Kontaktユーザーマニュアル 10 - フィルターリファレンス(Filter reference)

Kontaktユーザーマニュアル 10 - フィルターリファレンス(Filter reference)

この章では、オーディオフィルターについての簡単な解説と、Kontaktで利用できるフィルターの詳細な説明を掲載します。

フィルターとは、通過する信号の周波数成分を変化させるシグナルプロセッサーです。つまり、ディストーション、リバーブ、コーラスといったエフェクトとは異なり、新しい周波数成分を作り出すことはなく、信号の中にすでに存在している周波数成分の振幅と位相だけを変化させます。

フィルターは一般に、スペクトルのどの部分を減衰させるのかと、その減衰カーブの急峻さによって区別されます。減衰カーブの急峻さは通常、1オクターブあたりのdB値で表されます。カットオフ周波数は3 dBの減衰が生じる周波数として定義されるため、カットオフ周波数が440 Hzで12 dB/octaveのスロープを持つローパスフィルターは、880 Hz(カットオフ周波数の1オクターブ上)の周波数成分を15 dB、1760 Hzの周波数成分を27 dB、というように減衰させます。デジタルフィルターの設計では、フィルタースロープを「ポール」の数で表すのが一般的になっており、1ポールが1オクターブあたり6 dBの減衰に相当します。つまり、1ポールのフィルターは-6 dB/octaveという緩やかなスロープを示し、-36 dB/octaveのスロープを持つ6ポールのフィルターは、音を切り裂くカミソリの刃のようなものになります。このポール表記は、Kontaktのサンプラーフィルター群でも使われています。フィルタースロープの考え方が分かりにくいと感じても心配はいりません。低次のフィルター(1ポールや2ポールの形式など)は一般に、穏やかで気づかれにくい音色補正に向いており、高次のフィルター(4ポールや6ポールの形式など)は信号の性格を大きく変化させる傾向があるため、大胆な処理やエフェクト用途に向いている、とだけ覚えておけば十分です。

Kontaktのフィルターモジュール群は、7つのカテゴリーに分かれています。

  • ローパスフィルターは、カットオフ周波数より上の倍音と信号を減衰させます。
  • ハイパスフィルターは、カットオフ周波数より下の信号を減衰させます。
  • バンドパスフィルターは、カットオフ周波数より上と下の信号を減衰させます。
  • ピークフィルターとノッチフィルター:ノッチフィルターはバンドパスフィルターの逆のようなもので、カットオフ周波数付近の信号だけを取り除き、それより上と下の信号は通過させます。これに対してピークフィルターは、非常に幅の狭いバンドパスのようなものです。
  • マルチ:このセクションには、さまざまなルーティングで最適に組み合わされたフィルタータイプが用意されています。
  • エフェクトフィルターは、ローパス、ハイパス、バンドパス、バンドリジェクションといった従来のフィルター特性のどれにも当てはまらない、特殊なフィルターモジュールです。その一例が、人間の声道の共鳴をエミュレートするボーカルフィルターです。
  • イコライザーは、ミキシングコンソールに備わっているような周波数系のツールです。特定の周波数帯域を調整可能な量と精度でブーストまたは減衰させるなど、従来のフィルターでは実現できない音色変化の手段を提供します。

これらのカテゴリーには、スロープの急峻さ(ポール数)とアルゴリズムの性格に基づく、いくつかの異なるバリエーションが含まれています。主なフィルターのバリエーションは次の5種類です。

  • State Variable(SV):これらは新しい標準のKontaktフィルターです。どのような素材にも適した、クリーンな性格を持っています。
  • Legacy:下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。
  • Adaptive Resonance(AR):ARフィルターは、入力信号の振幅の逆数に応じてフィルターのResonanceをスケーリングします。入力レベルが高いときにはフィルターのResonanceが下げられ、出力オーディオの耳障りなピークを抑えるのに役立ちます。そのため、これらのフィルターはドラム、ループ、フルミックス素材に使うのがもっとも効果的です。
  • Ladder:初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。より古いアルゴリズムに基づくLegacy Ladderも用意されています。
  • Daft:Massiveのフィルターコレクションから取り入れられたDaftフィルターは、より攻撃的なシンセサイザーフィルターのデザインです。
  • Pro 53:Native Instrumentsの名機Pro-53シンセサイザーから取り入れられたこのフィルターは、80年代前半のアナログシンセサイザーのフィルターをエミュレートします。

Kontaktのフィルターコレクションにアクセスするもっとも便利な方法は、BrowserのModulesタブにあるFiltersページを表示することです。ここには7つのカテゴリーそれぞれで利用できるすべてのフィルターが一覧表示され、周波数特性を表すアイコンと、そのフィルターが何をするのか、どのように使えるのかという説明が添えられています。試してみたいフィルターが見つかったら、Instrumentのシグナルプロセッサースロットのいずれかへドラッグするだけです。

以降のサブセクションでは、Classic viewの各カテゴリーで利用できるフィルターモジュールを簡単に紹介し、そのパラメーターを説明します。


ローパスフィルター

このカテゴリーには、カットオフ周波数より上の信号を減衰させ、低い周波数の信号を通過させるフィルターが含まれます。ローパスという名称はここに由来しています。特に断りがない限り、このカテゴリーのすべてのフィルターは以下のコントロールを備えています。

  • Cutoff:これより上の周波数の信号が減衰する、その周波数を調整します。
  • Reso.(Resonance):0より大きい値にすると、このコントロールはカットオフ周波数付近の狭い周波数帯域をブーストします。

SV LP1

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。LP1は1ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-6 dB/octaveの割合で減衰させます。1ポールのフィルターにはResonanceコントロールがありません。

SV LP1モジュール


SV LP2

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。LP2は2ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV LP2モジュール


SV LP4

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。LP4は4ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV LP4モジュール


SV LP6

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。LP6は6ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-36 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV LP6モジュール


Ladder LP1

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。LP1は1ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-6 dB/octaveの割合で減衰させます。

Ladder LP1フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder LP1モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder LP2

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。LP2は2ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

Ladder LP2フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder LP2モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder LP3

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。LP3は3ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-18 dB/octaveの割合で減衰させます。

Ladder LP3フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder LP3モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder LP4

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。LP4は4ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。Ladder LP4フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder LP4フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder LP4モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Monark

70年代の象徴的なモノフォニックシンセサイザーに搭載されていた、古典的な4ポールのラダーローパスフィルターをモデリングしたMonark Filterは、豊かなサチュレーションの挙動を含め、オリジナル回路のあらゆるニュアンスを捉えています。このマルチモードフィルターは、そのフィルターをポリフォニックに適応させたもので、モードが追加され、非線形の挙動もわずかに異なります。最大の特徴は、Gainコントロールを使ってフィルターをサチュレーションまで追い込めることです。さらに、フィルター周波数のオーディオレートモジュレーションにも対応しており、自己発振も可能です。このフィルターは温かく太い性格を持ち、オーバードライブしたベースサウンドにも、古典的なリードサウンドにも適しています。

Monarkには以下のコントロールがあります。

  • Cutoff:フィルターのカットオフ周波数を設定します。音に対する効果は、どのフィルターモードを選択しているかによって異なります。ローパスモードでは、カットオフ周波数より上の周波数が減衰します。バンドパスモードでは、カットオフ周波数付近の周波数だけが通過し、その範囲外の周波数はすべて減衰します。
  • Reso:ローパスフィルターのResonance量を調整します。Resoを右へ回すとResonanceが増え、カットオフ周波数における周波数成分がより際立つようになります。
  • Gain:入力レベルを調整し、信号に加えられるサチュレーションの量を増やします。
  • Feedback:Feedbackの挙動を、オフと2つの追加状態の間で切り替えます。Type Aは、このフィルターがモデルとしたオリジナル機材で利用できたフィードバックパスのひとつを忠実に再現したものです。信号を完全に歪ませることができ、非常に攻撃的なサウンドに向いています。Type Bはより控えめで、温かみのある幅広い音色を得るために使えます。
  • Feedback:フィルターに適用される追加のフィードバックの量を設定します。
  • FM:フィルター周波数に適用されるオーディオレートモジュレーションの量を調整します。これはフィルターFM(frequency modulation)とも呼ばれます。ノブがもっとも低い設定にあるとき、FM入力信号は完全に減衰し、フィルターの周波数はモジュレーションされません。ノブを時計回りに回すと、FM入力にある信号の振幅が大きくなり、周波数モジュレーションの量が増加します。

AR LP2

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。LP2は2ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

AR LP2モジュール


AR LP4

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。LP4は4ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

AR LP4モジュール


AR LP2/4

AR LP 2/4モジュール

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。LP2/4は、2ポールと4ポールのローパスフィルターを組み合わせてオーディオを処理し、より面白みのある周波数特性を作り出します。


Daft

DaftフィルターはMassiveから移植されたもので、より攻撃的なシンセサイザーフィルターのデザインです。フィルターの応答は2ポールのローパスで、カットオフより上の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。Daftフィルターにはさらに、フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールするGainノブも備わっています。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Draftモジュール


PRO-53

これは、Native InstrumentsのPRO-53ソフトウェアシンセサイザーに搭載されているものと同じフィルターセクションです。性質としては4ポールのローパスフィルターに似ていますが、それとは異なる、より個性的なシグネチャーサウンドを持っています。

PRO-53モジュール


Legacy LP1

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。LP1は1ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-6 dB/octaveの割合で減衰させます。1ポールのフィルターにはResonanceコントロールがありません。

Legacy LP1モジュール


Legacy LP2

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。LP2は2ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy LP2モジュール


Legacy LP4

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。LP4は4ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy LP4モジュール


Legacy LP6

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。LP6は6ポールのローパスフィルターで、カットオフより上の周波数を-36 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy LP6モジュール


Legacy Ladder

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。Legacy Ladderは前述のLadderフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。そのため、Legacyではない方のLadderフィルターを使うことをおすすめします。Legacy Ladderは4ポールのフィルターで、カットオフより上の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy Ladderモジュール


ハイパスフィルター

このカテゴリーには、カットオフ周波数より下の信号を減衰させ、高い周波数の信号を通過させるフィルターが含まれます。ハイパスという名称はここに由来しています。特に断りがない限り、このカテゴリーのすべてのフィルターは以下のコントロールを備えています。

  • Cutoff:これより下の周波数の信号が減衰する、その周波数を調整します。
  • Reso.(Resonance):0より大きい値にすると、このコントロールはカットオフ周波数付近の狭い周波数帯域をブーストします。

SV HP1

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。HP1は1ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-6 dB/octaveの割合で減衰させます。1ポールのフィルターにはResonanceコントロールがありません。

SV HP1モジュール


SV HP2

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。HP2は2ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV HP2モジュール


SV HP4

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。HP4は4ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV HP4モジュール


SV HP6

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。HP6は6ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-36 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV HP6モジュール


Ladder HP1

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。HP1は1ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-6 dB/octaveの割合で減衰させます。

Ladder HP1フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder HP1モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder HP2

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。HP2は2ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。Ladder HP2フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder HP2フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder HP2モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder HP3

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。HP3は3ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-18 dB/octaveの割合で減衰させます。

Ladder HP3フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder HP3モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder HP4

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。HP4は4ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。Ladder HP4フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder HP4フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder HP4モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

AR HP2

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。HP2は2ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

AR HP2モジュール


AR HP4

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。HP4は4ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

AR HP4モジュール


AR HP2/4

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。HP2/4は、2ポールと4ポールのハイパスフィルターを組み合わせてオーディオを処理し、より面白みのある周波数特性を作り出します。

AR HP 2/4モジュール


Daft HP

DaftフィルターはMassiveから移植されたもので、より攻撃的なシンセサイザーフィルターのデザインです。フィルターの応答は2ポールのハイパスで、カットオフより下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。Daftフィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Daftフィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Daft HPモジュール

  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Legacy HP1

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。HP1は1ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-6 dB/octaveの割合で減衰させます。1ポールのフィルターにはResonanceコントロールがありません。

Legacy HP1モジュール


Legacy HP2

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。HP2は2ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy HP2モジュール


Legacy HP4

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。HP4は4ポールのハイパスフィルターで、カットオフより下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy HP4モジュール


バンドパス

このカテゴリーには、カットオフ周波数より下と上の信号を減衰させるフィルターが含まれます。特に断りがない限り、このカテゴリーのすべてのフィルターは以下のコントロールを備えています。

  • Cutoff:これより下の周波数の信号が減衰する、その周波数を調整します。
  • Reso.(Resonance):0より大きい値にすると、このコントロールはカットオフ周波数付近の狭い周波数帯域をブーストします。

SV BP2

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。BP2は2ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV BP2モジュール


SV BP4

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。BP4は4ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

SV BP4モジュール


Ladder BP2

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。BP2は2ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。Ladder BP2フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder BP2フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder BP2モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder BP4

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。BP4は4ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。Ladder BP4フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder BP4フィルターには、以下のコントロールも備わっています。

Ladder BP4モジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

AR BP2

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。BP2は2ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。

AR BP2モジュール


AR BP4

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。BP4は4ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

AR BP4モジュール


AR BP2/4

Adaptive Resonance(AR)フィルターは入力信号の振幅に追従し、それに応じてResonanceを調整します。入力レベルが高いときにはResonanceが下がり、レベルが低いときには上がるため、耳障りなピークが生じるのを避けられます。これらのフィルターは、ループ全体やドラムに使うのがもっとも効果的です。BP2/4は、2ポールと4ポールのバンドパスフィルターを組み合わせてオーディオを処理し、より面白みのある周波数特性を作り出します。

AR BP 2/4モジュール


Legacy BP2

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。BP2は2ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-12 dB/octaveの割合で減衰させます。Legacy BP2にはResonanceコントロールがありません。

Legacy BP2モジュール


Legacy BP4

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。BP4は4ポールのバンドパスフィルターで、カットオフより上と下の周波数を-24 dB/octaveの割合で減衰させます。

Legacy BP4モジュール


ピークフィルターとノッチフィルター

ノッチフィルターは、信号から特定の周波数帯域を取り除きます。バンドパスフィルターの逆と考えることができ、実際に「バンドリジェクト」フィルターと呼ばれることもあります。一方、ピークフィルターはこれとはかなり異なり、信号をほとんど減衰させることなく、共振によるピークを加えるだけです。特に断りがない限り、このカテゴリーのすべてのフィルターは以下のコントロールを備えています。

  • Cutoff:これより下の周波数の信号が減衰する、その周波数を調整します。
  • Reso.(Resonance):0より大きい値にすると、このコントロールはカットオフ周波数付近の狭い周波数帯域をブーストします。

SV Notch

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。Notch 4は4ポールのノッチフィルターで、カットオフにある周波数を減衰させます。

SV Notchモジュール


Ladder Peak

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。Peakは、カットオフにある周波数を強調する独特のフィルターです。

Ladder Peakフィルターには、以下の追加コントロールがあります。

Ladder Peakモジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Ladder Notch

初期のシンセサイザーで使われていた古典的なラダー回路をベースとするこれらのフィルターは、シンセサイザー系のサウンドにまず選びたいものですが、どのような信号に対してもうまく機能します。Notchは、カットオフの両側にある2つの狭い周波数帯域をカットします。

Ladder Notchには、以下の追加コントロールがあります。

Ladder Notchモジュール

  • High Quality:エフェクト内部のオーバーサンプリングを切り替えます。オーディオ品質を高められますが、CPU負荷も増加します。
  • Gain:フィルターの後段での振幅の増加量をコントロールします。このコントロールは、フィルターによる振幅の低下を補正したり、エフェクトのソフトサチュレーションを強めたりするために使えます。

Legacy BR4

下位互換性を保つため、Kontakt 5より前のフィルターデザインがLegacyというタグを付けて収録されています。これらはSVフィルターと同様のものですが、はるかに古いアルゴリズムを使用しています。クリーンなフィルターを使うつもりであれば、新しいSVフィルターを使うことをおすすめします。BR4は4ポールのバンドリジェクトフィルターで、カットオフにある周波数を減衰させます。

Legacy BR4モジュール


マルチ


SV Par. LP/HP

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。Par. LP/HPは、ハイパスフィルターとローパスフィルターをパラレル(つまり信号を分岐させ、それぞれに別々に通す形)にルーティングして組み合わせたものです。その結果はノッチフィルターに近いものになります。

SV Par. LP/HPフィルターには以下のコントロールがあります。

SV Par. LP/HPモジュール

  • Cutoff:2つのフィルターの中心となるカットオフ周波数を調整します。
  • Reso.(Resonance):各フィルターのカットオフ周波数付近のブースト量を調整します。
  • B.Width(Bandwidth):2つのフィルターのカットオフ周波数の間隔をコントロールします。ハイパスフィルターのカットオフは常にローパスフィルターのカットオフより上になります。この間隔は、Cutoffコントロールで決まる中心点を基準にして作られます。

SV Par. BP/BP

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。Par. BP/BPは、2つのバンドパスフィルターをパラレルに組み合わせたものです。

SV Par. BP/BPフィルターには以下のコントロールがあります。

SV Par. BP/BPモジュール

  • Cutoff:2つのフィルターの中心となるカットオフ周波数を調整します。
  • Reso.(Resonance):各フィルターのカットオフ周波数付近のブースト量を調整します。
  • B.Width(Bandwidth):2つのフィルターのカットオフ周波数の間隔をコントロールします。この間隔は、Cutoffコントロールで決まる中心点を基準にして作られます。

SV Ser. LP/HP

State Variable(SV)フィルターはクリーンな特性を備えており、あらゆる種類のオーディオ信号に使用できます。Ser. LP/HPは、ローパスフィルターの後段にハイパスフィルターを直列にルーティングして組み合わせたものです。その結果はバンドパスフィルターに近いものになります。

SV Ser. LP/HPフィルターには以下のコントロールがあります。

SV Ser. LP/HPモジュール

  • Cutoff:2つのフィルターの中心となるカットオフ周波数をコントロールします。
  • Reso.(Resonance):各フィルターのカットオフ周波数付近のブースト量をコントロールします。
  • B.Width(Bandwidth):2つのフィルターのカットオフ周波数の間隔をコントロールします。ローパスフィルターのカットオフは常にハイパスフィルターのカットオフより上になります。この間隔は、Cutoffコントロールで決まる中心点を基準にして作られます。

3x2 Versatile

3x2 Versatile Filterは3つの独立したフィルターバンドを備えており、それぞれを3つの特性(ローパス、バンドパス、ハイパス)の間で連続的に「モーフィング」させることができます。各フィルターバンドのスロープは12 dB/octaveです。これらのバンドをさまざまな量で組み合わせることで、考えうるほとんどすべてのフィルター構成を作り出せます。さらに、各フィルターバンドのResonanceコントロールは、非常に高品位なアナログフィルターで知られる挙動を示します。設定を高くすると、入力に信号が存在しなくてもフィルターが発振して音を出し始めます。この効果は自己発振として知られています。3x2 Versatile Filterは他のKontaktのフィルターよりも多くのCPUパワーを必要とするため、このレベルの緻密さが必要なときにだけ使用してください。

3x2 Pole Multi-Modeフィルターの基本的な内部シグナルフロー構造

3x2 Versatile Filterには以下のコントロールがあります。

3x2 Versatileモジュール

  • Cutoff:3つのフィルターバンドのカットオフ周波数を一括して調整します。表示される値が絶対値になるのは1番目(一番上)のフィルターバンドだけで、他の2つのバンドのカットオフ周波数はこれを基準にした相対値になります(下記参照)。
  • Shift 2:2番目のフィルターバンドのカットオフ周波数を、1番目のフィルターに対するオフセットとして調整します。値が0のときは両方のフィルターのカットオフ周波数が同一になり、値を上げると2番目のカットオフ周波数が1番目より高く設定されます。
  • Shift 3:3番目のフィルターバンドのカットオフ周波数を、2番目のフィルターに対するオフセットとして調整します。
  • Reso. 1〜Reso. 3(Resonance):各フィルターバンドのResonance(カットオフ周波数でのブースト)を調整します。98%以上の値では自己発振が起こります。
  • Type 1〜Type 3:各フィルターバンドの特性を調整し、ローパス(0.0)、バンドパス(0.5)、ハイパス(1.0)の特性の間で連続的にモーフィングできるようにします。
  • Amt. 1〜Amt. 3(Amount):各フィルターバンドが全体の結果にどの程度影響するかという量を調整します。値が0のとき、そのフィルターは動作しません。
  • Gain:Resonanceを高く設定すると信号レベルが大きく上がることがあるため、そのような場合Kontaktは出力レベルを自動的に下げます。これはGainコントロールで補正できますが、このフィルターでは音量が過大になりやすいので注意してください。

Dual SKF

SKFは、70年代後半の古典的なセミモジュラー式モノフォニックシンセサイザーで使われていたSallen-Keyフィルタートポロジーをベースにしています。6 dB/Octのハイパスフィルターと12 dB/Octのローパスフィルターを直列に接続した構成です。この2つのフィルターを組み合わせることで、さまざまなフィルター応答を作り出せます。このフィルターは音に強い色付けを与え、強力なResonanceを備えています。Resonanceを非常に高く設定してフィルターを自己発振させると、わずかに歪んだサウンドやエレクトロニックパーカッションに適したものになります。

Dual SKFには以下のコントロールがあります。

  • Cutoff HP:ハイパスフィルターのカットオフ周波数をコントロールします。カットオフ周波数より下の周波数成分が減衰します。
  • Cutoff LP:ローパスフィルターのカットオフ周波数をコントロールします。カットオフ周波数より上の周波数成分が減衰します。
  • Reso HP:ハイパスフィルターのResonance量を設定します。Resonanceが増えると、ハイパスのカットオフ周波数付近の倍音が元の信号よりも大きく、際立って聞こえるようになります。設定を非常に高くするとフィルターが自己発振し、それ自体で波形を生成します。この波形の周波数はHPコントロールで設定されます。
  • Reso LP:ローパスフィルターのResonance量を設定します。Resonanceが増えると、ローパスのカットオフ周波数付近の倍音が元の信号よりも大きく、際立って聞こえるようになります。設定を非常に高くするとフィルターが自己発振し、それ自体で波形を生成します。この波形の周波数はLPコントロールで設定されます。
  • FM:FM入力に届く信号の振幅をコントロールします。ノブがもっとも低い設定にあるとき、FM入力信号は完全に減衰し、フィルターの周波数はモジュレーションされません。ノブを時計回りに回すと、FM入力にある信号の振幅が大きくなり、周波数モジュレーションの量が増加します。

Simple LP/HP

非常にクリーンな音のこのフィルターは、目立つResonanceを持たず、フィルターを通した信号に色付けをすることなく、低域のランブルや、耳障りな成分や過剰なノイズといった高域の問題を取り除くのに理想的です。

HPフィルターは2ポール(12 dB/octave)で、1ポールのLPは6 dB/octaveというより緩やかなスロープを持ちます。

Simple LP/HPフィルター

  • Cutoff LP:ローパスフィルターのカットオフ周波数をコントロールします。
  • Cutoff HP:ハイパスフィルターのカットオフ周波数をコントロールします。

エフェクトフィルター

このカテゴリーのフィルターは、従来のフィルター特性のどれにも当てはまらないため、特殊効果に向いています。


Formant I

フォルマントとは音響的な共鳴のことです。この用語は人間の発話の音声学で使われることが多く、そのためフォルマントフィルターは人間の声道の周波数特性を模倣するように設計されています。これらのフィルターは「トークボックス」効果のエミュレートに使えます。

Formant Iフィルターには以下のコントロールがあります。

Formant Iモジュール

  • Talk:フィルターの周波数特性をコントロールします。母音の音の間でモーフィングするために使えます。
  • Sharp:レスポンスにおけるピークとノッチをそれぞれ増加、減少させます。他のフィルターのResonanceコントロールに相当します。
  • Size:周波数特性の中心をコントロールします。他のフィルターのCutoffコントロールに相当します。

Formant II

フォルマントとは音響的な共鳴のことです。この用語は人間の発話の音声学で使われることが多く、そのためフォルマントフィルターは人間の声道の周波数特性を模倣するように設計されています。これらのフィルターは「トークボックス」効果のエミュレートに使えます。

Formant IIフィルターには以下のコントロールがあります。

Formant IIモジュール

  • Talk:フィルターの周波数特性をコントロールします。母音の音の間でモーフィングするために使えます。
  • Sharp:レスポンスにおけるピークとノッチをそれぞれ増加、減少させます。他のフィルターのResonanceコントロールに相当します。
  • Size:周波数特性の中心をコントロールします。他のフィルターのCutoffコントロールに相当します。

Phaser

Phaserは、信号の位相関係を大きく変化させるオールパスフィルターの設計を用いることで、独特のコムフィルター効果を作り出します。標準のエフェクトセクションにもPhaserモジュールがあり、そちらはモジュレーション機構を内蔵している点に注意してください。そのモジュールとPhaserフィルターは基本となる原理を共有していますが、フィルターの方は音色の変化に向いており、数えきれないほどのエフェクトプロセッサーやギター用ストンプボックスに見られる同名の古典的なエフェクトを作るには、Phaserエフェクトモジュールをおすすめします。

Phaserには以下のコントロールがあります。

Phaserモジュール

  • Cutoff:Phaserのコムフィルター効果の中心となる動作周波数を調整します。このパラメーターを変更すると、サウンドの音色が独特で、必ずしも簡単には予測できない形で変化します。
  • Reso.(Resonance):Phaserが周波数スペクトルに与えるノッチの深さと狭さ、それによってエフェクトの強さを調整します。

Vowel A

このフィルターは、人間の声道の共鳴周波数をシミュレートします。母音を発音するとき、喉と口腔はその形を変え、声帯が作り出した音の中の特定の周波数を強調する、複雑で自然なフィルターを形成します。フォルマントと呼ばれるこの特徴的な周波数によって、人間の聴覚は異なる母音を聞き分けることができます。このフィルターはそれを再現するものです。

Vowel Aには以下のコントロールがあります。

Vowel Aモジュール

  • Cutoff:フィルターの中心周波数を調整します。スペクトル全体にわたるさまざまな周波数によって、異なる母音が生成されます。
  • Reso.(Resonance):0より大きい値にすると、このコントロールは中心周波数付近の周波数を強調し、よりシャープなサウンドを作ってエフェクトを強めます。

Vowel B

このフィルターはVowel Aモジュールと同様に動作しますが、音の性格がわずかに異なります。

Vowel Bには以下のコントロールがあります。

Vowel Bモジュール

  • Cutoff:フィルターの中心周波数を調整します。スペクトル全体にわたるさまざまな周波数によって、異なる母音が生成されます。
  • Reso.(Resonance):0より大きい値にすると、このコントロールは中心周波数付近の周波数を強調し、よりシャープなサウンドを作ってエフェクトを強めます。

イコライザー

Kontaktのフルパラメトリックなピークイコライザーは、幅広い音色の変化と補正を可能にします。1モジュールあたり最大3つのEQバンドを使って、スペクトル全体のあらゆる周波数帯域を最大18 dBまでブーストまたはカットでき、調整可能なBandwidthパラメーターによって、穏やかな補正から非常に急峻な「外科手術的」な編集までを選べます。

EQモジュールは1バンド、2バンド、3バンドの各タイプが用意されています。設定を失うことなく、これらの構成を自由に切り替えられます。

すべてのEQバンドには以下のコントロールがあります。

EQモジュール

  • Freq.(Frequency):ブーストまたはカットが行われる中心周波数を調整します。
  • Bandw.(Bandwidth):影響を受ける周波数帯域の幅をオクターブ単位で調整します。
  • Gain:中心周波数におけるブースト(正の値)またはカット(負の値)の量を調整します。

Solid G-EQ

Solid G-EQは、高品位なアナログ回路をモデリングしている点で、Kontaktの他のEQとは異なります。4バンドのパラメトリックEQで、低域と高域のバンドをベルタイプとシェルビングタイプのどちらでコントロールするかを選べます。

Solid G-EQには以下のコントロールがあります。

Solid G-EQモジュール

  • HP Freq:ハイパスフィルターのカットオフ周波数を調整します。
  • Highpass:ハイパスフィルターのオンとオフを切り替えます。
  • LF Gain:LF Frequencyにおけるブーストまたはカットの量を調整します。
  • LF Freq:ブーストまたはカットが行われる低域バンドの中心周波数を調整します。
  • LF Bell:低域バンドのベル形状を切り替えます。オフにすると、そのバンドはシェルビングになります。
  • LMF Gain:LMF Frequencyにおけるブーストまたはカットの量を調整します。
  • LMF Freq:ブーストまたはカットが行われる中低域バンドの中心周波数を調整します。
  • LMF Q:中低域周波数バンドのQuality(またはQ)をコントロールします。ほとんどのEQではQualityが高いほど周波数帯域が狭くなりますが、このEQではエミュレート元のハードウェアに合わせて動作が逆になっており、帯域幅のコントロールになります。
  • HMF Gain:HMF Frequencyにおけるブーストまたはカットの量を調整します。
  • HMF Freq:ブーストまたはカットが行われる中高域バンドの中心周波数を調整します。
  • HMF Q:中高域周波数バンドのQuality(またはQ)をコントロールします。ほとんどのEQではQualityが高いほど周波数帯域が狭くなりますが、このEQではエミュレート元のハードウェアに合わせて動作が逆になっており、帯域幅のコントロールになります。
  • HF Gain:HF Frequencyにおけるブーストまたはカットの量を調整します。
  • HF Freq:ブーストまたはカットが行われる高域バンドの中心周波数を調整します。
  • HF Bell:高域バンドのベル形状を切り替えます。オフにすると、そのバンドはシェルビングになります。
  • Output:モジュール全体の出力音量を調整します。
  • LP Freq:ローパスフィルターのカットオフ周波数を調整します。
  • Lowpass:ローパスフィルターのオンとオフを切り替えます。

参照元情報:Filter reference
https://docs.native-instruments.com/online-guides/kontakt-manual/en/filter-reference