この章では、ループレコーディングと MIDI について学びます。マージモードでのループレコーディングは、ドラムパートを積み上げたり、ループを何回か回してコードを組み立てたりするのに役立ちます。
Waveform はレイヤーへの MIDI ループレコーディングもサポートしており、オーディオと同じように合成の MIDI 演奏を組み上げられます。
前章で MIDI マージモードについて学びました。手順を再掲します。




ループレコーディングの後には、連続した録音パスで組み上げたパートを含む単一の MIDI クリップができます。
このテクニックは、特にドラミングが得意でない場合のドラムパートプログラミングに便利です。たとえば、最初のパスでハイハットを入れ、次のパスでキックとスネアを追加し、最後にダウンビートにクラッシュを戦略的に加えます。
コンピングは通常、オーディオの録音と編集に関連付けられます。コンピングでは、パートのテイクを複数録音し、簡単な編集ツールを使って各テイクから最良のフレーズを選びます。
MIDI 録音でコンピングの準備をするには、マージモードと同じようにセットアップしたまま、Action パラメーターを Overlay new clips containing newly recorded MIDI に変更します。

In-marker と Out-marker を設定し、Loop をオンにします。Record を押して、ループの各循環で演奏を録音します。
Stop を押すと、オーディオのループレコーディングと同じように、MIDI クリップ内に各ループパスごとの別々のテイクができます。
テイクを見るには、MIDI クリップ右下のプラスアイコンをクリックします。すべてのテイクの一覧が表示されます。ここから最良のテイクをリストから選ぶと、それがアクティブになります。

ビューを拡張して、トラックの下にすべてのテイクを表示することもできます。プラスアイコンをクリックして Show takes を選択します。

これによりテイクが表示されるだけでなく、コンピングモードに入ります。残したいフレーズをスワイプして、各テイクの最良の部分から合成を組み立てます。

合成が組み上がったら、単一の MIDI クリップに変換できます。プラスアイコンをクリックして Flatten current comp を選択します。Delete Unused Takes ダイアログボックスで Delete を押して進める必要があります。

📝 メモ: Flatten current comp を選択すると、Waveform は未使用のテイクを削除するかどうかを尋ねます。テイクを単一の MIDI クリップにフラット化したい場合は、これを受け入れる必要があります。なお、この操作の後でも Undo は使えます。

ループレコーディングとコンピングは、オーディオと同じく MIDI の作曲においても非常に強力なツールです。次は、MIDI クリップと MIDI ノートを編集する方法を学びましょう。
参照元情報:Waveform User Manual
https://tracktion.github.io/waveform_manual/midi-loop-recording/