Symphony I/O mkⅡ Dante + Pro Tools HD のルーティングについて

Symphony I/O mkⅡ Dante + Pro Tools HD のルーティングについて

Dante + Pro Tools HD オーディオインターフェースモード

Symphony I/O mkⅡ Dante + Pro Tools HDは、"Dante+PTHD"オーディオインターフェースモードで動作することによりSymphony I/Oモジュール、Pro Tools HD、Danteネットワーク間をユニット単独でルーティングすることが可能です。

フロントパネルにあるタッチディスプレイからSymphony I/O mkⅡ をDante + Pro Tools HDオーディオインターフェイスモードに設定するには、下記手順を行ってください。

1.Settings(歯車のアイコン)をタップします。
2. 画面上部にあるSetupタブをタップします。
3. Audio Interface Modeボタンをタップし、画面上に表示されるウィンドウで "Yes "をタップします。このボタンは、Dante -> Dante + PTHD -> Thunderbolt(※TB Option Cardが搭載されている場合)の順で利用可能な動作モードを切り替えます。そのため、目的の動作モードに到達するまでに、Audio Interface Modeを複数回設定する必要がある場合があります。

SIOmkII_TFT_Dante AIM

Pro Tools HDへのルーティング

Symphony I/O mkⅡ をDante + PTHD モードに設定すると、最大32チャンネルをPro Toolsのセッションインプットにルーティングすることが可能です。これらの入力ソースは、Symphony I/O mkⅡ に搭載された 32チャンネルの I/Oモジュール入力(※2モジュール搭載時)または32チャンネルのDante Receiveチャンネルからルーティングすることができます。


I/OモジュールやDante Receiveチャンネルからのルーティングは、タッチディスプレイのSettings(歯車のアイコン)> Setupタブで、"To PTHD 1-16" と "To PTHD 17-32"と書かれた2つのボタンで設定します。各ボタンからは、8チャンネルずつの2つのバンクを設定できます。"To PTHD 1-16"はPro Tools側のInput 1-8と9-16の入力ソースを設定し、"To PTHD 17-32"はProTools側のInput 17-24と25-32の入力ソースを設定します。

SIOmkII_Dante_to PT ルーティング図

下図の例では、"To PTHD 1-16" をAnalog 1-8, Dante 9-16に、"To PTHD 17-32" をDante 17-24, Dante 25-32に設定しています。この設定により、最初の8つのI/OモジュールのアナログインプットはPro Toolsインプット1-8に、Dante Receive 9-32はPro Toolsインプット9-32にルーティングされることになります。

Dante Receiveの全チャンネルをPro Toolsインプットにルーティングするには、To PTHD 1-16をDante 1-8, Dante 9-16に、To PTHD 17-32をDante 17-24, Dante 25-32にセットします。

 すべてのI/Oモジュールの入力をPro Toolsの入力にルーティングするには、"To PTHD 1-16"を"Analog 1-8"および"Digital 9-16"に、To PTHD 17-32を"Analog 17-24"と"Digital 25-32"に設定します。

もしI/Oモジュールが1つしかインストールされていない場合は、"To PTHD 17-32"は"Dante 17-24"および"Dante 25-32"で固定されます。



Pro Toolsからのルーティング

Pro Toolsセッションからの音声出力は、I/Oモジュールの出力チャンネルとDante Transmitチャンネルに同時にルーティングされます。このルーティングは固定されており、変更することはできません。

SIOmkII_Dante_Out PT ルーティング図

Dante ControllerとPro Tools HDのカスタムラベル

Pro Toolsのルーティングを設定したら、Dante Controller Routing gridとPro Tools I/O Setupの両方にカスタムラベルを作成することをお勧めします。これにより、Pro Toolsセッション、Danteネットワーク、Symphony I/Oモジュール間のルーティングを簡単に切替/設定することができます。

上記のTo Pro Tools設定に基づくDante Controller Routing Gridのカスタムラベルは以下の通りです。

最初の8つのDante Receiverは、I/Oモジュールからの入力が設定されているためN.Aと表示され、ネットワーク上で利用不可となります。Input 1-8がSymphony I/Oモジュールから入力されるように"To PTHD 1-16"で設定した場合、Dante Receivers 1-8はどこにもルーティングされません。
Pro Toolsの出力はすべてDante Tramsmitterからネットワークに転送され、同時にI/Oモジュールの出力にルーティングされます。

SIOmkII_Dante コントローラー PTHD ルーティング

Pro ToolsのI/O Setupで、To PTHD 1-16をAnalog 1-8, Dante 9-16に設定した場合のカスタムInputラベルを以下に示します。

SIOmkII_Dante PTHD入力ラベル_入力タブ

Output1-16は、Dante TransmitterとI/Oモジュールの出力チャンネルに同時にルーティングされます。

SIOmkII_Dante PTHD 出力ラベル_出力タブ



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