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ダイナミクスモジュールでは、Sound City Studiosで使用されていた6種類のダイナミクスプロセッサーを使って、ミキサーの出力を処理できます。

ダイナミクスのコントロール
Amount
Amountは、信号に適用されるゲインリダクション、エクスパンション、その他のダイナミクス効果を調整します。ノブを時計回りに回すほど、エフェクトのかかりが強くなります。
Type
スイッチを回すか、プロセッサーのテキストラベルをクリックして、ダイナミクスプロセッサーのタイプを選択します。
- Excite:入力側のみにDolby Aノイズリダクションシステムをかけるという、Sound City Studiosの定番手法を再現したものです。後年の「エキサイター」技術に似た、独特のマルチバンドダイナミクス効果を生み出します。
- Air:「ストレッチ・モッド」とも呼ばれ、Dolby Aシステムの下側2バンドを無効化することで、エアー感のある派手なマルチバンドエクスパンションを生み出します。ボーカルやソロ楽器によく使われ、Mixコントロールでブレンド量を調整します。
- Crush:Dolby Aシステムをシングルバンドに改造したバージョンです。4:1の圧縮比で、アグレッシブでありながら透明感のあるルームクラッシュ効果が得られます。
- Gated:Crushコンプレッサーの前段にゲートエフェクトを配置します。ゲートはMixノブの影響を受けない点に注意してください。ゲートのみの効果を得たい場合は、Mixを0%に設定します。
- Bus:Sound City Studiosのダイオード式コンソールコンプレッサーをベースにしています。緩やかな2:1の比率とマルチステージのオートリリースが特徴で、透明感のあるバスコンプレッションやソロボーカルに最適です。
- 1176LN:20:1の比率で動作する、定番のUA 1176 FETリミッターです。Amountを上げるほど、アタックとリリースの設定が段階的に速くなっていく特性があります。
Mix
ソース信号とダイナミクスプロセッサーの信号をミックスし、パラレルのウェット/ドライ効果を得るためのコントロールです。ノブを時計回りに回すほど、ダイナミクスプロセッサーからの信号が多くブレンドされます。
SC Link
ダイナミクスのサイドチェイン動作を、Linked(ステレオ)またはUnlinked(デュアルモノ)で切り替えます。
- SC LinkがOffの場合、L/Rのダイナミクスプロセッサーは連動せず、両チャンネルで完全に独立してコンプレッションがかかります。クリエイティブな効果を狙う際に有効ですが、一方のチャンネルの信号ピークがもう一方より高い場合、左右のステレオイメージがシフトすることがあります。
- SC LinkがOnの場合、L/Rのダイナミクスプロセッサーはステレオ連動し、両チャンネルに常に同じ量のダイナミクス処理がかかります。この設定により、一方のチャンネルの信号ピークがもう一方より高い場合に生じる、出力時の左右ステレオイメージのシフトを防止できます。
SC Filter
SC Filter(サイドチェインフィルター)のオプションでは、ダイナミクスディテクターへの入力信号をフィルタリングし、周波数レンジ全体にわたるダイナミクス処理をコントロールできます。この3方向スイッチには、以下の設定があります。
- Tilt(左)― 3 dB/オクターブのリニアフィルターを適用し、周波数レンジ全体にわたって信号へのダイナミクスの反応を低域寄りから高域寄りへシフトさせます。
- Off(中央)― サイドチェインフィルターは適用されません。
- Low Cut(右)― 150 Hzで12 dB/オクターブのローカットフィルターを適用し、低域の検出を最小限に抑えて、低音の多いコンテンツで生じる「ポンピング」を軽減します。
Tip:画像をクリックすると、SC Filterの設定を切り替えられます。
参照元情報:Sound City Studios Manual
https://help.uaudio.com/hc/en-us/articles/18738187503380