Wavesプラグインは、MIDI Learn機能を使ってMIDI CCをアサインしてコントロールすることが可能です。
すべてのWavesプラグインはMIDIノードを備えており、フィジカルコントローラーまたはバーチャルコントローラーからMIDIを受信するようプラグインを設定することができます。
ご注意:MIDI Learnダイアログ(コントロールを右クリック)はオートメーション可能なコントロールのみに表示されます。
*2024/6 時点でLogic、Digital Performer、LunaなどAudio UnitsフォーマットのWavesプラグインはMIDI Learn機能には未対応となります。
プラグインにMIDIコントロールを設定する
1. MIDIコントロールを設定可能なDAWについては、以下のリストをご参照ください。
2. コントロールを右クリックし、"Learn "を選択します。コントロールはMICI CCイベントの受信を待ちます。イベントを受信すると、リンクとマッピングが確立されます。
3. 設定が完了すると、MIDIコントローラーからプラグインをコントロールできるようになります。
4. コントロールを右クリックするとアサインされたMIDIコントロールに表示したり、コントローラとの接続を解除することができます。
5. マッピング設定はDAWセッションに個別に保存されます。
WavesプラグインにMIDIをルーティング可能なDAW
MIDIルーティングの設定手順についてはリンク先ページをご参照ください。
MIDIマップの保存
MIDIマップは、複数のセットアップでコントローラーごとに異なるマップを設定・作成するだけでなく、一つのコントローラーにレコーディング用、ミキシング用など、異なる用途のMIDIマップを複数作成することもできます。
これらの異なるMIDIマッピングを保存し、プラグイン間でプリセットのようにロードすることができます。通常のプリセットとの違いは、MIDIマッピングのみをロードし、他のプラグイン設定を変更しない点です。
MIDI マップを保存するには、Presetメニューの "MIDI Map" に進み、"Save MIDI Map to New File" を選択します。
これにより、拡張子が "xpm" のプリセットファイルが作成されます。このファイルは MIDI Map メニューからロードできます。ファイルは他のプリセットと同様、関連する Plugins Settings フォルダに保存されます。
複数のMIDI マップを保存すると、これらはすべてMIDI Mapリストに追加されます。リストは Preset メニューの MIDI Map サブメニューにのみ表示され、Preset Browser には表示されません。もし特定のMIDIマップをデフォルト設定として利用したい場合は、プリセットメニューをクリックし、"Set As Default MIDI Map "を選択します。
保存したMIDIマップをロードした後でも、そのマップの状態を編集することができます。コントロールを右クリックして "Clear "を選択すると、MIDIコントロールからパラメータを解除することができます。
旧バージョンのプリセットのサポートについて
全Wavesプラグインは、V15以降のバージョンにおいてMIDIコントロールが可能になりましたが、より以前のバージョンでは特定のプラグインにのみMIDI Learn機能があり、これらのMIDIはプリセットごとに保存されていました。
以前のバージョンのMIDIマップをV15以降で利用するには、プラグイン設定フォルダにロードされたプリセットファイルを複製し、.xps接尾辞の前に"[MIDI]"を追加します。
これにより、MIDI Mapメニューから読み込むことができ、プラグイン設定はロードされずMIDI設定のみを適用することができます。