String Studio VSをホストシーケンサーでプラグインとして使用する際のポイント(オーディオ & MIDI設定、オートメーション、複数インスタンス、プログラムチェンジ、プロジェクトの保存、パフォーマンス)についてまとめた章です。
String Studio VSはVST2、VST3、AAX、Audio Unitsの各フォーマットに対応しており、業界で広く使われているマルチトラックレコーディング / シーケンス環境に、バーチャルインストゥルメントプラグインとしてシームレスに統合できます。String Studio VSはこれらの環境で他のプラグインと同様に動作するため、プラグインとしての使用時に問題が発生した場合は、お使いのシーケンサーのドキュメントを参照することをおすすめします。ここでは、String Studio VSのプラグイン版を使用する際に留意すべき一般的なポイントを説明します。
String Studio VSをプラグインとして使用する場合、オーディオおよびMIDIのポート、サンプリングレート、バッファーサイズ、オーディオフォーマットはホストシーケンサーによって決まります。
String Studio VSは、ホストシーケンサーのオートメーション機能に対応しています。インターフェース上でユーティリティセクションより下に表示され、シンセシスエンジンに関わるすべてのパラメーター、つまりLayer Mixer、Playビュー、Synthビュー、Effectsビューのパラメーターをオートメーションできます。
ホストシーケンサー内で、String Studio VSの複数のインスタンスを同時に起動できます。
String Studio VSはMIDIプログラムチェンジに対応しています。アプリケーションがMIDIプログラムチェンジを受信すると、シンセシスエンジンで使用中のサウンドが、現在読み込まれているパック内で、MIDIプログラムチェンジメッセージと同じインデックス番号を持つサウンドに切り替わります。
MIDIプログラムチェンジを使用するには、5.4節で説明しているSettingsウィンドウでEnable Program Changesオプションが選択されていることを確認してください。
(訳注:このオプションの詳細は6.2.1節「Program Change」で説明されています。)
ホストシーケンサーでプロジェクトを保存すると、現在読み込まれているサウンドがプロジェクトとともに保存されるため、プロジェクトを再度開いたときに、楽器は保存時と同じ状態になります。なお、パックはプロジェクトとともに保存されません。そのため、プロジェクトでMIDIプログラムチェンジを使用している場合は、プロジェクトを再度読み込む際に、プロジェクトで使用しているパックがディスク上にまだ存在していることを確認する必要があります。また、各サウンドも存在しており、プロジェクト保存時と同じ順番になっている必要があります。
ホストシーケンサーでプラグインを使用する場合、両方のアプリケーションでCPU処理が必要になります。プラグインの複数のインスタンスや、多数の異なるプラグインを使用する場合は、CPUの負荷がさらに高くなります。CPU使用率を下げるには、ホストシーケンサーのフリーズ機能やバウンス(トラックへの書き出し)機能を利用して、プラグインが演奏するパートを再生のたびに再計算するのではなく、オーディオにレンダリングできることを覚えておいてください。
参照元情報:AAS String Studio VS-3 user manual
https://www.applied-acoustics.com/string-studio-vs-3/manual/