DiGiCoコンソールによるSuperRack LiveBox Dのリモートコントロールをセットアップする

DiGiCoコンソールによるSuperRack LiveBox Dのリモートコントロールをセットアップする

DiGiCoコンソールによるSuperRack LiveBox Dのリモートコントロールは、下記の手順でセットアップすることができます。

設定に必要なもの

はじめに、リモートコントロールの設定に必要なハードウェア、ソフトウェア、周辺機器のリストをご確認ください:

1. Dante I/Oカードを搭載する、DiGiCo SDまたはQuantumコンソール
2. SuperRack LiveBox(SuperRack Performerホストソフトウェアの環境)と基本的な周辺機器(モニター、キーボード、マウス)
3. Wavesライセンス用USBメモリ(オプション)
4. CAT5e/CAT6ネットワークケーブル、2本以上

インストールとアクティベーション

Waves LiveBoxには全てのWavesプラグイン*がプリインストールされています。

下記手順でSuperRack PerformerとWavesプラグインライセンスをアクティベートしてください:

1. こちらからWavesアカウントにログイン、LiveBoxのシリアルを登録します。登録後、SuperRack PerformerとLiveバンドルライセンスがアカウントにデポジットされます。
2. Waves Centralを起動して'Licenses'タブに進み、'Not Activated'を選択します。
3. SuperRack Performerとプラグイン、バンドルのライセンスを選択します。
4. 右側のパネルでTarget Device for Licensesを選択します。コンピューターかUSBメモリのどちらかを選択します。
5. Activateをクリックします。

*LiveBoxの初回リリース後にリリースされた新しいWavesプラグインはWaves Central経由で個別にインストールできます。

新しくWavesプラグインのインストール手順:

1. Waves Centralを起動してWavesアカウントにログインします。
2. 'Install Products'ページでインストールしたいプラグインを選択します。
3. 'Install 'をクリックします。
4. Waves以外のVST3のインストールとアクティベートする場合は、お選び頂いたベンダーの手順に沿ってインストールしてください。

オーディオとコントロールの接続

1. LiveBoxのDanteポートとDiGiCoコンソールのDante I/OをCAT5e/CAT6ケーブルを使用してDanteスイッチに接続します。
2. Dante Controller/DDMを使用して、DiGiCoコンソールのDante I/OとLiveBoxのDante I/Oを接続します。LiveBoxのDanteコントローラーを使用することも可能ですが、Danteスイッチへのネットワーク接続が別途必要になります。
3. DiGiCoコンソールのネットワークポート/スイッチとLiveBoxのネットワークポートをCAT5e/CAT6ケーブルで接続します。接続が確立すると、LiveBox背面のPCIe LEDが緑色に点灯します。

コンソールとSuperRack PerformerでWavesを設定する

1. DiGiCoのOptions > Consoleを開きます。
2. Enable External WavesがYesに設定され、コンソールのネットワークポートが選択されていることをご確認ください。
3. デフォルトで選択されているモードはLegacyですが、LiveBoxではサポートされていません。ProLinkをクリックし、コンソールの電源を入れ直します。



4. SuperRack Performerを起動します。
5. Controllersペインで、ProLink Console Remoteを追加します。



6. 正しいネットワークポートを手動で選択します。コンソールがリストに表示されるはずです。



7. ’Assign'にチェックを入れます - ステータスが'Connected'に変わります。



8. セッションロードコマンドがコンソールから SuperRack に送られます。SuperRack の Integrated セッションフォルダに該当するセッションがない場合、SuperRack は空のセッションをロードします。

SuperRack Performer Integrated セッションフォルダの場所:
  1. C:¥Users¥Public¥Waves Audio¥SuperRack Performer¥Integrated Sessions

ProLink機能

  1. Session/Snapshots sync: DiGiCoコンソールでセッションをロードすると、SuperRack Performerで対応するセッションのロードが実行されます。スナップショットも同様です。コンソールでスナップショットを起動すると、SuperRack Performerセッションの対応するスナップショットが呼び出されます。
  2. Touch & Turn control: DiGiCoコンソールを使用 して、選択したプラグインのパラメーターをコントロールする機能です。コントロールは一度に1つのプラグインに適用されます。
  3. Sync to console global tempo: タイムベースのWavesプラグインをコンソールのグローバルテンポとスナップショットのテンポ変更に同期させる機能です。
  4. Unattended/Live Lock: コンソールをUnattendedモードでロックすると、SuperRackサーフェスもロックされます。
  5. Loopback: SuperRackがシャットダウンした場合やまれにソフトウェアがクラッシュした場合に、コンソールはSuperRackのインサートをスキップし、オーディオは未処理の状態で出力を続けます。

SuperRack SoundGridでのみ使用可能なProLink機能
  1. PFL/Solo機能(solo display insert/output)

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