OP–XY 1.1.0 - サンプルスライサーアップデート
OS 1.1.0により、OP–XYはさらに強力なサンプラーへと進化します。今回のアップデートでは、ブレイク、メロディックなシーケンス、ボーカルの切り分けに最適な新しい機能「サンプルスライサー」を導入。サウンドのカット方法と再生方法を柔軟かつ精密にコントロールする3つのスライシングモードを提供します:
tansient - トランジェントベース・スライシング:OP–XYがサンプル内のピークやヒットを自動検出し、スライスします。ドラムやパーカッション、鋭いアタック音を持つ素材に最適です。
even - タイムベース・スライシング:サンプルを等間隔に分割します。ループやリズム素材、録音全体を均等にスライスしたい場合に最適です。
tap - 手動タップ:ご自身でスライス位置をタップし、カスタムリズムを作成したり、サンプルを任意の位置で分割したりできます。
スライサーに加え、ドラムサンプラーにパラメーターロック機能も追加しました。
duck - ダック:新アップデートでは新たなLFO「ダック」が追加されました。ダックを使用すると、任意のインストゥルメントトラックにサイドチェーン コンプレッションを素早く追加できます。
あるトラックのオーディオまたはノートデータを基に、別のトラックの音量をモジュレートすることができます。ベース内にキックのためのスペースを創出したり、パッドに動きを加えたいときなどに活用してください。
今回のアップデートでは、シーケンスや演奏時の操作性を向上させる改良も多数含まれています。OP-XYがシーンの長さを計算する方法を定義できるようになり、より精密な再生制御が可能になりました。また、ソングモードはデバイス全体の動作と一貫性を持たせるよう改良され、ボタン操作前にShiftキーを押すだけで利用できます。これにより、ソングモード画面でも音楽キーボードを継続して使用可能となりました。
サウンドリンク機能により、トラック内の全パターンで同一サウンドを使用できるようになりました。ライブセットや、パターンごとのプリセット設定を省略したい場合に使える機能です。
そして最後に、多くのご要望を頂戴しておりました、ディレイ・シーン切り替え機能です。ライブ演奏時、シーンを即時切り替えずに次のシーンをキューイングできます。