Focusrite Pro製品のクロックソースの仕様について
Focusrite Pro製品には、入力されるクロックソースを自動的に認識・設定する機能があります。
そのため、外部機器からクロックソースを受けてご利用していると、機器を取り外したり組み替えたりする際にクロックソースの設定が別のものへ自動的に切り替えられてしまう場合があります。
その場合は、本体からクロックソースを選択するのではなくRednet Control 2から選択を行ってください
※この操作はRednet Conterol 2.8 以降でのみ有効です
Red4/8Pre, Red 16/8Lineの場合
Redシリーズのクロックソースを確認する場合は、まずユニットをPCへThunderboltケーブルを用いて接続してください。Danteでのみ接続されている場合は、ユニットの設定を確認することができません。
接続完了後、Rednet Control 2より設定画面を呼び出すことが可能となります。画像のボタンをクリックしてください。
Redシリーズの設定タブ右側上部にあるこちらのマークをクリックすると、設定画面を開くことができます
表示されるSettingsウィンドウの"Setup"タブを開きます。
画像はRed 16Lineのものです 画像中ほどにある"Clock Source"では、
初期設定では"Internal (Device)"が選択されています。こちらを変更すると、以下のような設定画面が表示されます。
初期設定では"Automatic External Clocking Management"が選択されています
こちらを"Manual External Clocking Management"に変更し"OK"をクリックしてください。これにより、クロックソースを自動的に切り替える機能を停止させることが可能です。
その後、ご利用の環境に合わせてクロック情報の入力元を設定してご利用ください。
Rednet シリーズの場合
Rednetシリーズはオーディオインターフェース機能を持たないため、Internal(Dante)もしくはExternalのみが選択可能となっています。ただし外部機器からクロック情報を受信可能なデバイスでも同様の症状が発生する場合があります。その場合は以下の手順にて対応を行ってください。
まず、EthernetケーブルにてPCと接続し、Danteネットワーク上で認識される状態を用意します。
その後、下記画像のボタンよりRednet Control 2よりデバイスの設定画面を呼び出してください。
2x3タブの各Rednetデバイスの表示右上に、Redシリーズと同様のボタンがあります。こちらをクリックすると設定画面を開くことができます。
外部機器へクロックソースを設定できる機器の場合は、画像のように設定画面中ほどに"Clock Source"の設定項目が表示されます。こちらの設定をExternalへ変更してください。
画像はRednet HD32Rのものです
同様に"Clocking Management"のウィンドウが表示されるため、"Manual External Clocking Management"に変更し"OK"をクリックします。
これによりクロックソースの選択が手動となるため、お使いの環境に合わせてクロック情報の入力元について設定を行ってください。
設定完了後の注意事項
Red 4/8PreおよびRed 16/8Lineは本体よりクロックソースの変更を行うことが可能ですが、ユニット本体にてクロックソースの選択を行ってしまうとクロック情報の設定が"Automatic External Clocking Management"へ戻ってしまい症状が再発してしまう場合があります。その場合は、改めてSetup画面よりClocking Managementの設定を行ってください。