事前準備:ハードディスクをデスクトップに表示する
設定ファイルへアクセスするために、まずメインドライブ(Macintosh HDなど)がデスクトップやFinderで見える状態にする必要があります。ドライブが表示されていない場合は、以下の手順で設定を変更してください。
- Finder を開きます。
- メニューバーの「 Finder 」から「 設定(または環境設定) 」を選択します。
- 「 一般 」タブを開きます。
- 「 デスクトップに表示する項目 」の中にある「 ハードディスク 」にチェックを入れます。
オーディオ環境設定をリセットする
システム全体のオーディオ設定の削除
ここでは、すべてのユーザーアカウントに影響する「システムレベル」の設定ファイルを削除します。
1. Finder を開き、メニューバーの「 移動 」から「 コンピュータ 」を選択します。
2. メインドライブ(Macintosh HD または MacOS 等)をダブルクリックして開きます。
3. 以下のパスを順番に辿ります。
Macintosh HD > ライブラリ (Library) > Preferences > Audio
フォルダ内にある以下のファイル、およびそのすべてのコピーやバリエーション (ファイル名の末尾に数字や「copy」がついているもの)をゴミ箱へ移動してください。
- com.apple.audio.DeviceSettings.plist
- com.apple.audio.SystemSettings.plist
システム領域のファイルを変更するため、ゴミ箱に移動する際に管理者パスワードの入力を求められる場合があります。
ユーザー個別のAudio MIDI 設定の削除
次に、現在ログインしているユーザー固有の「Audio MIDI 設定」ファイルを削除します。このフォルダは通常、ユーザーによる誤操作を防ぐために隠されています。
1. Finder のメニューバーで「 移動 」をクリックします。
Option (⌥) キーまたは Alt キー を 押し続けてください 。キーを押している間だけ、メニュー内に隠しフォルダである「 ライブラリ (Library) 」が表示されます。
キーを離さずに「ライブラリ」をクリックします。
2. 以下のフォルダパスを開きます。
Macintosh HD > (username) > ライブラリ (Library) > Preferences
フォルダ内から以下のファイルを探し、存在する場合は削除してください。
- com.apple.audio.AudioMIDISetup.plist
Preferences フォルダ内には大量のファイルが存在します。
Finderのメニューバーから「 表示 」>「 リスト 」を選択すると、ファイル名がアルファベット順に整理され、目的のファイルが見つかりやすくなります。
このファイルが存在しない場合は、このステップをスキップして問題ありません。
ゴミ箱の消去と再起動
ファイルをゴミ箱に移動しただけでは、システムのリセットは完了しません。
macOSは、再起動されるまでメモリ上に古い設定を保持し続ける性質があるため、以下の手順を必ず順番に実行してください。
1. ゴミ箱を空にする Dockにあるゴミ箱を右クリックし、「ゴミ箱を空にする」を実行します。
これにより、システムが破損した古いファイルに再度アクセスすることを完全に防ぎます。
2. Macを再起動して設定を反映させる Appleメニューから「再起動...」を選択します。
再起動後、macOSは必要な設定ファイルが存在しないことを検知し、クリーンな状態で新しい環境設定ファイルを自動的に再生成します。
これにより、オーディオ環境の完全なリセットが達成されます。
トラブルシューティング
レガシーファイルに関する注記
一部の旧世代向けガイドで〜USB.kext といったファイル名の削除が推奨されることがありますが、これらは古いデバイス用のドライバファイルです。
現在のシステム(Appleシリコン搭載機など)でこれらのファイルが見当たらない場合でも、本リセット手順の有効性に影響はありません。
録音入力に関する問題が継続する場合
本手順を完了しても、特定のOS(macOS VenturaやSonoma、またはそれ以降)でオーディオ入力や録音の問題が解決しない場合は、OS固有のプライバシー設定や録音入力の不具合に関する関連記事を別途確認してください。
参考元記事
Audio issues on macOS — how to reset Audio Preferences