2023年10月に、Komplete Kontrolソフトウェアをバージョン2.9からバージョン3.0にアップデートしました。この無償アップデートは、Native Access経由で入手できます。
Komplete Kontrol 3.0は既存のインストールを上書きし、保存済みのセッションファイルやテンプレートに影響することなく新機能を適用することができます。
このバージョン3において、Komplete KontrolはVST3としてのみ利用可能です:
- このアップデートにより、既存のVST3インスタンスが、新機能を含む新しいVST3に置き換えられます。
- このアップデートにおいて、Komplete Kontrol 2.9以前の既存のVST2インスタンスが変更されたり、アンインストールされたりすることはありません。
アップデートのインストール後、システム上に以下のVSTが残る場合があります:
- Komplete Kontrol 3 VST3
- Komplete Kontrol 2 VST2
Native Accessでアップデートした後、システム上にKomplete Kontrol 2が表示される場合は、システムにまだインストールされている古いVST2をロードしている可能性があります。この混乱を避けるために、以下の要領でVST2インスタンスを手動で削除できます:
macOS: 以下のフォルダからKomplete Kontrol.vstを削除してください:
- Macintosh HD > ライブラリ > Audio > Plug-ins > VST
Windows:
1. Komplete KontrolのVST2プラグインがインストールされている場所を確認するには、Native Access を開き、Komplete Kontrol項目の右側にある3つのドットをクリックしてInstallation Pathを選択します:
2. Native Accessには、VST2プラグインがインストールされているパスが表示されます:
3. 該当パスにあるフォルダを開き、Komplete Kontrol.dllを削除してください。
VST2からVST3への移行
質問:VST2を含む既存のセッションとテンプレートはどうなりますか?
これにより、Komplete Kontrol 2をVST2として含む保存済みのセッションまたはテンプレートが、新機能を含むVST3として自動的に開かれるようになります。
自動移行が機能しない場合は、ご使用のDAWがVST2からVST3への移行をサポートしているかどうかDAWメーカーにご確認ください。VST3への移行をサポートしていない場合は、セッションとテンプレートを手動で移行する必要があります。
Komplete KontrolがVST3のみの対応となるのはなぜですか?
Steinberg社はVST2のサポートを公式に終了しました。詳細についてはSteinberg社の記事をご参照ください。
Steinberg社はVST2との互換性を提供し続けていますが、Appleシリコンを搭載したMacコンピュータでは、Rosetta 2経由でVST2 プラグインを使用することに限定されています。つまり、Appleシリコンのネイティブ環境で利用できる正式にサポートされているVSTフォーマットはVST3だけとなります。
これに伴い、Komplete Kontrolを含む弊社プラグインに対するVST2サポートも終了することとなりました。
ただし、Komplete KontrolでのVST2ホスティングは引き続きサポートされていることにご留意ください。