SoundID Referenceを有効にするとボリュームが小さくなる:Safe Headroom機能について
Safe Headroom(セーフヘッドルーム)とは?
セーフヘッドルームは、キャリブレーションにより特定周波数の音量が増加することで 発生しうる歪みやクリッピングを低減・回避するための出力制限機能です。
セーフヘッドルームによる出力ボリュームフェーダーのリダクション量(マイナス値)は、測定中に計算され、ヘッドホンまたはスピーカーのキャリブレーションプロファイルを読み込む際にSoundID Referenceで適用されます。
セーフヘッドルーム機能が有効になると、出力レベルフェーダーが上記で測定されたリミット値まで減衰します。このため、SoundID Referenceがオフときに比べ出力レベルが低くなる場合があります。
セーフヘッドルーム機能を無効にするとリミッターが解除され、プラグインへの入力信号レベルと同じレベル、最大0.0dBまで出力を増加させることができます。
補正によるクリッピングや歪みが発生する場合もあるため、出力レベルに注意し、問題が発生する場合は手動でフェーダーを調整するか、再度セーフヘッドルーム機能を有効化してください。
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