なぜWindows 11 25H2 がアプリケーションの動作に影響するのか
Spark シリーズのファームウェアアップデータやBIAS Amp 2アプリケーションは、USB MIDIを使用してデバイスと通信します。
例えばSparkシリーズファームウェアアップデータは、アップデートプロセス中に、以下の処理が行われます。
- 接続されているMIDIデバイスをスキャンします
- デバイスをアップデートモード(ブートローダー)に切り替えるコマンドを送信します。
- ファームウェアファイルをUSB経由で転送します
最近のWindowsアップデートにより、システムがMIDIおよびUSB通信を処理する方法に大きな変更が加えられ、このプロセスに支障をきたす可能性があります。
これは各種ハードウェア本体やアプリケーションファイル自体の問題ではありません。デバイスのハードウェアとファームウェアは正常に動作しています。
要因は、先日アップデートが実装されたWindows 11 25H2におけるUSBおよびMIDI通信を処理する方法にあることがPositiveGrid社の調査で確認されています。
どうして症状が発生するのか
Windows 11 25H2など特定のWindowsバージョンでは、上記システム変更により通常の更新ワークフローが中断される可能性があります。
その結果、以下のような問題が発生する可能性があります。
- デバイス検出中にアップデーターが応答しなくなる
- ブートローダーモードでデバイスが認識されません
- ファームウェアのアップデートが停止するか、完了しない
これらの問題はSpark シリーズやBIAS ハードウェアに限った症状ではなく、Windows MIDIシステムの変更により、幅広い音楽機器やソフトウェアに影響を及ぼしています。
症状を回避するには
Windows 11 25H2に対応したファームウェアアップデーターのアップデート版をリリースするまでは、以下の選択肢をご検討ください。
最も簡単な解決策は、以下のシステムを実行しているコンピュータを使用することです。
- Windows 10
- Windows 11 バージョン 23H2 以前
- macOS(どのバージョンでも可)
Windows のバージョンを確認するには、Win + Rキーを押したあと"winver"と入力し、Enter キーを押してください。
バージョンが"Windows 11 25H2 (build 26200)"以降と表示される場合は、影響を受けることが予想されます。
Positive Grid社では、Windows 11 25H2に対応したSpark シリーズのファームウェアアップデータを開発中です。
リリースが完了次第、公式チャネル(ウェブサイト、メールマガジン、ソーシャルメディア)や弊社ページを通じてお知らせいたします。
マイクロソフトにおけるこの症状の修正予定
マイクロソフト社でもWindows MIDIサービスの展開によって発生した広範囲にわたる問題を認識しており、既知の問題を
上記公式ページでまとめて公開しています。
また先日、マイクロソフト社ではWindows Updateを通じて修正プログラムの配信を開始しました。
- 2026年2月: KB5074105(一部のMIDI問題に対する部分的な修正)
- 2026年3月: KB5086672(追加修正)
- 2026年4月下旬:追加の修正プログラムがリリース予定
しかし、Microsoftによる修正後も、アプリケーションがWindows 11 25H2で正しく動作するためには、Positive Gridからのアップデートが必要になる場合があることをご留意ください。
参考元記事
Windows 11 25H2 Firmware Update Issues