OP-1 original のMIDI設定について
ご注意:この記事は OP-1 original に関するものです。OP–1 fieldについては異なる点もあるため、後述する項目をご参照ください。
MIDIクロック設定について
OP–1 は、クラス準拠のプラグアンドプレイ USB MIDI デバイスであり、MIDI オペレーションを行うには USB ホストに接続する必要があります。
OP–1 は、MIDI同期に関して、同期なし、マスターユニットとして動作、または外部クロックに同期、のいずれかの動作が可能です。OP–1 での MIDI 設定は、以下の手順に沿って進めてください。
1. 付属の USB ケーブルを使用して、コンピュータまたは USB ホストに接続します。
2. TEMPO を押し、緑ノブで同期オプションを設定します。
MIDIには3 つのモードがあります。
- free(MIDI を送受信、クロックは無視されます)
- beat match(MIDI を送受信、OP–1 がマスターユニットとなり内部クロックに同期)
- sync(MIDI を送受信、外部クロックが検出された場合、OP–1 は外部クロックに同期)
3. OP–1 で使用する同期モードを上記から選択します。
4. 外部デバイスの設定および接続方法については、各デバイスのマニュアルをご覧ください。
利用可能なMIDI情報
OP–1で利用可能なMIDI情報は下記のとおりです。
MIDI情報 | 送信 | 受信 |
ノートオン/オフ | √ | √ |
ピッチベンド | √ | √ |
ベロシティ | 127固定 | √ |
CC #1–4のみ | – | √ (midi lfo を使用) |
MIDI クロック | √ | √ |
ソングポジションポインター | √ | √ |
MIDI トランスポート | √ | √ |
MIDI LFOとMIDI CCの受信について
MIDI LFO を使用することで、他のハードウェアやコンピュータの音楽ソフトウェアから外部 MIDI コントロールチェンジ (MIDI CC) を受信することができます。この LFO モードでは、MIDI CC が LFO になります。
特定のサウンドで MIDI CC を受信するように OP-1 を設定するには、シンセまたはドラムパッチで Shift + T4 を押します。
MIDI LFO のエンコーダーを使用すると、最大 4 つの MIDI CC 入力チャンネルを、お好みの送信先にルーティングすることができます。
MIDI CC は多くのハードウェア MIDI コントローラー、DAW、または音楽ソフトウェアから送信可能です。外部 MIDI デバイスや DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を USB 経由で OP-1 に接続し、適切なMIDI CC信号を設定・送信してください。
参照元情報
OP–1 fieldの設定について
上記MIDI設定については、OP–1 field も共通する事項はありますが、詳細の手順については、下記チュートリアルビデオをご覧ください。
op-1 fieldのmidi lfo設定
midi lfo を使うと、外部からの MIDI コントロールチェンジデータ(MIDI CC)を受信し、OP-1 field 内の各種パラメータを制御できます。
任意のシンセまたはドラムパッチで Shift + T4 を押すことで設定画面に入ります。
MIDI LFO画面
上部:
parameter 1~4(各エンコーダーの入力)
destination 1~4(対応する内部パラメータの出力先)
中央:
CONTINUOUS CONTROLLER 「1」「2」「3」「4」
下部:
DEST
下記いずれかのパラメーターカテゴリを設定できます:
1:波形アイコン(LFO)
2:LFOパターン(矩形波など)
3:エンベロープ
4:FX(エフェクト)
ノブ(エンコーダー)に上記カテゴリのパラメータの割り当てが可能です。
外部機器から送信される MIDI CC 1〜4 に対し、エンコーダーを使って内部パラメータの割り当て先を設定してください。
外部 MIDI デバイスや DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を USB 経由で OP-1 field に接続し、適切なMIDI CC信号を設定・送信してください。MIDI CC は多くのハードウェア MIDI コントローラー、DAW、または音楽ソフトウェアから送信可能です。
お使いのデバイスやソフトウェアでの具体的な設定方法については、それぞれのマニュアルをご確認ください。
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