Universal Audio Native - Studio D Chorus マニュアル

Universal Audio Native - Studio D Chorus マニュアル

あらゆるトラックに、美しく繊細なモジュレーションとゆらめきを

1979年に発表されたRoland Dimension D*コーラスは、独特の空間と甘く繊細なモジュレーションで有名なエフェクトラックです。Brian EnoからStevie Ray Vaughanまで、あらゆるアーティストが「スパイス」として使用してきたこの伝説的なラックユニットは、機能とシンプルさの理想的な例と言えるでしょう。

UAD SparkおよびUADx向けのStudio D Chorusプラグインは、この人気のラックユニットを厳密にエミュレートしたものです。複雑なサウンドとテクスチャーの広がりの鍵となる、音楽的なバケットブリゲード回路を巧みに再現しています。

  • 楽器、グループバスに繊細な空間エフェクトを付加
  • バックボーカルやストリングスに簡単に広がりをもたらす
  • 「オールボタン」モードで、一段と奥行きのある空間感を実現
  • 信号に明らかな影響を与えることなく、トラックに彩りと深みを加える

バケットブリゲードの世界へ

ほとんどのアナログバケットブリゲード式コーラス回路は512ステージ、あるいはそれ以下のディレイステージで動作するのに対し、Studio D Chorusプラグインは、実機の持つ驚異的な1チャンネルあたり1024ステージを再現しています。この設計により、限りなく「非コーラス」的な形でステレオイメージを太く、複雑なモジュレーションが得られます。


4つのボタンとその真実

コントロールとして4つのプッシュボタンのみを備えたStudio D Chorusプラグインは、アイコニックなハードウェアが持つ、控えめな上品さを完璧に再現しています。各ボタンは4段階の異なるエフェクト強度を提供します。4つのボタンを同時に押すと、さらに魅力的なモジュレーションの選択肢が加わります。実機と同様に、ボタンは任意の組み合わせで使用でき、幅広いサウンドパレットが得られます。


シンプルさの中にある強靭さ

この象徴的なハードウェアと同様に、Studio D Chorusプラグインは劇的に新しいサウンドを作り出すのではなく、既存のサウンドを引き立てます。シンプルなギター/ボーカルのアレンジをより幅広く、より深く、より面白みのあるものにしたり、コンプレッション、EQ、リバーブを使わずにストリングスやボーカルのグループを素早くまとめたりできます。フローティングするギターのテクスチャーやシンセパッドには、Studio D Chorusプラグインはこれ以上ないほど最適です。最終的に、Studio D Chorusプラグインがほぼどんな音源に対しても持つ唯一無二の個性は、すべてのエンジニアのツールキットに欠かせないツールとなっています。

studio-d-chorus.png
Studio D Chorus


Studio D Chorus コントロール

Studio D Chorusは、Power、Mono、Modeの3つのパラメーターしか持たない、非常にシンプルなデバイスです。各コントロールについて以下で説明します。


Dimension Mode

Dimension Modeはエフェクトの強度を決定します。4種類の異なるモードが用意されており、Mode 1が最も繊細なエフェクトを、Mode 4が最大の強度を提供します。


複数ボタンの同時押し

実機と同様に、複数のDimension Modeボタンを同時に押すことで、4つのメインモードの微妙なバリエーションを得られます。複数のDimension Modeボタンを同時に押すには、コンピューターキーボードのShiftキーを押しながらModeボタンをクリックします。


Input

実機のリアパネルには、ユニットをモノイン/ステレオアウト動作に設定する入力スイッチがあります。この機能はプラグインでも再現されており、利便性のためスイッチはインターフェース内に移動されています。

InputがMONOに設定されている場合、ステレオ入力構成で使用していても、Dimension Dへの入力はモノフォニックになります(ステレオ入力はモノにサミングされます)。ステレオイン/モノアウトは、プラグインを補助エフェクトのセンド/リターン構成で使用する場合など、音のバリエーションとして便利です。

デフォルトのポジション(イン/暗い方)はSTEREOです。スイッチをクリックする(アウト)とMonoモードが有効になります。


Power

これは、処理済みの信号と未処理の信号を素早く比較するための、プラグイン全体のバイパスコントロールです。ON(イン)ポジションでは信号処理が有効になります。OFFポジション(アウト)では未処理の信号が聞こえます。POWERの状態を切り替えるにはボタンをクリックします。

Tip:POWERがオフの場合、プロセッサー使用率が下がります。


Power LED

Power LEDは、プラグインが有効な場合に点灯します。


Output Meter

このLED式メーターは、処理が有効な場合のプラグイン出力での信号レベルを表します。

Studio D Chorus hardware
Studio D Chorus(実機)

*注:Studio D Chorus製品は、Rolandとの提携、後援、承認を受けたものではありません。Roland名およびDimension Dモデル名は、Universal Audioの製品でエミュレートされているクラシックなエフェクトを識別する目的でのみ使用されています。


参照元情報:Studio D Chorus Manual
https://help.uaudio.com/hc/en-us/articles/7360582279828

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