1.01 iZotope RX 12 - RX の概要(RX Overview)

1.01 iZotope RX 12 - RX の概要(RX Overview)

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iZotope の数々の賞を受賞した RX ソフトウェアは、オーディオの修復・復元・補正における業界標準です。RX は、一般的なものから複雑なものまで、さまざまなオーディオの問題を解消することに特化した包括的なツール群を備えています。ポストプロダクションのプロフェッショナル、オーディオエンジニア、音楽プロデューサー、映像編集者まで、幅広いユーザーが RX を使って、問題のある録音を納品可能なオーディオへと変えています。

RX には Elements、Standard、Advanced の3つのエディションがあります。RX Standard と RX Advanced には、RX Audio Editor と呼ばれるスタンドアロンアプリケーションが含まれます。RX Audio Editor は、処理ツール(モジュール)の一式に加え、編集・録音機能を備えています。各エディションには、その多くが RX Audio Editor のモジュールから派生した複数のオーディオ処理プラグインも付属しており、お好みの DAW で使用できます。

RX Elements は DAW 用の6つのプラグインで構成され、RX Audio Editor スタンドアロンアプリケーションは含まれません。

Elements、Standard、Advanced の詳細については、機能比較(Feature Comparison)モジュール比較(Module Comparison)プラグイン比較(Plug-in Comparison)をご覧ください。

マニュアルの見方(Navigating the manual)

このマニュアルは RX 12 Elements、RX 12 Standard、RX 12 Advanced で共通です。本ユーザーガイドでは、特定のエディションやフォーマットで利用できる機能を区別するために、次のタグを使用します。

  • ADV:Advanced エディション。
  • STD:Standard エディション。
  • Module:RX Audio Editor のモジュールとして利用可能。
  • Plug-in:お使いの DAW のプラグインとして利用可能。

機能比較(Feature comparisons)

以下の表は、RX 12 の Elements、Standard、Advanced エディションの違いをまとめたものです。各表の右端の列は、RX 12 で新規追加または改善された機能を示します。

RX Audio Editor:機能比較(Feature Comparison)

以下の表は、RX Standard および Advanced エディションのスタンドアロン版 RX Audio Editor に含まれる追加機能の一覧です。

注:RX Audio Editor は RX Elements では使用できません。

RX 12 追加機能StandardAdvanced新規/改善
Batch ProcessorXX
Clip GainXX
Composite ViewXX
Expandable History listXX改善
Find SimilarXX
Instant ProcessXX
Markers & RegionsXX
Mid/Side ModeXX
Module ChainXX
Module List View FiltersXX
MP3 ExportXX
Multichannel ProcessingX
Plug-in HostingXX
Recording & MonitoringXX
Repair AssistantXX改善
Restore SelectionXX
Spectrum AnalyzerXX
Spectral Editing ToolsXX
Stem Split paneXX新規
Stems viewXX新規
Text NavigationXX
Time/Frequency FeatheringXX
Waveform StatisticsXX

RX Audio Editor:モジュール比較(Module Comparison)

以下の表は、RX Standard および Advanced エディションのスタンドアロン版 RX Audio Editor に含まれるモジュールの一覧です。

注:RX Audio Editor は RX Elements では使用できません。

RX 12 モジュールStandardAdvanced新規/改善
Ambience MatchX
AzimuthX
Breath ControlXX改善
Center ExtractX
De-bleedXX改善
De-clickXX
De-clipXX
De-crackleXX
De-essXX
De-humXX
De-plosiveXX
De-reverbXX
De-rustleX
De-windX
DeconstructX
Dialogue ContourX
Dialogue IsolateXX *改善
DitherXX
EQXX
EQ MatchX
FadeXX
GainXX
Guitar De-noiseXX
InterpolateXX
LevelerX
Loudness ControlXX
Loudness OptimizeXX
MixingXX
Mouth De-clickXX
Music RebalanceXX改善
NormalizeXX
PhaseXX
Repair AssistantXX改善
ResampleXX
Scene RebalanceX新規
Signal GeneratorXX
Spectral De-noiseXX
Spectral RecoveryX
Spectral RepairXX
Streaming PreviewXX
Time & PitchXX
Trim SilenceX新規
Variable PitchXX
Variable TimeXX
Voice De-noiseXX
Wow & FlutterX

* Advanced 版の Dialogue Isolate モジュールには、高品質なオフラインモードとマルチバンド処理も含まれます。

RX プラグイン比較(RX Plug-in Comparison)

RX 12 インストーラーでは、以下のフォーマットのプラグインをインストールできます。

  • AU(Mac のみ)
  • AAX
  • AAX AudioSuite
  • VST3
  • AU ARA(Mac のみ)
  • VST3 ARA

すべてのプラグインフォーマットは 64-bit 専用です。

以下の表は、RX Elements、Standard、Advanced エディションに含まれるプラグインの一覧です。

注:DAW での RX プラグインの使用方法については、Using RX Plug-ins をご覧ください。

RX 12 プラグインElementsStandardAdvanced新規/改善
Ambience MatchX *
Breath ControlXX改善
ConnectXX
De-bleedXX新規
De-clickXXX
De-clipXXX
De-crackleXX
De-essXX
De-humXXX
De-plosiveXX
De-reverbXXX
De-rustleX *
Dialogue IsolateXX改善
Guitar De-noiseXX
MonitorXX
Mouth De-clickXX
Music RebalanceXX新規
Repair AssistantXXX改善
Scene RebalanceX *新規
Spectral De-noiseXX
Spectral EditorX **X **
Voice De-noiseXXX

* AAX AudioSuite のみ
** Logic Pro 10.7 以降(AU、Intel または Apple silicon Mac、Rosetta 動作時のみ)、および Studio One 7・Studio One Pro 8(VST3)の ARA サポートを含みます。

RX Audio Editor の概要(RX Audio Editor Overview)

RX Audio Editor の概要

  1. File tabs(ファイルタブ):開いているファイルを切り替えられます。ファイルの詳細は Working with Files をご覧ください。
  2. Volume slider(ボリュームスライダー):再生音量を調整します。
  3. Repair Assistant ボタンRepair Assistant を開きます。これは録音内の一般的なオーディオ問題を検出し、改善のための推奨設定を素早く提示してくれる直感的なツールです。
  4. Modules / Stem Split セレクター:下の領域に Module List または Stem Split ペインを表示します。
  5. Module List / Stem Split ペインModule List(上図)では、すべてのオーディオ処理モジュールを読み込んで整理できます。上のセレクターで Stem Split をクリックすると、この領域には代わりに Stem Split ペインが表示され、オーディオを個別のステムに素早く分割して、それぞれ処理・書き出しできます。
  6. Undo History:行った編集の一覧を表示し、任意の以前の状態に戻れます。詳細は Undo History をご覧ください。
  7. トランスポートコントロールとディスプレイ:詳細は Transport Controls & Displays をご覧ください。
  8. Text Navigation ツール:Text Navigation ツールは、音声や会話のテキスト文字起こしを生成し、特定の単語を検索してジャンプすることで、オーディオ素材を簡単にナビゲートできます。
  9. スペクトログラム/波形ディスプレイ:オーディオファイルの振幅と周波数成分の両方を表示します。詳細は Spectrogram/Waveform Display をご覧ください。
  10. Interactive ツール:このツールバーには、上のスペクトログラム/波形ディスプレイでオーディオをナビゲート・選択・編集するためのさまざまなツールが含まれます。詳細は Interactive Tools をご覧ください。

RX Audio Editor には、Preferences へのアクセスや各種設定の調整、Batch Processor などの追加ツールを開くためのアプリケーションメニューも用意されています。


参照元情報:RX Overview
https://docs.izotope.com/rx12/en/rx-overview.html

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