注: UAD Roland Dimension D プラグインは販売終了しており、現在は同一アルゴリズムを採用した後継機 UAD Studio D Chorusプラグインがリリースされています。
Roland Dimension Dは、一つのことを極めて高いレベルで行うという原則を貫いた、唯一無二のスタジオの名機です。その役割はただ一つ、史上最高クラスのステレオコーラスサウンドを生み出すことです。しかし、Dimension Dは単なるコーラスにとどまらない、空間的な広がりとステレオワイド感を加えるユニークなサウンドエンハンサーでもあります。
1979年に登場したこのクラシックなアウトボードは、Peter Gabriel、Talking Heads、INXSといった数多くの名だたるアーティストのレコーディングで使用されてきました。Universal Audioは、このバケットブリゲード・コーラスが持つ独自の設計要素とサウンドキャラクターを忠実に再現するため、細部にまでこだわり抜いています。4つのプッシュボタンによる「Dimension」設定のみというシンプルさが、Dimension Dの真骨頂です。
Roland Dimension Dは非常にシンプルな機材で、Power、Mono、Modeの3つのコントロールしかありません。それぞれの詳細は以下の通りです。
Dimension Modeはエフェクトの強度を決定します。4種類の異なるモードが用意されており、Mode 1が最も控えめなエフェクト、Mode 4が最大強度となります。
オリジナルのハードウェアと同様、複数のDimension Modeボタンを同時に有効にすることで、4つの主要モードの微妙なサウンドバリエーションを作り出せます。複数のDimension Modeボタンを同時に有効にするには、コンピューターキーボードのShiftキーを押しながらModeボタンをクリックします。
オリジナルのRoland Dimension Dには、本体背面にモノラル入力/ステレオ出力モードに切り替えるスイッチがあります。本プラグインでは、操作性を考慮してこのスイッチを「前面」に移動しています。
Monoモード時は、ステレオ入力構成で使用していてもDimension Dへの入力はモノラルになります(ステレオ入力はモノラルにサミングされます)。これは、プラグインをAUX/エフェクトセンド構成で使用する場合など、サウンドにバリエーションを持たせたい場合に便利です。
デフォルトの位置(in)はステレオモードです。Monoモードを有効にするには、プッシュボタンスイッチをクリックします(out)。
このスイッチは、プラグインが有効かどうかを決定します。処理後のサウンドと元の信号を比較したい場合や、UAD DSPの負荷を軽減するためにプラグインをバイパスしたい場合に便利です(UAD-2 DSP LoadLockが有効な場合、負荷は軽減されません)。Powerの状態を切り替えるには、プッシュボタンスイッチをクリックします。
プラグインが有効な状態のとき、Power LEDが点灯します。
このLEDスタイルのメーターは、処理が有効なときのプラグイン出力信号のレベルを表示します。
参照元情報:Roland Dimension D Manual
https://help.uaudio.com/hc/en-us/articles/33538284818964