LUNA は、音楽制作の未来のために作られた Universal Audio のデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)です。アナログ・スタジオのサウンドと、レコーディングをより簡単にする AI 搭載ツールを提供します。
LUNA にはユーザーの皆さまのフィードバックをもとに新機能が継続的に追加されています。本記事では、バージョンごとに追加された主な新機能をご案内します。
各バージョンの修正内容を含む詳細な変更履歴については、Universal Audio LUNA リリースノートをあわせてご参照ください。
LUNA 2.0.4 では、LUNA Pro のセッション内処理がさらに強化されました。NoiseWorks および Steinberg による3つの新しい ARA プラグインの追加により、デモや録音を完成されたトラックに仕上げる作業がこれまで以上に簡単になります。
LUNA Pro に付属する VoiceAssist Basic は、ボーカルやセリフのレベルを自動的に整え、すべての言葉が明瞭に前へ出るようにします。手作業によるボリューム・オートメーションを行うことなく、タイムラインを離れずにクリーンで一貫したパフォーマンスを得られます。

WaveLab Go は、プロフェッショナルなオーディオ編集とラウドネス関連ツールを ARA 経由で LUNA セッション内に直接持ち込み、マスタリング工程を効率化します。Spotify、Apple Music、YouTube などの各配信プラットフォームのターゲット値に合わせてトラックをノーマライズでき、追加のソフトウェアや面倒な行き来は必要ありません。

SpectraLayers Go は、オーディオを強力なスペクトル表示で確認でき、不要な音を精密に分離・除去できます。テイクのクリーンアップや、Unmix Song 機能によるボーカルの分離などを、LUNA のタイムライン内でそのまま行えます。

無料の DAW である LUNA に ARA サポートをはじめとする多数の機能が追加されました。さらにアップグレード版の LUNA Pro では、ハードウェアインサート、多数の UAD プラグイン、制作を止めないクリエイティブツールなどの強力な機能が利用できます。
紹介動画:https://www.youtube.com/embed/RDEF2fxLzAY
ARA 対応プラグインを使って、LUNA のタイムライン上で直接ボーカルの編集やピッチ修正が行えます。長い転送処理やアプリケーションの切り替えは不要です。トラックの Warp モードメニューから ARA プラグインを開けば、すぐに作業を始められます。
ARA サポートは LUNA に無償で含まれています。Pro にアップグレードすると Celemony Melodyne essential と NoiseWorks DynAssist Lite が付属し、プロレベルの精度でピッチ補正、タイミングの調整、ボーカル・パフォーマンスの仕上げが可能になります。

LUNA Pro にハードウェアインサートが追加され、お気に入りのアナログ機材をプラグインと同じ感覚でミックスに組み込めるようになりました。任意のトラックやバスにハードウェアインサートを追加すると、ルーティングとディレイ補正はすべて LUNA Pro が自動的に処理し、位相とタイミングが正確に保たれます。手動でのセットアップは不要です。
ハードウェアのチェーンはプリセットとして保存でき、セッションをまたいで即座に呼び出せます。ヴィンテージ EQ でボーカルを整える場合も、お気に入りのコンプレッサーにドラムを通す場合も、アナログとデジタルの良いところを簡単に組み合わせられます。

LUNA Pro には、UAD プラグインおよびバーチャル・インストゥルメントが新たに15製品追加されました。プロフェッショナルなミキシングと音楽制作のための、より幅広いアナログ・トーンとクリエイティブツールをご利用いただけます。

数え切れないほどのヒット作で使われてきたツールでボーカルをチューニングできます。LUNA Pro に付属する Melodyne essential により、LUNA のタイムライン内で直接ピッチとタイミングを補正できます。
ARA サポートと組み合わせることで、Melodyne はトラックと並んで動作し、セッションと完全に同期した編集が可能になります。

LUNA Pro に付属する DynAssist Lite は、AI と ARA テクノロジーを用いてボーカルのダイナミクスを自動的に整え、バックグラウンドノイズを低減します。
手作業でのボリューム調整に時間を費やすことなく、クリーンで一貫したパフォーマンスを数秒で得られます。レイテンシーの追加や面倒な設定もなく、プロフェッショナルなミックスに向けたボーカル準備をより速く、よりスマートに行えます。

LUNA Pro に付属する ChordAXE Lite は、音楽理論の知識がなくても、耳と感覚でコード進行を作れる直感的な MIDI エフェクトです。定番のハーモニー・パターンを探索し、ボイシングを試し、任意のキーでアイデアを組み立てられます。

Volt 876 USB Recording Studio との緊密な統合により、プリアンプ・ゲイン、キューミックス、Assistive Auto-Gain を LUNA セッション内から直接コントロールできます。すべての設定はプロジェクトとともに保存され、次回もそのまま作業を再開できます。

Instrument Detection は、自動命名・カラー分け・Warp モードの選択に加えて、ラベル付けした各トラックにアイコンを表示するようになりました。ボーカル、ドラム、ギターなどを分かりやすいマーカーで即座に整理します。名称やカラーの設定はワークフローに合わせてカスタマイズできます。

LUNA 1.9 では、LUNA をあなた専属のスタジオ・アシスタントに変える強力な AI 機能が追加されました。「Hey LUNA」ボイスコントロール、自動的な楽器検出、スマートなテンポ関連ツールにより、セットアップではなく音楽に集中できます。
紹介動画:https://www.youtube.com/embed/ohLEA-s5Hmo
キーボードやマウスを使わず、声だけで録音の開始・停止が行えます。「Hey LUNA」と話しかけるだけで、「Toggle click」「Count in」「Go to next marker」などのハンズフリー・コマンドを実行できます。ドラムキットの後ろにいても、部屋の反対側でギターを構えていても、集中を切らさずにセッションを進められます。

Tempo Extraction を使うと、演奏の自然なタイミング(曲中の細かなテンポ変化を含む)に追従するダイナミックなテンポマップを生成できます。グリッドが音楽に合わせて変化するため、クリックに合わせずに録音したトラックにも、MIDI パートやタイムベースのエフェクト、新しいレイヤーを元のフィールを損なわずに追加できます。

クリックなしで自由に演奏できます。LUNA が録音前の演奏を聴き取り、セッションのテンポをそれに合わせて設定します。ギターをかき鳴らしても、グルーヴを刻んでも、自然に演奏したうえで、ちょうど良い一定のテンポに乗せて録音できます。

Tempo Detection は、タイムラインにドロップした瞬間にオーディオループを解析し、セッションのテンポに自動同期します。ドラムブレイク、ギターループ、キーボードなど、どの素材でも常にタイミングが揃い、ストレッチや推測、設定作業は必要ありません。

Instrument Detection は、オーディオトラックを楽器の種類に応じて自動的に検出・ラベル付けし、それぞれに固有のカラーと音源に適した Warp アルゴリズムを割り当てます。楽器ごとの色は自由に設定でき、あとは LUNA に任せられます。手作業でのリネームや、散らかったセッションを探し回る必要はありません。

これらのアップデートでは、長らく要望の多かったワークフローの改善が数多く導入されました。カスタマイズ可能なキーボードショートカット・マネージャー、サードパーティ製ツールを整理する新しいプラグイン・マネージャー、macOS での VST3 サポート、ミキサーのフェーダーを非表示にしてレイアウトをすっきりさせるオプションなどが含まれます。
紹介動画:https://www.youtube.com/embed/7QEdrlPmEWY
キーボードショートカットを自分のワークフローに合わせて調整できます。独自のキーコマンドを割り当てるほか、他の主要 DAW のプロファイルを選択することも可能で、トランスポートや編集ツールからミキサー機能まで幅広く対応します。他のプラットフォームから移行する場合にも、細かく作り込みたい場合にも、作業を速め、集中を維持できます。

プラグイン・マネージャーにより、LUNA 内のプラグインを完全に管理できます。スキャン、再スキャン、カテゴリ別の整理、使用しないプラグインの非表示などを、ひとつのシンプルなインターフェースから行えます。
また LUNA は macOS で VST3 プラグインをサポートするようになり、より多くのサードパーティ製ツールを利用できます。VST3 プラグインを使用したセッションは macOS と Windows の間で完全に互換性があり、クロスプラットフォームでの共同作業がさらに容易になります。カスタムのスキャン場所を設定することもでき、プラグイン・マネージャーで「Scan New」をクリックすれば再起動せずに新しいプラグインを読み込めます。

フルミキサーとフォーカスチャンネルの双方で、フェーダーセクションの表示・非表示を切り替えてミキサー表示をシンプルにできます。フェーダーが不要な場面では、LUNA Extensions、インサート、センド、その他のチャンネル設定を表示するスペースを広く確保でき、より効率的に作業できます。

LUNA 1.8 では、Bounce in Place、Track Presets、Browser Tabs など、ユーザーからの要望が特に多かった機能が追加され、柔軟性と整理のしやすさ、そしてサウンド作りのスピードが向上しました。
紹介動画:https://www.youtube.com/embed/ie_7bsFGVBY
Bounce in Place を使うと、すべての処理を適用した状態でオーディオ/MIDI トラックを即座にレンダリングできます。ルーティングやセットアップは不要です。エフェクトを確定する、インストゥルメントをリサンプリングする、ステムを書き出すといった用途で、トラック全体でも選択範囲でもバウンスできます。CPU 負荷を下げてセッションを軽快に保てるうえ、いつでもトラックを元に戻して MIDI、未処理のオーディオ、インサートやチャンネルストリップの設定を呼び戻せます。

Track Presets では、インサート、チャンネルストリップ設定、センドなどを含むお気に入りのトラック構成を保存し、即座に呼び出せます。ルーティングを保ったままマルチトラックのインストゥルメントを呼び出すことも可能です。定番のボーカルチェーン、ドラムバス、バーチャル・インストゥルメントなどを、どのセッションにもすぐに読み込めます。
Browser Tabs では、ひとつのサイドバーから Tracks、Plug-Ins、Presets をすばやく切り替えられます。プラグインやトラックプリセットをセッションに直接ドラッグ&ドロップでき、作業の流れを止めずに必要なものを見つけられます。

これらのアップデートでは、Apollo X Gen 2 インターフェースとの完全な統合、および Sonarworks によるモニターコレクションが追加され、より高度なハードウェアコントロールと正確なモニタリングを LUNA 内で実現します。
紹介動画:https://www.youtube.com/embed/ElDi540O5sE
LUNA は Apollo X Gen 2 インターフェースと完全に統合され、強力なハードウェア機能をセッション内から直接利用できます。Preamp Auto-Gain によるレベル設定、Bass Management による低域の調整、SPL キャリブレーション、トリム、スピーカー切り替えなどに対応した Monitor Controller によるモニタリング環境の管理が可能です。
Apollo Monitor Correction は Sonarworks のキャリブレーションを LUNA のモニタリング・パスに直接統合し、追加のソフトウェアやプラグインなしで正確で一貫したサウンドを提供します。カスタムのヘッドホン/スピーカー・プロファイルを Monitor Controller に読み込めば、ヘッドホンでのミックスでも部屋の調整でも、リファレンス品質の再生が得られます。

バーチャル・インストゥルメント向けのマルチアウトプット・プラグイン・サポートが追加され、個々の要素のルーティングとミキシングがより柔軟に行えるようになりました。
紹介動画:https://www.youtube.com/embed/wGTtIdn1_Ro
マルチアウトプット・プラグイン・サポートにより、ドラムマシンやサンプラーなど複数の出力を持つバーチャル・インストゥルメントを完全にコントロールできます。キック、スネア、ハイハットなどの各要素を LUNA の個別ミキサーチャンネルにルーティングし、独立した処理、レベル調整、オートメーションが可能です。ひとつのプラグイン・インスタンス内で、高度なルーティングとミキシングのワークフローを実現します。

参照元情報:What's New in LUNA – Universal Audio
https://www.uaudio.com/blogs/ua/whats-new-in-luna