Oxford Drum Gate 2 - 9. トラブルシューティング

Oxford Drum Gate 2 - 9. トラブルシューティング

検出マーカーが表示されない

症状:オーディオを再生してもDetect画面に白い三角形のマーカーが表示されない。

対処方法:

  • オーディオが実際にプラグインへ届いているか確認してください。DAWのメーターをチェックしましょう。
  • Detect View SettingsでThresholdを下げてください。
  • Detect View SettingsでSensitivityを上げてください。
  • メイン入力から検出しようとしている場合、SourceがExternalやMIDIになっていないか確認してください。
  • まずは密集したフィルや弱い演奏ではなく、はっきりと孤立したドラムヒットのある箇所で試してください。

各コントロールの詳しい説明はDetect View Settingsを参照してください。


マーカーが多すぎる(誤検出が起こる)

症状:1つのヒットに対して複数の白い三角形が表示される、またはドラムのディケイやレゾナンス中にマーカーが出てしまう。

対処方法:

  • Detect View SettingsでSensitivityを下げてください。これが最も一般的な対処法です。
  • Re-Trigger Timeを長くして、ディケイ中の誤検出を防いでください。
  • Thresholdを上げて、小さなレゾナンスを無視するようにしてください。
  • 低域のランブルが誤検出の原因になっている場合(特にタムで多い)は、Sidechain Filterを上げてください。

詳しくはDetect View Settingsを参照してください。


ゴーストノートがゲートされてしまう

症状:スネアの小さなゴーストノートや弱いタムのヒットが通過しない。

対処方法:

  • Detect View SettingsのSensitivityが、そもそも小さなヒットを検出できるだけの高さになっているか確認してください。

一連の手順については「Common Scenarios」章のゴーストノートを損なわずにスネアをゲートするワークフローを参照してください。


スピルが抜けてしまう

症状:スネアに被るキックのブリードや、タムに被るシンバルのウォッシュなど、不要な音がゲートを通過してしまう。

対処方法:

  • Confidence Thresholdを上げて、通過させる基準を厳しくしてください。
  • Remove機能を使って、特定のスピルによるヒットを手動でゲートアウトしてください。
  • Decayタブで、全体のDecayタイムを短くするか、HF Dampingを上げてください。
  • 正しいDrum Typeが選択されているか確認してください。MLの分類器が何を残すべきか判断するために必要です。
  • Externalトリガーで「All」タイプを使っている場合は、分類のために特定のドラムタイプへ切り替えてください。

スピルが目的のヒットより大きく、Thresholdの調整だけでは解決しない場合は、分類器の学習が必要かもしれません。LearnとRemoveを併用して調整してください。


テールが不自然に途切れる

症状:ドラムが急に途切れる、レゾナンスが自然に鳴らない、またはゲーティングが目立ちすぎる。

対処方法:

  • Decayフェーダーを上げて、テールを長くしてください。

さらに詳しいトラブルシューティングについては、Decayタブの「こんな時は」を参照してください。


アライメント後に音が悪くなる(こもる・位相が変になる)

症状:解析後にドラムが薄く、こもった音になったり、ステレオイメージが不自然になったりする。

対処方法:

  • Resetを押して、ドラムの分離がより良い別の箇所で解析し直してください。
  • Overheadグループに対してStereo Linkが有効になっているか確認してください(まずOverhead同士でアライメントを揃える必要があります)。
  • 解析した箇所ですべてのトラックが重なっているか確認してください。
  • 特定のトラックがすでに逆位相になっている可能性があります。解析前にそのトラックの位相を反転させてみてください。
  • Compare Alignmentを使って違いを確認してください。アライメント後は明らかに良くなっているはずで、単に「違う音」になっただけで不自然な場合は要注意です。

アライメント後に一貫して音が悪くなる場合は、特殊なマイクセッティングや既存の位相の問題がある可能性があります。まずは近接マイクだけでアライメントを行い、その後オーバーヘッドを加えてみてください。

正しいワークフローと確認すべきポイントについては、Alignタブを参照してください。


レイテンシーが大きいのはなぜ?

症状:DAW上で最大170msのレイテンシーが表示される。

説明:Oxford Drum Gate 2は高度なルックアヘッド検出とMLによる分類を使用しており、このレイテンシーはそのために必要なものです。プラグインが正しく分類・処理を行うには、ドラムヒットのアタック全体を「見る」必要があります。

対処方法:

  • DAWのディレイコンペンセーション機能を使用してください(多くのDAWでデフォルトで有効になっています)。これにより、すべてのトラックにわたってレイテンシーが自動的に補正されます。

このレイテンシーは一定かつ補正されるものであり、最終的なミックスのタイミングに問題を生じさせることはありません。

サンプルレートごとの正確なレイテンシー値については、Specifications(仕様)の表を参照してください。


検出イベントが欠落する

症状:分類されるべきヒットがランダムに検出漏れする。GUI上にランタイムの問題を知らせるポップアップが表示される。

対処方法:

  • DAWのバッファサイズをできるだけ大きくしてください。最低でも1024サンプルを推奨します。
  • 外部アプリの使用を減らし、システム全体の負荷を下げてください。
  • 一部のインスタンスをコミット/フリーズ/レンダリングして、稼働中のOxford Drum Gate 2プラグインのインスタンス数を減らしてください。
  • 一部のインスタンスでMIDI Out Capture機能を使い、残しておきたいトランジェントを確定させることで、MLランタイムへの負荷を軽減してください。

参照元情報:Oxford Drum Gate 2 User Guide
https://dload.sonnoxplugins.com/pub/plugins/UserGuides/Oxford_Drum_Gate_2_User_Guide.html#troubleshooting