SuperRackに複数のWavesサーバーをセットアップする
 SuperRack V12.11以降のバージョンではアクティブなSoundGridサーバーを2台までSuperRackに割り当てることができます。さらに、それぞれにオプションのリダンダント用フォールバックサーバーを設定できるため、最大で2つのアクティブサーバーと2つのリダンダントサーバーが利用可能になります。
 
 Waves SuperRackに複数のSoundGridサーバーをセットアップすることでサーバーのワークロードのバランスをとりより高いプラグインの処理能力を発揮させることができます。
 
 サーバー割り当て後はSuperRack内のラックに対し2つのプロセッシンググループのうちいずれかにアサインすることができます。さらに処理の変化や負荷に応じてサーバーのワークロードをバランスよく調整することができるようになります。
 
SuperRackで複数のサーバーをアサインする
 1. 最新バージョンのSuperRackがインストールされていることをご確認ください。
 
 2. ホストコンピューターでSuperRackを起動します。
 
 3. SetupタブのPortから、SoundGridで使用するホストコンピューターのLANポートを選択します。有効なSoundGridポートが認識されるとリンクステータスが「Up」 、回線速度が「1GBps」と表示されます。
 
 4. SetupタブのI/O, Devices, Hosts and Serversパネルで下記を設定します。
 - SoundGridインターフェイスを選択します。
 
 - サーバーAをグループAにアサインします。
 
 - サーバーBをグループBにアサインします。
 
 - オプション: リダンダントサーバーをいずれかまたは両方のグループにアサインします。
 
 
  リダンダントサーバーを使用する場合アクティブサーバーと同世代かつ同モデルのサーバーを使用することを強く推奨します。
 
 5. すべてのプロセッシングラックは設定前の状態では自動的にグループAに割り当てられます。必要とされるタスクとニーズに応じて特定のプロセッシングラックのグループアサインを変更してください。
 
 6.下記いずれかのメニューからプロセッシングラックをグループBに変更することができます。
 - Rackメニュー
 
 - RackまたはOverviewタブのChannel input assignement
 
 
  
   - グループAには必ずサーバーを1台設定する必要があります。言い換えればサーバーが1台しかない場合はグループAにアサインしてください。
 
   - Link Groupsを使用すれば複数のラックを別のサーバーグループに一括して再アサインすることができます。
 
   - サーバーのネットワークバッファの値はA・B両サーバーで常に同じ値になります。
 
   - DiGiCoのミラーリング設定を使用する場合、2つのミラーリング設定のサーバー数は同じである必要があります。リダンダントサーバーを使用する場合、アクティブなサーバーと同世代かつ同モデルのサーバーを使用することを強く推奨します。
 
  
 
 
 参照元記事