「Waves 動画音声トラブルバスターパック」導入&活用ガイド

「Waves 動画音声トラブルバスターパック」導入&活用ガイド

「動画音声トラブルバスターパック」とは?

「動画音声トラブルバスターパック」は、動画編集ソフト上で専門知識なしにノイズ・反響・音量のバラつきを簡単に解決できる音声処理ツール(プラグイン)の詰め合わせパックです。

通常、音のノイズを消したり声を聞き取りやすくしたりするには、難しい専門用語や複雑なパラメーターの調整が必要です。しかし、このパックに入っているツールは直感的な操作で、音のトラブルを退治してくれます。

導入から使えるようになるまで

購入したツールをご自身のアカウントで使えるようにする(認証・インストールする)ための手順を分かりやすく解説します。
大まかな流れは以下の通りです。
  1. アカウント作成
  2. 製品登録(シリアルコード入力)
  3. 管理アプリ「Waves Central」のインストール
  4. ログイン
  5. インストール&認証実行
【ステップ1】Wavesアカウントの作成(無料)
【ステップ2】ログインしてシリアルコードを登録する
【ステップ5】製品のインストールと認証を実行する
【ステップ3】管理アプリ「Waves Central」をインストールする
【ステップ4】Waves Centralにログインする
【ステップ1】Wavesアカウントの作成(無料)
まずは開発元であるWavesの公式サイトで、ご自身のアカウントを作成します。
  1. Waves公式サイトの登録ページにアクセスします。
  2. メールアドレスとパスワードを設定して、アカウントを新規作成してください。
【ステップ2】ログインしてシリアルコードを登録する
購入した製品をご自身のアカウントに紐付けます。
  1. 作成したアカウントでWaves公式サイトにログインします。
  2. アカウント画面の「Register New Products(製品の登録)」を開きます。
  3. 購入時にメールなどで届いた「シリアルコード」(製品を使えるようにするための暗証番号のようなもの)をコピー&ペーストして、登録ボタンを押します。


Info
シリアルコードってなに?
購入した製品が本当に正規のものかを確認し、機能を全て使えるようにするための暗証番号のようなものです。製品購入時にメールで届く文字列が該当します。ライセンスコードなどと呼ばれる場合もあります。
【ステップ3】管理アプリ「Waves Central」をインストールする
Wavesの製品を一括でインストール・管理するためのパソコン用無料アプリ「Waves Central」を導入します。
  1. Waves Centralダウンロードページから、お使いのパソコンのOS(Windows / Mac)に合ったインストーラーをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってパソコンにインストールしてください。
【ステップ4】Waves Centralにログインする
インストールしたWaves Centralを起動します。
アプリを起動するとブラウザでログイン画面が開きますので、ステップ1で作成したWavesアカウントの情報を入力してログインします。

【ステップ5】製品のインストールと認証を実行する
アプリ(Waves Central)の画面上で、いよいよ動画音声トラブルバスターパックを使える状態にします。
  1. Waves Centralの左メニューから「Install Products」を選択します。
  2. 上部の「My Products」タブを開くと、ステップ2で登録した「動画音声トラブルバスターパック」が表示されます。
  3. インストールしたい製品の横にあるチェックボックスにチェックを入れます。
  4. 画面右下に表示される「Install & Activate(インストールと有効化)」ボタンをクリックします。しばらく待ち、「完了」と表示されれば無事パソコンへの導入は完了です!
Info
ちょっと便利なワンポイントコラム:Wavesの製品ライセンス(使用権)は、パソコン本体だけでなく、「USBメモリ」に保存して持ち運ぶことも可能です。 外出先や別のパソコンで編集する機会が多い方は、事前にお手持ちのUSBメモリをパソコンに挿しておき、インストール時にライセンスの保存先(Target Device for Licenses)をUSBメモリに設定すると便利です。 ※USBメモリを使用する場合は、トラブル防止のため「USB 2.0対応」かつ「exFATフォーマット」にされたものを使用することをおすすめします。


お使いの動画編集ソフトでの読み込み方法

インストールが完了したら、普段お使いの動画編集ソフトにこのツールを読み込ませましょう。
Premiere Pro / Audition の場合
DaVinci Resolve の場合
Final Cut Pro の場合
Premiere Pro / Audition の場合
  1. Waves Centralでのインストールが完了していることを確認します。
  2. Premiere Proを起動し、上部メニューの 「編集」(Macは「Premiere Pro」)>「環境設定」>「オーディオ」 を開きます。
  3. 画面下部にある「オーディオプラグインマネージャー」ボタンをクリックします。
  4. 「プラグインを再スキャン」を実行すると、自動的にインストールしたツールが認識されます。
詳しくは弊社サポート記事をご参照ください。
DaVinci Resolve の場合
もしDaVinci Resolveでツールが表示されない、認識されない場合は、以下の手順を試してみてください。
  1. 一度DaVinci Resolveを完全に終了します。
  2. パソコン内の以下の場所(Fairlight > Effectsフォルダ内)にある 「VST3Configuration.xml」 というファイルをゴミ箱に捨てるか、デスクトップなどに一時的に避けておきます。削除してもDaVinci Resolveが次回起動時に自動で新しいものを安全に作成してくれるので安心してください。
  3. DaVinci Resolveを再起動します。起動時に自動的に再スキャンが行われ、正しくツールが読み込まれます。
詳しくは弊社サポートページをご参照ください。
Final Cut Pro の場合
Final Cut Proをお使いの場合、インストールが完了していれば自動的に認識されます。
  1. 編集タイムラインの右上にある「エフェクト」ボタン(キーボードの Command + 5)をクリックします。
  2. 表示されるエフェクトの一覧(エフェクトブラウザ)の検索欄に、使いたいツール名(例:「Silk Vocal」など)を入力して検索します。
  3. 出てきたツールを、音声を良くしたいクリップ(動画や音声)へドラッグ&ドロップすれば適用完了です。
Warning
Final Cut Proは、Waves公式サポート対象外のホストとなります。
詳しくはAppleサポートサイトをご確認ください。


音のトラブル別 全7ツールの簡単活用ガイド

「専門用語が多くて、どう調整したらいいか分からない…」という方でも安心です。 動画編集でよく遭遇するお悩みと、それを解決するツールの使い方をまとめました。
① 声が片側に寄って聞こえる
  1. 使うツール:S1 Stereo Imager
  2. Before: 自宅での収録や機材の不調で、なぜか声が左か右の片方からしか聞こえない。
  3. After: 声の広がりや位置を整え、テレビや映画のように画面の真ん中からしっかり聞こえるようになります。
使い方:
  1. エフェクトを音声素材へ適用。
  2. 画面内の「Width(幅)」スライダーを左右に動かして、声の広がり具合を確認。
  3. 声が画面の真ん中にきれいに収まれば完了です。

② 部屋の反響(エコー)がすごくて声が聞き取りにくい
  1. 使うツール:Clarity Vx DeReverb
  2. Before: お風呂場や広い部屋、階段などで録音したような、響きすぎてボワボワした声。
  3. After: まるで専用の収録スタジオでマイクに向かって喋っているような、目の前でハッキリ聞こえるクリアな声になります。
使い方:
  1. エフェクトを音声素材へ適用。
  2. 画面中央にある大きな丸いノブを、ゆっくり時計回りに回します。
  3. 声の周りの反響音(部屋鳴り)だけがスッと消え、声が前に出てきたら完了です。

③ 声がこもっている、またはキンキンして耳障り
  1. 使うツール:Silk Vocal
  2. Before: マイクの性質で声が低くこもって聞き取りづらかったり、逆に高音がキンキンして聴いていて疲れる声。
  3. After: 人の声専用のAIが自動分析し、ワンボタンで自動的に聞き取りやすいプロの美声へと整えます。
使い方:
  1. エフェクトを音声素材へ適用し、喋っている人の声に合わせて、画面の「Male(男性)」または「Female(女性)」を選択します。
  2. 画面中央のメインノブを回して、補正をかける強さを調整します。
  3. 耳障りな部分だけが自動でピンポイントでカットされ、なめらかな声になれば完了です。

④ ゲストのプライバシーを守りたい、ボイスチェンジャーを使いたい
  1. 使うツール:Vocal Bender
  2. Before: 街頭インタビューや匿名のゲスト出演で、そのままの声では公開できない。
  3. After: 音質が劣化して機械っぽくなりすぎず、自然さを保ったまま別人の声や高い声・低い声へと変化させられます。
使い方:
  1. エフェクトを音声素材へ適用し、画面の「Pitch(音の高さ)」ノブを回して、声の高さを変えます。
  2. 「Character」や「Formant(声の質感)」を調整して、大人っぽい声や子供っぽい声などのキャラクターを変化させます。
  3. 声がしっかりカモフラージュできたら完了です。



⑤ 不快なキーンという高音や、気になる特定のノイズの場所が分からない
  1. 使うツール:GEQ Graphic Equalizer
  2. Before: 「何か耳障りな音が混ざっているけれど、これが何の音(高さ)なのか分からないから削りようがない」。
  3. After: 音の高さがグラフでリアルタイムに表示されるため、不快な音を目で見つけてピンポイントで狙い撃ちして消すことができます。
使い方:
  1. エフェクトを音声素材へ適用し、音声を再生。グラフ画面でピコピコと高く跳ね上がっている音域(不快な音の原因)を目で確認します。
  2. その音域に該当する縦のフェーダー(スライダー)を下に下げます。
  3. 嫌なノイズやこもり、キンキンした音が消え、聴きやすくなれば完了です。


⑥ シーンごとに音量がバラバラで耳が疲れる、BGMに声が負けてしまう
  1. 使うツール:L1 Ultramaximizer
  2. Before: シーンによって急に大声になって音割れしたり、逆に声が小さくなってBGMに埋もれてしまったりする。
  3. After: 音割れ(歪み)を防ぎながら、全体の音量ムラを自動で均一にし、プロの動画のようなしっかり聞き取れる音量感に引き上げます。
使い方:
  1. エフェクトを音声素材へ適用し、画面の「Out Ceiling(最大音量)」の数値を 「-1.0 dB」 に設定します(YouTubeなどにアップロードした際、データ圧縮によって予期せず音が割れてしまうのを防ぐための安全な余裕「ヘッドルーム」として設定します)。
  2. 「Threshold(しきい値)」のスライダーをゆっくり下に下げていきます。
  3. 音量ムラが抑えられ、BGMに負けない聞き取りやすい音量に持ち上がったら完了です。


⑦ YouTubeやSNSに投稿する前に、適切な音量になっているか心配
  1. 使うツール:WLM Plus Loudness Meter
  2. Before: 自分のパソコンのスピーカーでちょうどいい音量に合わせたつもりでも、アップロードしたら「音が小さすぎる」「大きすぎて音割れしている」と言われないか不安。
  3. After: YouTubeや各SNS、テレビ放送などには、それぞれ推奨される「人間が心地よいと感じる音の大きさの数値基準(ラウドネス規格)」があります。これをメーターを使って事前に正確にチェックできます。
使い方:
  1. 編集した動画を再生し、このメーターに音を通します。
  2. 画面に表示される「Integrated(全体を通した平均的な体感音量)」の数値を確認します。
  3. 投稿するプラットフォームの基準数値(例:YouTubeや主要SNSであればおよそ -14.0 LUFS 付近など)とズレがないか、公開前に数値で確認できれば完了です。



Warning
本製品は2026年9月24日までの限定販売品です。