PlayAUDIO1U / PlayAUDIO2U: フェイルオーバー時にシーンA/Bが高速で切り替わり続け、音声が激しく歪む症状について

PlayAUDIO1U / PlayAUDIO2U: フェイルオーバー時にシーンA/Bが高速で切り替わり続け、音声が激しく歪む症状について

本記事は、PlayAUDIO1U / PlayAUDIO2U のフェイルオーバー機能に関する既知の問題と、現時点での回避策をご案内するものです。
Warning
本件は現在、メーカー(iConnectivity)のファームウェア開発チームにて原因を調査中です(2026年8月時点)。

発生する症状について

  • フェイルオーバー動作の際に、シーンA / シーンB の入力が高速で切り替わり続けるループ状態に陥り、出力音声が激しく歪むことがあります。
    • 一度この状態に陥ると、本体の強制再起動を行うまで復旧しません(下記「復旧方法」参照)。
    • この症状は PlayAUDIO1U および PlayAUDIO2U での発生が確認されています。

その他の確認事項

  • この症状は特定の MIDI CC を受信する状態で発生することが確認されておりますが、そういった MIDI CCを使用しない場合でも、MIDI ノートを先にオフにすると高速切り替わり続けるループが発生する場合があります。
    • この場合は音声の歪みは発生せず、Scene A とScene Bが切り替わる続ける症状のみが発生します。 
  • 「MIDI Recognized」が有効な状態で MTC 同期を使用した場合にも、同様の問題が発生する場合がございます。
  • この症状は、MIDI CC の受信経路(USB Host / USB DAW / RTP-MIDI / DIN-MIDI)にかかわらず発生します。
  • この症状は、DAW のバッファサイズ(64 / 512 サンプル)やフェイルオーバーのバッファサイズ設定には依存しません。

回避策

  1. 「MIDI Panic on Failover」を ON にする
弊社の検証では、この設定を ON にすることでフェイルオーバー時の激しい音声の歪みを防止できることを確認しています。メーカーによると、この項目は工場出荷時には ON であり、同様の事象が報告された海外の複数ユーザーでも ON に変更後は再発していないとのことです。
Info
弊社の検証では、特定の条件下では音声の歪みは防げるものの、Scene A/B の高速切り替えループ自体は発生し得ることを確認しています。
  1. 「Auto Switch to Scene A」と「Trigger Mode: USB Both」の同時使用を避ける
「Auto Switch to Scene A」は DAW に Digital Performer を使用する場合にのみ必要な設定であり、他のDAWでご利用いただく場合は設定不要となっております。

復旧方法

Scene A/B の切り替えがループ状態に陥った場合は、本体を強制再起動するか、「Auto Switch to Scene A」を OFF にしてご確認ください。
なおAuracle Xでの設定変更につきましてはリアルタイムでの適用ではなく、上記変更を設定後に"Audio Setting"ページをクローズする必要があることをご留意ください。

現在の調査状況(2026年8月時点)

本件についてはメーカーでも把握しており、ファームウェア開発チームが根本原因を調査中です。
「Auto Switch to Scene A」の有効化と「MIDI Panic on Failover」の設定の組み合わせにより発生しやすくなることは確認されていますが、根本的なトリガーの特定やファームウェア修正アップデートは現時点で未定となっております。続報が得られ次第、本記事を更新いたします。