SoundID Referenceを有効にするとボリュームが小さくなる:Safe Headroom機能について

SoundID Referenceを有効にするとボリュームが小さくなる:Safe Headroom機能について

Safe Headroom(セーフヘッドルーム)とは?


セーフヘッドルームは、キャリブレーションにより特定周波数の音量が増加することで 発生しうる歪みやクリッピングを低減・回避するための出力制限機能です。
セーフヘッドルームによる出力ボリュームフェーダーのリダクション量(マイナス値)は、測定中に計算され、ヘッドホンまたはスピーカーのキャリブレーションプロファイルを読み込む際にSoundID Referenceで適用されます。

セーフヘッドルーム機能が有効になると、出力レベルフェーダーが上記で測定されたリミット値まで減衰します。このため、SoundID Referenceがオフときに比べ出力レベルが低くなる場合があります。

セーフヘッドルーム機能を無効にするとリミッターが解除され、プラグインへの入力信号レベルと同じレベル、最大0.0dBまで出力を増加させることができます。
補正によるクリッピングや歪みが発生する場合もあるため、出力レベルに注意し、問題が発生する場合は手動でフェーダーを調整するか、再度セーフヘッドルーム機能を有効化してください。

参照元記事


    • Related Articles

    • SoundID Reference MutichannelのSafe Headroom機能について

      Safe Headroom(セーフヘッドルーム)とは? セーフヘッドルームは、キャリブレーションにより特定周波数の音量が増加することで 発生しうる歪みを低減・回避するための出力制限機能です。 セーフヘッドルームによる出力のリダクション量(マイナス値)は、測定中に計算されます。セーフヘッドルームは、ヘッドホンまたはスピーカーのキャリブレーションプロファイルを読み込む際にプラグイン側で設定されます。 ...
    • SoundID Reference リリースノート

      SoundID Reference製品の主な新機能・改善点のリリース履歴です。 メーカーサイトの最新情報も合わせてご参照ください https://www.sonarworks.com/legal/soundid-reference/release-notes 5.12.2.1リリースノート リリース日 2025年4月28日 SoundID Reference アップデート後にアプリケーション起動時にクラッシュする問題の修正 ...
    • SoundID Reference 動作環境

      Sonarworks SoundID Reference最新アップデート情報です。SoundID Referenceライセンスをお持ちのユーザーの方は無償にてアップデート可能です。 対象製品 SoundID Reference for Speakers and Headphones SoundID Reference for Headphones SoundID Reference for Multichannel Virtual Monitoring Add-on for SoundID ...
    • SoundID VoiceAI 動作環境

      SoundID VoiceAIプラグインは下記のOS、プラグインフォーマットに対応しています。 macOS 11 Big Sur、12 Monterey、13 Ventura、14 Sonoma、15 Sequoia Windows 10, 11 AU、AAX、VST3プラグインフォーマット 上記プラグインをサポートするDAWまたはホストアプリケーション、およびクラウドプロセッシングを実行するための安定したインターネット接続環境が必要です。*オフラインでの使用はサポートされていません。 ...
    • SoundID VoiceAI よくある質問

      なぜ永続ライセンスの一括払いではなく、トークンを購入しなければならないのですか? SoundID VoiceAIテクノロジーは現在、音声を処理するプラグインを実行するたびに、膨大なCPUプロセッシングパワーを要求します。このため、音声プロセッシングはクラウド上で行われ、完了までにある程度の時間がかかります。また、VoiceAIプラグインを使用して音声を処理するたびに、SoundID側でサーバーコストが発生し、そのコストは処理する音声の長さに比例します。 ...