Lounge Lizard EP-5の概要、動作環境、インストールと認証、基本的な使い方(スタンドアロン / プラグイン)、サポート窓口についてまとめた章です。
Lounge Lizard EP-5は、70年代の名機をベースにしたソフトウェア・エレクトリックピアノです。これらの楽器を構成する各要素は、AASの最先端の物理モデリング技術によってモデル化されており、リアルで生き生きとしたサウンドを実現しています。物理モデリングとは、物理法則を用いて物体のふるまいを再現する手法です。つまりLounge Lizard EP-5は、各構成要素の働きを記述した数式をリアルタイムに解いています。サンプリングやウェーブテーブルは一切使用しておらず、各パラメーターが受け取る値に応じて、CPUがリアルタイムにサウンドを計算します。
Lounge Lizard EP-5は、単にヴィンテージ楽器を再現するだけのものではありません。実機では設定できない値にまでパラメーターを追い込むことができ、温かみのあるアコースティックな質感を保ちながら、まったく新しい驚くようなサウンドを作り出すこともできます。
AAS製品をお選びいただき、誠にありがとうございます。本製品があなたのインスピレーションと楽しみの源となり、創作のニーズにお応えできることを心より願っています。
Lounge Lizard EP-5の動作には、以下の最小構成のコンピュータが必要です。
Lounge Lizard EP-5に必要な処理能力は、ポリフォニー(同時発音数)と使用するサンプリングレートによって変わる点にご注意ください。上記の構成であれば、ファクトリーサウンドを妥当なボイス数で演奏できますが、実際のパフォーマンスはお使いのコンピュータの構成によって異なります。
Lounge Lizard EP-5のインストールと認証は、すばやく簡単に行えます。AAS製品のインストールには、プログラム本体とお客様のライセンス情報の両方を含む「カスタムインストーラー」を使用します。そのため、コンピュータがオンラインであれば、1つのファイルからインストールと認証を1ステップで自動的に完了できます。AAS製品のコピープロテクションには独自のチャレンジ / レスポンス方式のキー交換を採用しており、認証にサードパーティ製のソフトウェアやハードウェアを必要としません。
インストールを開始するには、ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックするだけです。まずプログラムがインストールされ、続いてカスタムインストーラーに含まれるライセンス情報を使ってチャレンジ / レスポンスの手順が自動的に実行されます。
インストールが完了したら、プログラムを起動し、インターフェース上部の製品ロゴをクリックすることでライセンス情報を確認できます。開いたダイアログボックスに、シリアル番号と、インストーラーファイルの取得に使用したメールアドレスが表示されます。なお、シリアル番号はカスタムインストーラーの作成時にメールでもお知らせしています。
インストーラー実行時にコンピュータがオフラインだった場合や、その他の理由で認証手続きが完了しなかった場合は、ダイアログボックスにシリアル番号が表示されず、プログラムの認証を求められます。その場合はAuthorizeボタンをクリックし、画面の指示に従ってください。なお、認証手続きを完了する前でも、プログラムを15日間使用できます。この期間を過ぎると、認証しない限りプログラムは動作しません。
Lounge Lizard EP-5にはスタンドアロン版が付属しており、シーケンサーを開かずに演奏できます。楽器やライブラリを試したり、ライブで演奏したり、サウンドデザインを行ったりする際に便利です。スタンドアロンモードでLounge Lizard EP-5を起動するには、以下の手順に従ってください。
プログラムを使い始める前に、以下の説明に従ってオーディオとMIDIの設定を行ってください。
オーディオとMIDIの設定ツールには、Settings(設定)ウィンドウのHardwareタブからアクセスします。Settingsウィンドウは、インターフェース上部のプリセット表示欄の横にある歯車アイコンをクリックすると開きます。このタブでは、まずコンピュータで利用可能なオーディオ出力デバイスを選択します。マルチチャンネルインターフェースの出力は、ステレオペアとして一覧表示されます。
Windowsでは、オーディオ出力の一覧がドライバーの種類ごとに整理されています。まずAudio Device Typeドロップダウンリストからデバイスの種類を選択します。ASIOドライバーが利用できる場合は、最適なパフォーマンスを得るためにASIOを選択してください。Configure Audio Deviceボタンをクリックすると、オーディオインターフェースのメーカー製設定プログラムを開くことができます(用意されている場合)。
オーディオ出力を選択したら、オーディオインターフェースが対応するサンプリングレートとバッファサイズを選択します。
利用可能なMIDI入力の一覧はダイアログの下部に表示されます。使用したい入力のチェックボックスをクリックしてください。
Lounge Lizard EP-5にはファクトリーライブラリが付属しており、ノブをひとつも回さないうちから非常に幅広いサウンドを利用できます。Lounge Lizard EP-5の可能性を把握するいちばんの近道は、サウンドを1つずつ順番に試していくことです。
サウンド(プリセット)とは、特定の音色に対応するパラメーター設定を保存したものです。プリセットはパック(Pack)にまとめて整理されています。現在読み込まれているパック名とサウンド名は、インターフェース上部に表示されます。
インターフェース上部のプリセット名をクリックすると開くドロップダウンメニューから、パックやサウンドを切り替えることができます。また、プリセット表示欄の横にある左右の矢印をクリックするか、コンピュータのキーボードの矢印キーを使ってサウンドを順番に切り替えることもできます。
サウンドの管理には、プリセット表示欄の左にあるLibraryボタンをクリックすると表示されるライブラリブラウザ(Library Browser)を使用します。サウンドの再生や整理は簡単に行えます。パックとプリセットの管理方法の詳細については第4章を参照してください。
Lounge Lizard EP-5は、主要なマルチトラック・レコーディング / シーケンス環境にバーチャル・インストゥルメント・プラグインとしてシームレスに統合されます。これらの環境では他のプラグインと同様に動作するため、プラグインとして動作させる際に問題が生じた場合は、お使いのシーケンサーのマニュアルもあわせてご確認ください。なお、プラグインモードでは、オーディオ / MIDIの入力、サンプリングレート、バッファサイズはホストシーケンサー側で決まります。
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参照元情報:AAS Lounge Lizard EP-5 user manual
https://www.applied-acoustics.com/lounge-lizard-ep-5/manual/