PlayAUDIO12 / PlayAUDIO1U のMTC設定方法: Pro Tools
最初に、ご利用の両コンピューターに設定用ソフトウェアをダウンロード、インストールします。
※PlayAUDIO1Uは、Auracle Xのみ対応しております。
1. まず最初に、ユニット本体のMIDIPort設定をご確認いただき、マスター側で設定するUSB端子とスレーブ側で設定するUSB端子間をMIDIデータが送受信できる状態に設定します。
セットアップを機能させるには、Auracle X にてプログラムへ変更を加える必要があります。
- HOST 1に接続しているPCにて、Auracle XのMIDI Routingページを開きます
- PlayAUDIO12 / PlayAUDIO1U が "Scene A" になっていることを確認します
- シーンLEDが緑色のLEDで表示されている場合、SCENE Aが開かれています。
- 左(入力)列のUSB DAW [Jack1] で RSV4(PlayAUDIO12)またはRTP14(PlayAUDIO1U)を選択します。
- 現在のルーティングをすべて削除するには、選択を解除します (青い選択項目をクリック)。
- ポート名をSyncに変更します(ポート名の横にある鉛筆アイコンをクリック)。右側の列にあるJack 1[A]とJack 2[B]の両方でこの操作を行います。
- USB DAW [Jack 2/B] の Sync という名前のポート (青) を選択します。結果は下の画像を参照してください。
- インターフェースに保存します(PlayAUDIO12ではノブを1回クリックし、PlayAUDIO1Uではノブを2回クリックします)
- MIDI Routing ページの右上にある"Scene B" を選択してシーンを切り替えます。
- 左(入力)列のUSB DAW [Jack 2/B]の下の同期を選択します
- 右側の列 (出力) で、USB DAW [Jack 1/A] カテゴリの下にある (青) Sync を選択します。
iConfig の"MIDI Port Routing"から、同期するMIDIチャンネルを設定します。
今回はマスター側 USB101、スレーブ側USB201に設定しています。
2. マスター側のPro Toolsにて、画面停止ボタン左のアイコンを右クリック > Pro ToolsからMMCにチェックを変更します。その他画像をご参照いただき、マスター側のPro Toolsの設定を行います。
3. 続いてスレーブ側のPro Toolsの設定を行います。設定 > ペリフェラル > 同期より、MTC受信ポートを全て、MTC送信ポートを手順1 で確認したポートを選択します。
4. このセクションに MIDI ポートが表示されない場合は、MIDI Input メニューに移動し、PlayAUDIO12/1U からの入力が選択されていることを確認する必要があります。
ポートを設定したら、このウィンドウで [OK] を選択して閉じてください。
5. トランスポート ウィンドウがまだ開いていない場合は、[ウィンドウ] -> [トランスポート] に移動します。
トランスポート ウィンドウで、GENMTC というボタンを選択します。
このボタンが表示されない場合は非表示になっている可能性があるため、下矢印の付いた円を選択し「同期」オプションを選択して表示させてください。
6. 続いてマシンコントロールタブより、MIDIマシンコントロール(マスター)を有効化します。ポートは手順3と同じものを選択します。
7. スレーブ側のマシンにて、設定 > ペリフェラル > 同期より、MTC受信ポートを全て、MTC送信ポートを手順1 で確認したポートを選択します。
合わせて、マシンコントロールタブより MIDIマシンコントロールリモート(スレーブ)を有効化します。
8. 画面上、時計マークをONにし、点滅状態にします。
このボタンを選択すると、左下隅に「同期を待機中」と表示されます。
最初のコンピューターでスタートを押すと、同期に切り替わり、両方のセッションが同期して進行します。
9. 上記にてプライマリ/セカンダリコンピュータとも設定が完了したら、Freewheeling / Jam Sync をオンにしてください。
そうすることで、プライマリ コンピュータの動作が停止してしまった場合にもセカンダリ コンピュータは停止せず独立して再生が可能となります。
設定 > セッション へ移動
次に下部のタイムコード設定セクションを開き、「Jam Sync」をクリックします。
以上で設定は完了です。
プライマリ/セカンダリコンピュータ上で動作する Pro Toolsの再生・同期をご確認ください。
参考元記事: How to Synchronize 2 Pro Tools Sessions together using the PlayAUDIO12
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