Dolby Atmos Renderer Mastering Suiteの設定について
ご注意 : キャリブレーション・プロファイルの書き出し機能は、トライアル・ライセンスでは使用できません。
重要な確認事項 - Dolby Atmos Rendererへのプロファイルの書き出しは一部のユーザーにとっては非常に便利な機能です。しかし、Dolby Atmos RendererのEQとSpeaker Delay設定は必ずしも正確なキャリブレーション値に一致しない場合があり、SoundID Referenceプラグインやハードウェアへの書き出しと比較するとキャリブレーションの存在感が弱くなります。可能な場合はSoundID Referenceプラグインを使用することをお勧めします。
マルチチャンネルシステムの測定 計測のための準備として以下についてご確認ください。
スピーカー出力にEQやディレイが適用されている場合、すべてのチャンネルのEQとスピーカーディレイの両方をオフにしてください。 セットアップにベースマネジメントが適用されている場合は、測定前に有効にしてください。 測定用マイクはオーディオインターフェースの +48V ファンタム電源搭載マイク入力に接続します。 測定にはマイクスタンドと測定用マイクに適したマイククリップが必要です。両方をご用意の上作業をお進めください。
キャリブレーションプロファイルの書き出し 測定作業の完了とキャリブレーションプロファイルの保存を完了後、以下の手順に沿って作業を進めてください。
SoundID Referenceスタンドアロンアプリケーションを起動します。 キャリブレーションプロファイルを開きます。 Flat Target、Dolby Atmos Music、Custom Targetの3つのターゲットカーブから1つを選択します。 キャリブレーションプロファイルを書き出します。
重要な確認事項 - マルチチャンネルのキャリブレーションプロファイルは、SoundID Referenceスタンドアローンアプリではステレオ(L/Rチャンネル)のみ使用可能です。カスタムターゲットのカーブの調整の際には、メディアを再生して 変更内容を聴くことができます。書き出しには選択したターゲットモードが含まれ、変更はシステムがサポートするすべてのチャンネルに適用されます。
Dolby Atmos Rendererでキャリブレーションプロファイルをインポートする スピーカーEQの補正 書き出されたファイルには、Delay、Frequencies、Gainをカバーする多数のEQリストとともに測定した各チャンネルの全情報がテキストで保存されます。これらのデータはDolby Atmos Rendererアプリケーションに手動で適用する必要があります。下記手順に沿ってムービーもご参照いただきお進めください。
書き出したテキストファイルを開き、Dolby Atmos Rendererアプリケーションを起動します。 Dolby Atmos RendererでSpeaker Calibrationオプションにアクセスします。 Speaker EQタブを選択し、Leftチャンネルが選択されていることを確認しGain値を調整していきます。 書き出されたファイル内のデータに合わせ、各周波数のゲインを調整します。 すべてのチャンネルに補正を適用し、変更内容を確定します。
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スピーカーディレイの補正 書き出したテキストファイルを開き、Dolby Atmos Rendererアプリケーションを起動します。 Dolby Atmos RendererでSpeaker Calibrationオプションにアクセスします。 Gain/Delayタブを選択し、Leftチャンネルが選択されていることを確認しDelay値を調整していきます。 書き出されたファイル内のデータに合わせ、各チャンネルのディレイ値を調整します。 すべてのチャンネルに補正を適用し変更内容を確定します。
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参照元記事
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