Nebula / 空間スペクトログラムは、スペクトル内容と、ステレオおよび/またはサラウンド空間での定位の両面で、オーディオ素材の独特の表現を提供します。スペクトラムアナライザーとベクタースコープの機能を新しいリアルタイム表示で組み合わせています。そのため、ミックスの完全で詳細な全体像を得るための貴重なツールであり、ニーズや好みに合わせて多くの側面を細かく調整できます。表示のリアルタイムレンダリングの最適化には多くの努力が注がれており、それは美的な理由だけでなく、入力オーディオのあらゆる詳細に表示が即座に反応するようにしたかったからです。
Nebula / 空間スペクトログラムの全体的な原理は非常にシンプルです。

ステレオ入力での Nebula / 空間スペクトログラム表示

サラウンド入力での Nebula / 空間スペクトログラム表示

| 名称 | 説明 |
|---|---|
| Input config | このスコープが解析する入力構成を定義します。 |
| Min. Freq | スコープが表示する最小周波数を変更します。デフォルトは 20 Hz。 |
| Max. Freq | スコープが表示する最大周波数を変更します。デフォルトは 22050 Hz。 |
| 名称 | 説明 |
|---|---|
| Focus | ステレオイメージ幅の X 軸表示範囲を dB で制御します。±18〜±24dB の間の値がステレオイメージの知覚能力とよく相関します。デフォルトは ±18dB。(※1) |
| AutoScale | 全体のオーディオレベル変動がパーティクルの強度を変調するかどうかを制御します。有効にすると、色のニュアンスが周波数の相対振幅に応じて変化し、相対振幅スペクトルの変化をモニタリングできます。無効のときは色が絶対オーディオレベルを反映します。一種のオートゲイン設定とも考えられます。 |
| AutoScale release | 色の変化を時間的に滑らかにするかどうかを制御します。有効にすると色の変化がやや遅くなり、全体レベルの遷移がより明確になります。(※2) |
| Linear blend range | パーティクルに一定のブレンド量を加えます。元の振幅が低くても一部のパーティクルが常に画像にブレンドされるようにします。低い値はパーティクルの見た目を安定させ、大きい値ではスペクトルのダイナミクスがより多く考慮され、主にピークのみが表示されます。 |
| Log blending | 現在のパーティクルと古いパーティクルの線形ブレンドと対数ブレンドを切り替えます。デフォルトはオフ(線形ブレンド)で、ピークの表示を優先します。対数ブレンドはデータのダイナミックレンジをより多く保ち、低レベルにも可視性を与えます。 |
| 名称 | 説明 |
|---|---|
| Passes | 画面上にパーティクルクラウドを作る描画パスの数を決定します。低い値は個々のパーティクルが強調され、高い値はゾーンを作ります。 |
| Fading | 表示の残像(フレームの「フェードトゥブラック」量)を制御します。低くすると過去のパーティクルが長く残ります。 |
| Size factor | 画面サイズに対する個々のパーティクルのサイズを制御します。 |
| Blur kernel size | 過去のパーティクルに適用されるぼかし効果の半径を制御します。値が大きいほどにじみが増し、処理能力を使います。(※3) |
| Particle scaling | 画面サイズに応じたパーティクルサイズの自動調整をトグルします。有効にすると、ビューサイズが変わっても表示の全体的な見た目が同様に保たれます。 |
| Color mode | 次のパーティクル着色モードを提供します:Power(その周波数領域の信号パワーに応じて色が変化)、Dynamics(信号のダイナミクスで動作)、Power / dynamics(上記の混合)、Frequency(レインボーパレットを使い周波数のみで色が変化)。 |
| 名称 | 説明 |
|---|---|
| Particle start color | color mode が Duotone のとき、最大振幅に使用する色を設定します。 |
| Particle end color | color mode が Duotone のとき、最小振幅に使用する色を設定します。 |
| 名称 | 説明 |
|---|---|
| Width scale | 幅スケールをどこに表示するかを選択します。 |
| Width grid | 幅グリッドを有効・無効にします。 |
| Frequency scale | 周波数スケールをどこに表示するかを選択します。 |
| Frequency grid | 周波数グリッドを有効・無効にします。 |
| Label Frequency | 周波数ラベルを有効・無効にします。 |

※1:Focus 範囲外のピクセルはビューの境界にクランプされます。
※2:映画のサウンドトラックなどで頻繁に起こる素早いレベル変動を視覚化したいときにこの設定を有効にしてください。
※3:この設定の値は好みの問題ですが、5 を超える値では応答性を保つために十分強力なグラフィックカードが必要になる点にご注意ください。
参照元情報:Nebula (spatial spectrogram) – FLUX:: MiRA User Guide
https://doc.flux.audio/mira/Nebula_spatial_spectrogram.html