Ozone9では、マスターアシスタントをアップデートし、ユーザーがアシスタント技術をよりコントロールし、柔軟性を持てるように、より透明性の高い体験を提供します。マスター・アシスタントは、シグナル・チェーン内のモジュールとその設定についての提案や出発点を提供します。マスタリングのニーズに合わせてモジュールを追加、削除、調整することをお勧めします。
以下に、CD のマスタリングモードと利用可能なオプションについて説明します。アシスタントを実行した後、マスタリングをより大きくしたい場合は、以下の手順に従ってください。
Ozone 8では、CDモードは次のように動作しました。
- シーリングを-0.3に設定します。
- 選択されたIntensityオプションの最大出力を達成するために、マキシマイザーのしきい値の設定を変更します。
Ozone9では、CDモードは以下のように動作します。
- シーリングを-0.3で設定します。
- 選択されたインテンシティの設定に基づいてラウドネスを計算します。
ラウドネスは、LUFS-ターゲットベースのアルゴリズムを使用して、3つの異なるインテンシティで計算されます。 Ozone9のターゲットは Low -14 LUFS、Medium -12 LUFS、High -11 LUFSです。
マニュアルモードでは、ラウドネスインテンシティのターゲットを選択し、マキシマイザースレッショルドを調整して推奨ラウドネスターゲットに到達することを意味します。マスターアシスタントがオーディオを聴き、類似性が最も高い割合で検出されたジャンルクラスに基づいたプリセットをロードします。
リファレンスモードでは、現在リファレンスパネルにロードされているリファレンストラックをターゲットとして、またはリファレンスをインポートして選択します。ターゲットラウドネスとターゲットEQカーブは、選択したリファレンストラックのラウドネスとEQカーブから計算されます。
Master Assistant を実行した後でも、マスターをより大きくすることができます。ただし、ラウドネスの配信要件を覚えておいてください。これは、ボタン左の "Learn Threshold "ボタンを使って手動で行うこともできますし、マキシマイザー(どちらのモードでもチェーンの最後尾にあります)で、希望のラウドネスに達するまでスレッショルドを下げる(通常はさらに2dB~4dB)ことで行うこともできます。(下のgifを参照) プラグインウィンドウの右側にあるI/O Meterオプション(Integratedに設定)やInsight 2のようなメータリングプラグインを使って(LUFSで)測定することができます。