Kontrol S-Series MK3ユーザーマニュアル 7 - スケール(Scale)

Kontrol S-Series MK3ユーザーマニュアル 7 - スケール(Scale)

スケールエンジンは、Kontrol S-Series MK3 キーボードで演奏したノートを、選択したスケールに含まれる最も近いノートにマッピングします。多彩なスケールを搭載しており、楽器の演奏に活用できます。Chordモードでは、単一のノートからコードを生成するためにスケールを使用できます。

Scaleは、キーボードまたはシーケンサーで演奏したノートを、選択したスケールに含まれる最も近いノートにマッピングします。多彩なスケールを搭載しており、楽器の演奏に活用できます。Chordモードでは、単一のノートからコードを生成するためにスケールを使用できます。「アルペジエーター」と組み合わせることで、さまざまなモチーフとリズムでスケールを自動的に演奏できます。


Scaleを有効にする

キーボードでScaleを有効/無効にするには:

  1. ディスプレイ左のPLAY ASSISTを押します。
    PLAY ASSISTボタンが明るく点灯し、ディスプレイにScaleとArpの設定が表示されます。

KS-MK3_TopView_PlayAssistButton.jpg

KS-MK3_D_PlayAssist-Scale.jpg

  1. SHIFT + Button 1(Scale)を押して、Scaleエンジンを有効/無効にします。
    Scaleエンジンが有効になるとButton 1とScaleラベル横の小さなドットがシアンに、無効になると白に点灯します。

ScaleのPluginモードとKeyboardモードを切り替える

Kontrol S-Series MK3は、ScaleにKeyboardとPluginという2つの動作モードを搭載しています:

  • Keyboardモードは、Komplete Kontrolソフトウェアとは独立して動作します。ScaleエンジンのMIDIはキーボード上で直接生成されます。これにより、DAW内のプラグインやスタンドアロンアプリケーションを含む任意のソフトウェア音源、またはMIDIを受け付ける任意のハードウェアシンセで、スケールやコードを使用できます。
  • Pluginモードは、Komplete Kontrolソフトウェアが提供するPlay Assist機能を利用し、キーボード上ではMIDIを生成しません。このモードで行った設定は、Komplete Kontrolソフトウェアのアクティブなインスタンス固有のものとなり、DAWプロジェクトの一部として保存されます。

ScaleをKeyboardモードに切り替えるには:

  1. ディスプレイ左のPLAY ASSISTを押して、ScaleとArpの設定を表示します。

KS-MK3_TopView_PlayAssistButton.jpg

  1. ディスプレイ上部のSHIFT + Button 7(Keyboard)を押して、Keyboardモードを有効にします。

KMK3_Scale_Plugin mode_Selection.jpeg

Scaleは、そのすべてのMIDIをキーボード上で直接生成するKeyboardモードで動作するようになります。

KMK3__Scale__Keyboard_mode.jpeg

  • Pluginモードに戻るには、SHIFT + Button 8(Plugin)を押します。
ℹ️ Pluginモードは、キーボードがKomplete Kontrolソフトウェアに接続されている場合のみ利用できます。

KeyboardモードとPluginモードを同時に有効にする

KeyboardモードとPluginモードを同時にScaleで有効にすることができ、Komplete Kontrolインスタンス内でScaleの設定を保持できます。各モードは画面右上のアイコンで示されます。これらのアイコンは、Play Assistページの代わりにPluginページを表示していても表示されたままです。KeyboardモードとPluginモードが同時に有効な場合、両方のアイコンが表示されます。

  • Keyboardモードは、鍵盤アイコンとディスプレイ上の青いバナーで示されます。

KMK3_Scale_Keyboard_icon.jpeg

  • Pluginモードは、コンピューターディスプレイアイコンと、Komplete Kontrolテーマに合わせたダークなバナーで示されます。

KMK3_Scale_Plugin_icon.jpeg


スケールを演奏する

キーボードでスケールを選択し演奏するには、以下の手順に従ってください:

  1. PLAY ASSISTボタンが明るく点灯していることを確認します。点灯していない場合は押して、ScaleとArpエンジンのパラメーターを表示します。
  2. Button 1(Scale)を押して、Scaleパラメーターを表示します。
  3. スケールを選択するには、Knob 1(Root Note、デフォルトはC)、Knob 2(Bank、デフォルトはMain)、Knob 3(Type、デフォルトはMajor)を回して、好みのスケールを見つけます。
  4. 選択したスケールを演奏するには、Button 1(Scale)がシアンに点灯していることを確認します。点灯していない場合はSHIFT + Button 1(Scale)を押してScaleエンジンを有効にします。
    キーボードの鍵が、選択したスケールのノートにマッピングされます。このマッピングはLight Guideで視覚的に反映されます。ルートノートは明るく点灯し、スケール内の他のノートは暗く点灯します。点灯していない鍵を押すと、自動的に最も近い点灯している鍵が有効になり、選択したスケールに属するノートのみが再生されます。
  5. PLUG INを押して、ロードしたプリセットのコントロールに戻ります。Scaleエンジンはオンのままです。
ℹ️ SCALE TypeでChrom(クロマチック)を選択した場合、すべての鍵がマッピングされます。

コードを演奏する

通常通り複数の鍵を同時に押す(またはDAWから複数のMIDIノートを同時に送信する)ことでコードを演奏できますが、Play Assistを使ってコードを作成・演奏することもできます。

ℹ️ コード内の複数ノートを同時に演奏するには、ロードした製品がポリフォニーに対応している必要があります。

キーボードの鍵を、1つ押すだけでコードを演奏するには、以下の手順に従ってください:

  1. PLAY ASSISTボタンが明るく点灯していることを確認します。点灯していない場合は押して、ScaleとArpエンジンのパラメーターを表示します。
  2. Button 1(Scale)を押して、Scaleパラメーターを表示します。
  3. Chordモードを有効にするには、Knob 5(デフォルトはOff)を回してCHORD ModeをHarmonizerに設定します。
  4. Knob 6(デフォルトは1-3-5)を回して、CHORD Typeパラメーターでコードのインターバルを定義します。
  5. フルコードの演奏を有効にするには、Button 1(Scale)がシアンに点灯していることを確認します。点灯していない場合はSHIFT + Button 1(Scale)を押してScaleエンジンを有効にします。
    Chordモードが有効になり、Harmonizerに設定されます。鍵を押すと、選択したスケールによるマッピングに従って、最も近い点灯している鍵が自動的に有効になり再生されます。デフォルトのコードでは、Knob 6で設定したインターバル値(1-3-5、つまりスケールの1度、3度、5度)に従って、押した鍵の上にある3度と5度のノートも再生されます。再生されたすべてのノートは、Light Guide上の明るいLEDで示されます。
  6. PLUG INを押して、ロードしたプリセットのコントロールに戻ります。Scaleエンジンはオンのままです。

スケールとコードを編集する

Scaleエンジンのパラメーターを使って、スケールとコードをニーズに合わせて調整できます。

  • SCALEパラメーターのRoot Note、Bank、Typeを使うことで、キーボードの鍵にマッピングするスケールを選択し、そのルートノートを設定できます。詳細は「スケールパラメーター」を参照してください。
  • KEY MODEパラメーターのModeを使うことで、選択したスケールがキーボードの鍵にどのようにマッピングされるかを定義できます。詳細は「KEY MODEパラメーター」を参照してください。
  • CHORDパラメーターのMode、Type、Positionを使うことで、キーボード演奏中にカスタムコードを自動生成できます。詳細は「Chordパラメーター」を参照してください。

スケールパラメーターにアクセスする

キーボードでScaleパラメーターにアクセスするには、以下の操作を行います:

  1. PLAY ASSISTボタンが明るく点灯していることを確認します。点灯していない場合は押して、ScaleとArpエンジンのパラメーターを表示します。
  2. Button 1(Scale)を押して、Scaleパラメーターを表示します。
    Button 1が明るく点灯し、Button 1の下のScaleラベルがハイライトされ、Scaleパラメーターを編集していることを示します。
💡 PLAY ASSISTボタンがオンの場合、Button 1の色はScaleエンジンがオン(シアン)かオフ(白)かを示し、明るさはScaleパラメーターが表示されている(明るく点灯)か否か(暗く点灯)を示します。

スケールパラメーター

SCALEパラメーターのRoot Note、Bank、Typeを使うと、キーボードの鍵にマッピングするスケールを選択し、そのルートノートを設定できます。

KS-MK3_D_PlayAssist-Scale-SCALEParameters.jpg

Scale Root Note

最初のSCALEパラメーターはRoot Noteです。スケールのルートノートを設定するとは、スケールがどの鍵から始まるかを決めることです。以降のスケールのノートは、SCALE Typeパラメーター(以下参照)で選択したスケールパターンによって決まります。異なるRoot Noteを選択することで、任意のスケールパターンを上下に移調できます。

💡 Light Guideは、選択したルートノートを完全点灯のLEDで示し、その他のアクティブな鍵は半点灯で示します。

Root Noteの設定には以下の値が含まれます:

  • C、C#、D、D#、E、F、F#、G、G#、A、A#、B

Scale Bank and Type

左から2番目と3番目のSCALEパラメーターはBankとTypeです。これらを使って、キーボードの鍵にノートがマッピングされるスケールパターンを決定します。各Bankには、テーマ的に関連する15種類のスケールが含まれ、Typeコントロールで選択できます。

例えば、デフォルトのRoot Note値CをデフォルトのBank Main、デフォルトのType Majorと組み合わせると、C majorスケールが得られます。これは1オクターブにわたり、C、D、E、F、G、A、B(続けて再びC)のノートを含みます。代わりにGをRoot Noteとして選択すると、G majorスケールにはG、A、B、C、D、E、F♯(続けて再びG)のノートが含まれます。各ノート間の距離は、「全音-全音-半音-全音-全音-全音-半音」という同じパターンに従っていることに気づくでしょう。これはMajorスケールのパターンです。

DAWからの受信MIDIパターンで楽器をトリガーしている場合、そのMIDIパターンのノートは選択したTypeに属する最も近い鍵にマッピングされます。つまり、例えば(Root NoteをCに設定した場合)C-D-D♯というノートで構成されたMIDIパターンは、Bank MainのTypeがChromaticに設定されている場合はそのまま再生されますが、TypeがMajorに設定されている場合はC-D-Eとして再生されます。

💡 Light Guideは、選択したTypeでアクティブな鍵を点灯したLEDで示し、非アクティブな鍵は消灯します。
ℹ️ スケールのノートをトリガーする実際の鍵、および非アクティブな鍵(消灯したLED)の動作は、「KEY MODE Modeパラメーター」(Knob 4)によって決まります。

以下のスケールが利用可能です:

Mainスケール

スケール Bank Type 度数
Chromatic Main Chrom 1 ♭2 2 ♭3 3 4 ♭5 5 ♭6 6 ♭7 7
Major Main Major 1 2 3 4 5 6 7
Minor Main Minor 1 2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
Harm Min Main Harm Min 1 2 ♭3 4 5 ♭6 7
Maj Pent Main Maj Pent 1 2 3 5 6
Min Pent Main Min Pent 1 ♭3 4 5 ♭7
Blues Main Blues 1 ♭3 4 ♯4 5 ♭7
Japanese Main Japanese 1 2 ♭3 5 ♭6
Freygish Main Freygish 1 ♭2 3 4 5 ♭6 ♭7
Hungarian Min Main Hung Min 1 2 ♭3 ♯4 5 ♭6 7
Arabic Main Arabic 1 ♭2 3 4 5 ♭6 7
Altered Main Altered 1 ♭2 ♯2 3 ♯4 ♭6 ♭7
Whole Tone Main WH Tone 1 2 3 ♯4 ♯5 ♭7
H-W Dim Main H-W Dim 1 ♭2 ♯2 3 ♯4 5 6 ♭7
W-H Dim Main W-H Dim 1 2 ♭3 4 ♯4 ♯5 6 7

Modesスケール

スケール Bank Type 度数
Ionian Modes Ionian 1 2 3 4 5 6 7
Dorian Modes Dorian 1 2 ♭3 4 5 6 ♭7
Phrygian Modes Phrygian 1 ♭2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
Lydian Modes Lydian 1 2 3 ♯4 5 6 7
Mixolydian Modes Mixolyd 1 2 3 4 5 6 ♭7
Aeolian Modes Aeolian 1 2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
Locrian Modes Locrian 1 ♭2 ♭3 4 ♭5 ♭6 ♭7
Ionian b2 Modes Ion b2 1 ♭2 3 4 5 6 7
Dorian b5 Modes Dor b5 1 2 ♭3 4 ♭5 6 ♭7
Harm Phryg Modes Har Phry 1 ♭2 ♭3 4 5 ♭6 7
Phryg Major Modes Phry Maj 1 ♭2 ♭3 4 5 6 7
Lydian b3 Modes Lyd b3 1 2 ♭3 ♯4 5 6 7
Major Locrian Modes Maj Loc 1 2 3 4 ♭5 ♭6 ♭7
Minor Locrian Modes Min Loc 1 2 ♭3 4 ♭5 ♭6 ♭7
Super Locrian Modes Sup Loc 1 ♭2 ♭3 ♭4 ♭5 ♭6 ♭7

Jazzスケール

スケール Bank Type 度数
Lydian ♭7 Jazz Lyd ♭7 1 2 3 ♯4 5 6 ♭7
Altered Jazz Altered 1 ♭2 ♯2 3 ♯4 ♭6 ♭7
Diminished Jazz Diminshd 1 ♭2 ♯2 3 ♯4 5 6 ♭7
Mixo b13 Jazz Mix b13 1 2 3 4 5 ♭6 ♭7
Mixo b9 b13 Jazz Mixb9b13 1 ♭2 3 4 5 ♭6 ♭7
Lydian ♭7 b2 Jazz Lyd ♭7b2 1 ♭2 3 ♯4 5 6 ♭7
Bebop Jazz Bebop 1 2 3 4 5 6 ♭7 7
Whole Tone Jazz Whole Tn 1 2 3 ♯4 ♯5 ♭7
Blues Maj Jazz Blues Ma 1 2 ♭3 3 5 6
Blues Min Jazz Blues Mi 1 ♭3 4 ♯4 5 ♭7
Blues Combined Jazz BluesCmb 1 2 ♭3 3 4 ♯4 5 6 ♭7
Lydian #5 Jazz Lyd #5 1 2 3 ♯4 ♯5 6 7
Jazz Minor Jazz Jazz Mi 1 2 ♭3 4 5 6 7
Half Dim Jazz Half Dim 1 2 ♭3 4 ♭5 ♭6 ♭7
Augmented Jazz Augmentd 1 ♭3 3 5 ♯5 7

Worldスケール

スケール Bank Type 度数
Hungarian Min World Hung Min 1 2 ♭3 ♯4 5 ♭6 7
Hungarian Maj World Hung Maj 1 ♯2 3 ♯4 5 6 ♭7
Neapolitan World Neapoltn 1 ♭2 ♭3 4 5 ♭6 7
Spanish World Spanish 1 ♭2 ♭3 3 4 5 ♭6 ♭7
Greek World Greek 1 2 ♭3 ♭4 5 ♭6 ♭7
Jewish 1 World Jewish 1 1 ♭2 3 4 5 ♭6 ♭7
Jewish 2 World Jewish 2 1 2 ♭3 ♯4 5 6 ♭7
Indian 1 World Indian 1 1 ♭2 ♭3 ♯4 5 ♭6 7
Indian 2 World Indian 2 1 2 ♭3 ♯4 5 6 7
Indian 3 World Indian 3 1 ♭2 2 4 5 ♭6 6
Indian 4 World Indian 4 1 ♯2 3 4 5 ♯6 7
Mid East 1 World M East 1 1 ♭2 3 4 5 ♭6 7
Mid East 2 World M East 2 1 ♭2 3 4 ♭5 ♭6 7
Mid East 3 World M East 3 1 ♭2 ♭3 4 ♭5 6 ♭7
Mid East 4 World M East 4 1 ♭2 3 4 ♭5 6 ♭7

5-Toneスケール

スケール Bank Type 度数
Penta I 5-Tone Pent I 1 2 3 5 6
Penta II 5-Tone Pent II 1 2 4 5 ♭7
Penta III 5-Tone Pent III 1 ♭3 4 ♭6 ♭7
Penta IV 5-Tone Pent IV 1 2 4 5 6
Penta V 5-Tone Pent V 1 ♭3 4 5 ♭7
Hirajoshi 5-Tone Hira 1 2 ♭3 5 ♭6
Insen 5-Tone Insen 1 ♭2 4 5 ♭7
Kokin Joshi 5-Tone Kokin 1 2 4 5 ♭6
Akebono 5-Tone Akebono 1 2 ♭3 5 6
Ryukuan 5-Tone Ryukuan 1 3 4 5 7
Abhogi 5-Tone Abhogi 1 2 ♭3 4 6
Bhupkali 5-Tone Bhupkali 1 2 3 5 ♭6
Hindolam 5-Tone Hindolam 1 ♭3 4 ♭6 ♭7
Bhupalam 5-Tone Bhupalam 1 ♭2 ♭3 5 ♭6
Amritavarshini 5-Tone Amrita 1 3 ♯4 5 7

Modernスケール

スケール Bank Type 度数
Octatonic Modern Octatonc 1 2 ♭3 4 ♯4 ♯5 6 7
Acoustic Modern Acoustic 1 2 3 ♯4 5 6 ♭7
Augmented Modern Augmentd 1 ♭3 3 5 ♯5 7
Tritone Modern Tritone 1 ♭2 3 ♭5 5 ♭7
Leading Wh Tone Modern Lead Wh 1 2 3 ♯4 ♯5 ♯6 7
Enigmatic Modern Enigmatc 1 ♭2 3 ♯4 ♯5 ♯6 7
Scriabin Modern Scriabin 1 2 3 ♯4 6 ♭7
Tcherepnin Modern Tcherepn 1 ♯1 ♯2 3 4 5 ♯5 6 7
Messiaen I Modern Mes I 1 2 3 ♯4 ♯5 #6
Messiaen II Modern Mes II 1 ♭2 ♯2 3 ♯4 5 6 ♭7
Messiaen III Modern Mes III 1 2 ♭3 3 ♯4 5 ♭6 ♭7 7
Messiaen IV Modern Mes IV 1 ♭2 2 4 ♯4 5 ♭6 7
Messiaen V Modern Mes V 1 ♭2 4 ♯4 5 7
Messiaen VI Modern Mes VI 1 2 3 4 ♯4 ♯5 ♯6 7
Messiaen VII Modern Mes VII 1 ♭2 2 ♭3 4 ♯4 5 ♭6 6 7

Majorスケール

スケール Bank Type 度数
Natural Major Natural 1 2 3 4 5 6 7
Lydian Major Lydian 1 2 3 ♯4 5 6 7
Mixolydian Major Mixolyd 1 2 3 4 5 6 ♭7
Major Minor Major Maj Min 1 2 3 4 5 ♭6 ♭7
Harmonic Major Major Har Maj 1 2 3 4 5 ♭6 7
Dbl Har Major Major Dbl Maj 1 ♭2 3 4 5 ♭6 7
Neapolitan Maj Major Nea Maj 1 ♭2 3 4 5 6 7
Major Locrian Major Maj Loc 1 2 3 4 ♭5 ♭6 ♭7
Blues Major Major Blues Ma 1 2 ♭3 3 5 6
Bebop Major Major Bebop Ma 1 2 3 4 5 ♯5 6 7
Hexa 1 Major Hexa 1 1 2 3 5 6 7
Hexa 2 Major Hexa 2 1 2 3 4 5 6
Penta 1 Major Penta 1 1 2 3 5 6
Penta 2 Major Penta 2 1 3 4 5 7
Penta 3 Major Penta 3 1 3 5 6 7

Minorスケール

スケール Bank Type 度数
Natural Minor Natural 1 2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
Dorian Minor Dorian 1 2 ♭3 4 5 6 ♭7
Phrygian Minor Phrygian 1 ♭2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
Minor Major Minor Min Maj 1 2 ♭3 4 5 6 7
Harmonic Minor Minor Har Min 1 2 ♭3 4 5 ♭6 7
Dbl Har Minor Minor Dbl Min 1 2 ♭3 ♯4 5 ♭6 7
Neapolitan Min Minor Nea Min 1 ♭2 ♭3 4 5 ♭6 7
Minor Locrian Minor Min Loc 1 2 ♭3 4 ♭5 ♭6 ♭7
Blues Min Minor Blues Mi 1 ♭3 4 ♯4 5 ♭7
Bebop Minor Minor Bebop Mi 1 2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7 7
Hexa 1 Minor Hexa 1 1 2 ♭3 5 ♭6 ♭7
Hexa 2 Minor Hexa 2 1 2 ♭3 4 5 ♭6
Penta 1 Minor Penta 1 1 2 ♭3 5 ♭6
Penta 2 Minor Penta 2 1 ♭3 4 5 ♭7
Penta 3 Minor Penta 3 1 ♭3 5 ♭6 ♭7

KEY MODEパラメーター

唯一のKEY MODEパラメーターはModeです。選択したスケールがキーボードの鍵にどのようにマッピングされるかを定義します。これはLight Guideにも反映されます。

KS-MK3_D_PlayAssist-Scale-KEYMODEParameter.jpg

KEY MODE Modeメニューには以下の3つのモードがあり、それぞれ以下で詳しく説明します:

  • Guide
  • Mapped(デフォルト値)
  • Easy

Mappedモード(デフォルト)

Mappedモードでは、選択したスケールに従ってノートがキーボードにマッピングされます。選択したスケールに含まれないノートは無効になります。対応する鍵を押すと、選択したスケール内で次に利用できるノートがトリガーされます。Light Guideは、点灯したLEDでアクティブな鍵を示します。ルートノートは、より明るく点灯したLEDで示されます。

Guideモード

Guideモードでは、Mappedモードと同じようにノートがキーボードにマッピングされますが、選択したスケールに含まれないノートもアクティブなままです。マッピングは、Light Guideによるスケールの表示のみに影響します。

Easyモード

Easyモードでは、キーボードの白鍵だけであらゆるスケールを演奏できるように、選択したスケールのノートがマッピングされます。黒鍵は無効になり、押しても他のノートはトリガーされません。

ℹ️ KEY MODEでEasyを選択した状態で12音のクロマチックスケールを選ぶと、Mappedモードと同じように鍵がマッピングされます。

Root Noteは常に中央のCの鍵、一般にC3と呼ばれる鍵にマッピングされます。選択したスケールが7音で構成されている場合、キーボードの1オクターブ分の白鍵7つと一致します。この場合、Root NoteはキーボードのすべてのオクターブでキーCと一致します。一方、選択したスケールが7音より多い、または少ない場合は、1オクターブ分の白鍵7つと一致しないため、Root Noteは隣接するオクターブへと順にずれていきます。

Light Guideはキーボードのすべての白鍵を点灯させます。ルートノートは、より明るく点灯したLEDで示されます。

MajorとMinorにおけるEasyモードのマッピング例2つについては、以下の表を参照してください。

SCALE Type Easyモードでの鍵のマッピング
白鍵: C3 D3 E3 F3 G3 A3 B3
Major
対応するマッピング: 1 2 3 4 5 6 7
ルートノートCの例: C D E F G A B
Minor
対応するマッピング: 1 2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
ルートノートCの例: C D ♭E F G ♭A ♭B

Chordパラメーター

CHORDパラメーターのMode、Type、Positionを使うと、Chord機能で演奏するコードを定義できます。

Chord Mode

最初のCHORDパラメーターはModeです。これを使って、キーボードから、またはDAWからの受信MIDIノートから、単一のノートをもとにコードを生成します。

KS-MK3_D_PlayAssist-Scale-CHORD-Mode.jpg

💡 Light Guideは、コードで再生されている鍵を完全点灯のLEDで示し、アクティブな鍵は半点灯、非アクティブな鍵は消灯で示します。

CHORD Modeには、無効の状態と2つの有効な状態があり、それぞれ以下で詳しく説明します:

  • Off
  • Harmonizer
  • Chord Set

Harmonizer

CHORD ModeがHarm、すなわちHarmonizerに設定されている場合、CHORD Typeメニューで、選択したSCALE Typeの中からコードを構成するノートのインターバルを指定できます。例えば、ルートノート、3度、5度からなる三和音、つまりCHORD Typeの値1-3-5などです。

Chord Set

CHORD ModeがChord Setに設定されている場合、CHORD Typeメニューで、現在のRoot Noteに応じたメジャーコードとマイナーコードの中から選択できます。

ℹ️ CHORD ModeがChord Setに設定されている場合、SCALE TypeとKEY MODE Modeのパラメーターは利用できません。

Chord Type

2つ目のCHORDパラメーターはTypeです。これを使って、入力として使用する単一のノートから生成されるコードを選択します。

KS-MK3_D_PlayAssist-Scale-CHORD-Type.jpg

💡 Light Guideは、コードで再生されている鍵を完全点灯のLEDで示し、アクティブな鍵は半点灯、非アクティブな鍵は消灯で示します。

利用できるCHORD Typeの値は、CHORD ModeがHarmonizerとChord Setのどちらに設定されているかによって異なります。詳細は以下で説明します。

CHORD Type:CHORD ModeがHarmonizerの場合

CHORD ModeがHarmonizerに設定されている場合、CHORD Typeでは、選択したSCALE Typeに含まれる個々のノートを選択できます。つまり、12音のChromスケール、すなわちクロマチックスケール(以下参照)を除くすべてのスケールで、コードを構成するノートのインターバルを選択できます。

このノートのインターバルは、キーボードまたはDAWからの受信MIDIノートの鍵に加算されます。例えば、Root NoteをC、SCALE TypeをMinor、CHORD ModeをHarm、CHORD Typeを1-3-5に設定すると、Cのマイナー三和音を演奏できます。複雑に思える場合は、適当な値を設定して、キーボードのLight Guideでどの鍵がアクティブ、非アクティブ、そして再生されているかを確認してみてください。

CHORD ModeがHarmに設定されている場合、CHORD Typeの設定には以下の値が含まれます:

Chord Type 演奏したノートに加算されるインターバル
Octave Octave
1-3 3度
1-5 5度
1-3-5 3度と5度
1-4-5 4度と5度
1-3-5-7 3度、5度、7度
1-4-7 4度と7度

CHORD Type:CHORD ModeがChd Setの場合

CHORD ModeがChord Setに設定され、例えばRoot NoteがCに設定されている場合、CHORD Typeメニューには選択可能なコードのリストが表示されます。値は例えばMaj 4やMin 7などで、いずれもCをコードのルートノートとするメジャーコードとマイナーコードが生成されます。

CHORD ModeがChord Setに設定されている場合、CHORD Typeの設定には以下の値が含まれます:

  • Maj 1、Maj 2、Maj 3、Maj 4、Maj 5、Maj 6、Maj 7、Maj 8、Min 1、Min 2、Min 3、Min 4、Min 5、Min 6、Min 7、Min 8

CHORD Typeとクロマチックスケール

Chrom、すなわちクロマチックスケールは、1オクターブ内のすべての半音で構成されます。つまり、1オクターブの白鍵と黒鍵をすべて上下に演奏すると、12音のクロマチックスケールを演奏していることになります。1オクターブのすべての半音がスケールに含まれるため、すべての鍵を使ってコードを構成できます。そのためSCALE TypeにChromを選択すると、事実上どのCHORD Typeでも選択できます。以下のコードが利用でき、生成できます:

Chord Type 演奏したノートの上に加算される半音数
Octave 12
Perf 4 (Perfect 4) 5
Perf 5 (Perfect 5) 7
Major 4と7
Minor 3と7
Sus 4 (Suspended 4) 5と7
Maj 7 (Major 7) 4、7、11
Min 7 (Minor 7) 3、7、10
Dom 7 (Dominant 7) 4、7、10
Dom 9 (Dominant 9) 4、7、10、14
Min 7 ♭5 (Minor 7 ♭5) 3、6、10
Dim 7 (Diminished 7) 3、6、9
Aug (Augumented) 4と8
Quartal 5、10、15
Trichord 5と11

Chord Position

3つ目のCHORDパラメーターはPositionです。これを使って、単一のノートから生成されたコードのノートを広げ、コード間のより音楽的な移行を助けます。

KS-MK3_D_PlayAssist-Scale-CHORD-Position.jpg

Positionパラメーターは、CHORD TypeがHarmonizerまたはChord Setに設定されている場合に利用でき、以下の値が含まれます:

Position 説明
Root 選択したコードのルートポジションが常に演奏されます。
-1〜-8 Positionを負の値に下げると、現在のコードの最も高いノートが1オクターブ下がり、選択したスケール内でコードがより低いポジションに転回します。
+1〜+8 Positionを正の値に上げると、現在のコードの最も低いノートが1オクターブ上がり、選択したスケール内でコードがより高いポジションに転回します。
Auto コードから別のコードへの移行に、より人間らしい雰囲気を与えます。各コードを構成するノートが自動的に選択され、最適な転回が得られます。

参照元情報:Scale
https://www.native-instruments.com/ni-tech-manuals/kontrol-s-mk3-manual/en/scale