この記事では、KOMPLETE KONTROL Sシリーズ、Aシリーズ、M32キーボードでサステインやエクスプレッションペダルを設定する方法について解説します。

Info
注意:KOMPLETE KONTROLで動作することが確認されているMIDIコントロールペダルのリストについては、こちらの記事をご参照ください。

お使いのKomplete Kontrolソフトウェアのバージョンおよびキーボードに応じた手順については、下記セクションをクリックして展開してください。

Komplete Kontrol V3 Software (S-Series MK3)

ペダルをキーボードに接続する

Kontrol MK3キーボードは、リアパネルに4つのペダル入力(1/4インチソケットの形式):SUSTAIN、EXPRESSION、ASSIGN 1、ASSIGN 2を備えています。
1 - ConnectKeyboard.jpg

ペダルの設定

ペダル設定では、4つのペダル端子それぞれの動作を設定できます。ペダル設定はMIDIテンプレートの一部として、現在アクティブなMIDIテンプレートによって決定されます。

特定のMIDIテンプレートのペダル設定を編集するには、キーボード上の SETTINGS MIDI ボタンを押します。続いて、SHIFT + BROWSER を押してMIDIテンプレートを選択し、Edit を押します。Button 2(Hardware)を、画面に Pedals と表示されるまで押してください。

新しいMIDIテンプレートを作成したい場合は、キーボード上の SETTINGS MIDI ボタンを押します。続いて、SHIFT + BROWSER を押し、New を選択します。新しいMIDIテンプレートに名前を付け、Save を押してください。該当テンプレートが選択されていることを確認し、Edit を押します。Button 2(Hardware)を、画面に Pedals と表示されるまで押してください。

ペダルソケットの選択

4-Dエンコーダーを使用して設定したいペダルソケットを選択します。選択可能な値は、SustainExpressionAssign 1Assign 2 です。

その他の設定項目は、選択したペダルソケットに応じて構成の内容に更新されます。

注意:この Pedal 設定で表示される4つの項目は、キーボード背面パネルにある4つのペダルソケット上部のラベルと対応しています。SustainExpression のラベルは、それぞれのソケットの初期設定を示しています。これらの設定は、以下で説明する項目を使って任意に変更できますが、混乱を避けるためにも、SUSTAIN ソケットはスイッチモード(Switch)、EXPRESSION ソケットは連続モード(Continuous)のままにしておくことをおすすめします。

ペダルモードの選択

選択したペダルソケットには、3つの主なモードを設定できます:

ページ 1 にある Knob 3(SETTINGS Mode)を回して、 ペダルモードを選択します。選択可能な値は Off(ペダルソケットを無効化)、Continuous(エクスプレッションペダルなど、連続的に値が変化するペダルを使用する場合)、Switch(フットスイッチやサステインペダルなど、オン/オフで動作するペダルを使用する場合):
3 - SelectPedalMode.jpg

各ページにある残りの設定項目は、選択したモードに応じて更新されます。

以下のセクションでは、Continuous モードおよび Switch モードで使用可能な設定項目について説明します。

Continuous モードでのペダル設定

Continuous モードでは、利用可能な設定項目が 2 ページにわたって表示されます。
4 - PedalSettingsContMode1.jpg

ページ 1 では、以下の設定項目が利用できます:

SELECT:

  • Pedal: 設定したいペダルソケットを選択します。詳細は「ペダルソケットの選択」をご参照ください。

SETTINGS:

  • Mode: ペダルモードを選択します。詳細は「ペダルモードの選択」をご参照ください。
  • Invert: キーボードに接続されたペダルの動作範囲を反転します。
  • Swap: tip/ring の配線が反転しているタイプのペダルを使用できるようにします。

    5 - PedalSettingsContMode2.jpg

ページ 2 では、以下の設定項目が利用できます:

ASSIGN:

  • Type: 使用するMIDIメッセージの種類を選択します。選択可能な値は、Control ChangePitchbendProgram Change です。ここで選択した種類によって、以降の設定項目が変化します。

MIDI:

  • Channel: 使用するMIDIチャンネルを選択します。
  • Number: Control Change 番号を選択します(0〜127)。この設定は、Type(同ページの Knob 1)が Control Change に設定されている場合にのみ利用できます。

RANGE: これらの設定は、Type(同ページの Knob 1)が Control Change または Program Change に設定されている場合にのみ利用できます。

  • From: MIDI コントロール範囲の最小値を選択します。
  • To: MIDI コントロール範囲の最大値を選択します。

ペダルのキャリブレーション

ペダルソケットが Continuous モードの場合、接続されているペダルのキャリブレーションが可能です。

  1. Button 8(Calibrate)を押して、キャリブレーションを開始します。
  2. ペダルをかかと側が下・つま先側が上の位置heel down - toes up)までしっかり踏み込んでから、Button 8(OK)を押して進みます。
  3. ペダルをかかと側が上・つま先側が下の位置heel up - toes down)までしっかり踏み込んでから、Button 8(OK)を押して進みます。
  4. 最後にButton 8(OK)を押して、キャリブレーションを確定し、終了します。

Switch モードでのペダル設定

Switch モードでは、利用可能な設定項目が 3 ページにわたって表示されます。
6 - PedalSettingsSwitchMode1.jpg

ページ 1 では、以下の設定項目が利用できます:

SELECT:

  • Pedal: 設定したいペダルソケットを選択します。詳細は「ペダルソケットの選択」をご参照ください。

SETTINGS:

  • Mode: ペダルモードを選択します。詳細は「ペダルモードの選択」をご参照ください。
  • Invert: キーボードに接続されたペダルの動作範囲を反転します。

ページ 2 とページ 3 には、それぞれペダルの Tip(先端)および Ring(リング)に関する同様の設定項目が含まれています。
7 - PedalSettingsSwitchMode2.jpg

ASSIGN TIP (ページ 2) / ASSIGN RING (ページ 3):

  • Type: 使用する MIDI メッセージの種類を選択します。選択可能な値は CntrlChg(Control Change)、Ptchbnd(Pitchbend)、PrgrmChg(Program Change)です。ここで選択した種類によって、以降の設定項目が変化します。

MIDI:

  • Channel: 使用するMIDIチャンネルを選択します。
  • Number: Control Change 番号を選択します(0〜127)。この設定は、Type(同ページの Knob 1)が
    CntrlChg(Control Change)に設定されている場合にのみ利用できます。
  • Mode: 「ペダルの動作方式を、ToggleGateTriggerIncr(Increment)の中から選択します。この設定は、Type(同ページの Knob 1)が CntrlChg(Control Change)または PrgrmChg(Program Change)に設定されている場合にのみ利用できます。各 MIDI モードの動作は以下のとおりです:

    - Toggle: ペダルには 2 つの値を割り当てることができ、ペダルを踏むたびにその値が交互に切り替わります。
    - Gate: ペダルには 2 つの値を割り当てることができ、1 つはペダルを離した状態、もう 1 つはペダルを踏み込んだ状態に対応します。
    - Trigger: ペダルを踏み込んだ際に、特定の値を送信します。ペダルを離したときには何も起こりません。
    - Incr (Increment): ペダルを踏むたびに、コントローラーのパラメータが指定した値だけ増加します。
  • Value: ペダルを踏み込んだ際に送信される MIDI メッセージの値を設定します。この設定は、MIDI Mode(同ページの Knob 4)が Trigger に設定されている場合にのみ利用できます。

VALUE: これらの設定は、MIDI Mode(同ページの Knob 4)が Toggle または Gate に設定されている場合にのみ利用できます。

  • Off: Toggle モードでは、ペダルを踏み込んだ際に送信される 2 つの代替 MIDI 値のうち、最初の値を設定します。Gate モードでは、ペダルを離したときに送信される値を設定します。
  • On: Toggle モードでは、ペダルを踏み込んだ際に送信される 2 つの代替 MIDI 値のうち、2 つ目の値を設定します。Gate モードでは、ペダルを踏み込んだときに送信される値を設定します。

RANGE: これらの設定は、MIDI Mode(同ページの Knob 4)が Incr (Increment) に設定されている場合にのみ利用できます。

  • Min: ペダルによって送信される MIDI メッセージの最小値を設定します。
  • Max: ペダルによって送信される MIDI メッセージの最大値を設定します。
  • Step: ペダルを踏むたびに MIDI メッセージ値へ加算されるインクリメント値を設定します。負の値を設定することも可能で、その場合はペダルを踏むたびに値が減少します。
  • Wrap: Off に設定した場合、範囲の上限または下限に到達すると、それ以上ペダルを踏んでも値は変化しません。On に設定した場合、範囲の上限または下限に到達すると、次にペダルを踏んだ際に値が範囲の最初に戻って循環します。
Komplete Kontrol V3 Software (S-Series MK2, A-Series, M32)

接続方法

  1. Komplete Kontrol キーボードの電源をオフにする(またはコンピューターとの接続を外す)。
  2. KOMPLETE KONTROL の背面パネルにある PEDAL A 端子にサステインペダルを、PEDAL B 端子にエクスプレッションペダルを接続してください。

    ※A-Series および M32 にはペダル入力が 1 つのみ搭載されています。
     

  3. Komplete Kontrol キーボードの電源を入れる(またはコンピューターへ再接続する)とともに、Komplete Kontrol ソフトウェアをスタンドアロンモード(DAW ではなく)で起動してください。
    ソフトウェアの場所は以下のとおりです:
    macOS: Macintosh HD > Applications > Native Instruments > Komplete Kontrol
    Windows: C: > Program Files > Native Instruments > Komplete Kontrol
  4. Komplete Kontrol 画面右上の MIDI アイコンをクリックし、PEDALS タブを選択します。
    1_MIDI_Pedals.png

割り当て(Assignment)

以下の説明に従って、サステインペダルまたはエクスプレッションペダルの割り当て方法を確認してください。
この例では、Pedal A にサステイン、Pedal B にエクスプレッションを割り当てています。ヘッダーにある左右ボタンで設定ページを切り替え、Pedal A または Pedal B をクリックして設定を行います:
2_PedalSwitch.png

注意:A-Series または M32 キーボードをご使用の場合、どちらのペダルを設定したいかに応じて、以下のサステインまたはエクスプレッションの手順に従ってください。

サステイン (Pedal A)

  1. Pedal A を選択してクリックし、ModeSwitch に設定します。
    3_PedalA_Switch.png
  2. サステインペダルの物理的なコネクタ形状に応じて、ペダルの接続タイプを Tip または Ring に設定してください。これは、VALUEの全範囲が Komplete Kontrol ソフトウェアで正しく解釈されるために重要です。
    詳細については、ご使用のサステインペダルの取扱説明書をご確認ください。
  3. Tip をクリックし、Number を MIDI CC# 64 に設定します。
  4. Type Ctrl Change に設定します。
  5. MIDI Channel 1 に設定します。
  6. Mode Gate に設定します。
    4_PedalA_Tip.png
  7. Ring をクリックし、Number を MIDI CC# 65 に設定します(TypeChannelMode の設定はそのままにしてください)。
    5_PedalA_Ring.png

    注意:一部のペダルには極性スイッチ(Polarity Switch)が搭載されており、ペダルの動作方向を反転できる場合があります。ペダルの踏み込み方向に問題がある場合は、このスイッチをご利用ください。
    詳細については、お使いのペダルの取扱説明書をご参照ください。

エクスプレッション (Pedal B)

  1. Pedal B を選択してクリックし、Mode Cont(Continuous)に設定します。
  2. Type Ctrl Change に設定します。
  3. MIDI Channel 1 に設定します。
  4. Number を MIDI CC# 11 に設定します。

追加パラメータである Invert および Swap T/R を使用することで、お使いのエクスプレッションペダルの特性に合わせて、さらに細かい調整を行うことができます。詳細については、Komplete Kontrol ユーザーマニュアルおよびペダルの取扱説明書をご参照ください。また、Komplete Kontrol ソフトウェアがペダルの連続的な可変範囲を正しく解釈できるよう、ペダルをキャリブレーションすることも可能です。詳しくは、下記の「Calibration(キャリブレーション)」の章をご確認ください。

エクスプレッションペダルの最終的な割り当て設定は、以下の画像にまとめられています。
6_PedalBExpression.png

ハーフダンパー (Pedal B)

  1. ハーフダンパー対応のフットスイッチを接続してください。
    注意:対応しているペダルの一覧については、こちらの記事をご確認ください。

  2. Pedal B を選択してクリックし、ModeCont(Continuous)に設定します。
  3. Type Ctrl Change に設定します。
  4. MIDI Channel 1 に設定します。
  5. Number を MIDI CC# 64 に設定します。

ハーフダンパーの割り当て設定は、以下の画像にまとめられています。
7_PedalB_HD.png

注意:すべてのバーチャルインストゥルメントがハーフペダルに対応しているわけではありません。プラグイン側で追加の設定が必要となる場合もあります。

キャリブレーション

Komplete Kontrol ソフトウェアがペダルの連続的な可変範囲を正確に認識できるよう、エクスプレッションペダルをキャリブレーションすることができます。

  1. Calibrate ボタンをクリックしてください。
    8_CalibrateButton.png
  2. ペダルを一番下まで踏み込むよう指示が表示されたら、ペダルを “かかと側が下・つま先側が上heel down - toes up)” の位置まで動かし、OK をクリックします。
    9_CalibrateDown.png
  3. 次に、ペダルを一番上まで戻すよう指示が表示されたら、ペダルを “つま先側が下・かかと側が上toes down - heel up)” の位置まで動かし、OK をクリックします。
    10_CalibrateUp.png

これでペダルのキャリブレーションは完了です。

Komplete Kontrol V2 Software (S-Series MK2, A-Series, M32)

接続方法

  1. Komplete Kontrol キーボードの電源をオフにする(またはコンピューターとの接続を外す)。
  2. KOMPLETE KONTROL の背面パネルにある PEDAL A 端子にサステインペダルを、PEDAL B 端子にエクスプレッションペダルを接続してください。

    ※A-Series および M32 にはペダル入力が 1 つのみ搭載されています。
     

  3. Komplete Kontrol キーボードの電源を入れる(またはコンピューターへ再接続する)とともに、Komplete Kontrol ソフトウェアをスタンドアロンモード(DAW ではなく)で起動してください。
    ソフトウェアの場所は以下のとおりです:
    macOS: Macintosh HD > Applications > Native Instruments > Komplete Kontrol
    Windows: C: > Program Files > Native Instruments > Komplete Kontrol
  4. Komplete Kontrol 画面右上の MIDI アイコンをクリックし、PEDALS タブを選択します。
    MIDI_Icon_Pedals_Tab.png

割り当て(Assignment)

以下の説明に従って、サステインペダルまたはエクスプレッションペダルの割り当て方法をご確認ください。
この例では、Pedal A にサステイン、Pedal B にエクスプレッションを割り当てています。

注意:A-Series または M32 キーボードをご使用の場合、どちらのペダルを設定したいかに応じて、以下のサステインまたはエクスプレッションの手順に従ってください。

サステイン (Pedal A)

  1. Pedal A をクリックし、ModeSwitch に設定します。
    Pedals_Mode_Switch.png
  2. サステインペダルの物理的なコネクタ形状に応じて、ペダルの接続タイプを Tip または Ring に設定してください。これは、VALUEの全範囲が Komplete Kontrol ソフトウェアで正しく解釈されるために重要です。
    詳細については、ご使用のサステインペダルの取扱説明書をご確認ください。
  3. Tip をクリックし、Number を MIDI CC# 64 に設定します。
  4. Type Ctrl Change に設定します。
  5. MIDI Channel 1 に設定します。
  6. Mode Gate に設定します。
    Tip_CC_64.png
  7. Ring をクリックし、Number を MIDI CC# 65 に設定します(TypeChannelMode の設定はそのままにしてください)。
    Ring_CC_65.png

    注意:一部のペダルには極性スイッチ(Polarity Switch)が搭載されており、ペダルの動作方向を反転できる場合があります。ペダルの踏み込み方向に問題がある場合は、このスイッチをご利用ください。
    詳細については、お使いのペダルの取扱説明書をご参照ください。

エクスプレッション (Pedal B)

  1. Pedal B を選択してクリックし、Mode Cont(Continuous)に設定します。
  2. Type Ctrl Change に設定します。
  3. MIDI Channel 1 に設定します。
  4. Number を MIDI CC# 11 に設定します。

追加パラメータである Invert および Swap T/R を使用することで、お使いのエクスプレッションペダルの特性に合わせて、さらに細かい調整を行うことができます。詳細については、Komplete Kontrol ユーザーマニュアルおよびペダルの取扱説明書をご参照ください。また、Komplete Kontrol ソフトウェアがペダルの連続的な可変範囲を正しく解釈できるよう、ペダルをキャリブレーションすることも可能です。詳しくは、上記の「Calibration(キャリブレーション)」の章をご確認ください。

エクスプレッションペダルの割り当て設定は、以下の画像にまとめられています。
Expression_Assignment.png

ハーフダンパー (Pedal B)

  1. ハーフダンパー対応のフットスイッチを接続してください。
    注意:対応しているペダルの一覧については、こちらの記事をご確認ください。

  2. Pedal B を選択してクリックし、ModeCont(Continuous)に設定します。
  3. Type Ctrl Change に設定します。
  4. MIDI Channel 1 に設定します。
  5. Number を MIDI CC# 64 に設定します。

ハーフダンパーの割り当て設定は、以下の画像にまとめられています。

Half_Damp_Assignment.png

注意:すべてのバーチャルインストゥルメントがハーフペダルに対応しているわけではありません。プラグイン側で追加の設定が必要となる場合もあります。

Komplete Kontrol V1 & V2 Software (S-Series MK1)

Sustain(サステイン)

  1. Komplete Kontrol S-Series MK1 キーボードの電源をオフにします。
  2. Komplete Kontrol 背面パネルの Sustain ジャックにサステインペダルを接続します。
  3. Komplete Kontrol キーボードの電源を再度オンにします。
  4. Controller Editor ソフトウェアを以下の場所から起動します:
    • macOS: Macintosh HD > Applications > Native Instruments > Controller Editor > Controller Editor.app
    • Windows: C: > Program files > Native Instruments > Controller Editor > Controller Editor.exe
  5. Controller Editor の画面で、下図のようにSustain Pedal ポートをクリックして選択します。
    選択すると、ポートの枠が赤く表示されます。
    KKS_MK1_SUS_Setup_SelectSustainPedalPort.png
  6. Assign > Tip に進み、Number を MIDI CC# 64 に設定します。同じエリアの Assign > Ring に進み、Number を MIDI CC# 65 に設定します。
    KKS_MK1_SUS_Setup_AssignRingAndTip.png

これで、Komplete Kontrol S-Series MK1 キーボードは MIDI サステインペダルからのコントロールメッセージを受け付ける設定になりました。

注意:一部のペダルには極性スイッチ(Polarity Switch)が搭載されており、ペダルの動作方向を反転できる場合があります。ペダルの踏み込み方向に問題がある場合は、このスイッチをご利用ください。
詳細については、お使いのペダルの取扱説明書をご参照ください。

Expression(エクスプレッション)

  1. Komplete Kontrol S-Series MK1 キーボードの電源をオフにします。
  2. Komplete Kontrol 背面パネルの Expression ジャックにエクスプレッションペダルを接続します。
  3. Komplete Kontrol キーボードの電源を再びオンにします。
  4. 以下の場所から Controller Editor ソフトウェアを起動します:
    • macOS: Macintosh HD > Applications > Native Instruments > Controller Editor > Controller Editor.app
    • Windows: C: > Program files > Native Instruments > Controller Editor > Controller Editor.exe
  5. Controller Editor の画面で、下図のようにExpression Pedal ポートをクリックして選択します。
    選択すると、ポートの枠が赤く表示されます。
    KKS_MK1_SUS_Setup_SelectExpPedalPort.png
  6. Assign タブに進み、Number を MIDI CC# 11 に設定します。
    KKS_MK1_SUS_Setup_AssignEXPToCC11.png

これで、Komplete Kontrol S-Series MK1 キーボードは MIDI エクスプレッションペダルからのコントロールメッセージを受け付ける設定になりました。

Expression トラブルシューティング

エクスプレッションペダルの動作が反転している、または逆になっていると感じた場合は、以下の手順をお試しください。

  1. メニューバーから Controller Editor の Preferences(環境設定)を開きます。
    KKS_MK1_SUS_Setup__OpenCEPreferences.png
  2. Komplete Kontrol S タブを選択し、Invert Range のチェックボックスにチェックを入れます。
    Inverted_Range.png