noise はダイアログに特化せず、歌声、楽器トラック、フルミックスなどさまざまなソース信号に使えます。
より一般的でダイアログに特化しない残響低減には、De-reverb モジュールを使ってみてください。
参照元情報:Dialogue Isolate
https://docs.izotope.com/rx12/en/dialogue-isolate.html