EVO Channel - ギーク設定

EVO Channel - ギーク設定

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このGeek Settingsは、歯車アイコンの中にある「Yves Jaget」アイコンをクリックすると表示されます。より深いレベルでダイナミクス処理を追い込みたい上級ユーザー向けの設定です。


Compressor


Mode

検出モードを選択します。8種類のモードが用意されています。

  • Solera:アタックがRMS検出の積分時間をコントロールします。
  • Solera Feed Backward:アタックがプロセッサー出力に対するRMS積分時間をコントロールします。この場合、外部サイドチェインは使用できません。
  • Classic Fast:アタックの設定にかかわらず、RMS積分時間は10msに固定されます。
  • Classic Medium:アタックの設定にかかわらず、RMS積分時間は40msに固定されます。
  • Classic Slow:アタックの設定にかかわらず、RMS積分時間は80msに固定されます。
  • Classic Feed Backward Fast:出力に対するRMS積分時間が10msに固定されます。外部サイドチェインは使用できません。
  • Classic Feed Backward Medium:出力に対するRMS積分時間が40msに固定されます。外部サイドチェインは使用できません。
  • Classic Feed Backward Slow:出力に対するRMS積分時間が80msに固定されます。外部サイドチェインは使用できません。

Feed Backwardモードはヴィンテージハードウェアから着想を得たもので、自己制御的な挙動によって自然と存在感のあるサウンドを生み出します。フィードバックのレベルは出力ボリュームでコントロールされます。

既定値:ClF Slow


Hold

コンプレッサーとエキスパンダーそれぞれに個別に設定できるホールドタイムです。ドラムのゲーティングを精密に行いたい場合はエキスパンダーセクションで役立ちますが、それ以外の用途にもクリエイティブに活用できます。

単位:ms
設定範囲:0ms/500ms
既定値:0ms


REL MIN

Advanced Modeにおけるリリースの最小値を設定します。

単位:ms
設定範囲:0.67ms/5000.00ms
ステップ:0.01
既定値:1.30ms


DYN FACT

リアルタイムに抽出されたダイナミック情報を増幅または低減します。

単位:x
設定範囲:0/3.0
既定値:1


DYN VEL

ダイナミック情報の変化速度を設定します。

単位:%
設定範囲:10/1000
ステップ:1
既定値:50%


SC Lo Cut

検出回路から低域をフィルタリングします。

単位:Hz
設定範囲:20/24000
既定値:20


SC Hi Cut

検出回路から高域をフィルタリングします。

単位:Hz
設定範囲:20/24000
既定値:20000


Knee

スレッショルド付近での伝達カーブの滑らかさを設定します。

単位:dB
設定範囲:0/+24
既定値:0


PEAK/RMS

RMS信号に瞬間的なピーク値を加えることで、トランジェントに対する感度を高めます。

単位:%
設定範囲:0/100
ステップ:1
既定値:0%


DYN RAT

検出された信号のダイナミクスが増加するとレシオを緩和します。これにより、信号の内容に応じてレシオがリアルタイムに調整され、サウンドが開放的になり、ダイナミックな印象が増し、トランジェントが保持されます。

単位:%
設定範囲:0/100
ステップ:1
既定値:0%

パンチの効いたドラムでの使用例:コンプレッサーのスレッショルドやレシオを調整してポンピングに近い効果を作り、出力ゲインを上げた状態でこのパラメーターを0%から100%の間で切り替えてみてください。空気感やトランジェントが増し、圧縮による印象が軽減されるのが確認できます。


L.I.D.

音量レベルにかかわらず、信号のダイナミックレンジのみに基づいてオーディオを処理し、通常のコンプレッションとミックスします。

単位:%
設定範囲:0/100
ステップ:1
既定値:0%

これにより、レベルが変化してもコンプレッションを均一に機能させることができ、ダイナミックレンジが大きく変化する場面でのポンピングを防止できます。楽曲全体のミックスに対しても機能します。例えば、レシオを3~4に設定してスレッショルドを最大にした状態でL.I.D.を増加させると、コンプレッションが再び効き始めることが確認できます。この際、入力ゲインを変化させても、コンプレッション効果は一定に保たれます。-3~-6dBから+12dBに達するような、ダイナミクスの幅が極端に大きい素材に有効です。滑らかで安定したエンベロープを保ちながら低いレベルや重要なトランジェントを維持するには、レシオを上げつつL.I.D.を20~50%程度に調整することをおすすめします。


TH

L.I.D.パラメーターのゲインレンジを設定します。

  • 上:L.I.D.の作用を強めます。
  • 下:L.I.D.の作用を弱めます。

Dynamic Activityディスプレイ上の青いラインが、現在の設定値を示します。コンプレッサー/DCompressorでは、オレンジ色のDynamic Activityが青いライン間の領域を超えたときにL.I.D.が作用します。エキスパンダー/DExpanderでは、オレンジ色のDynamic Activityが青いラインの領域内にとどまっているときにL.I.D.が作用します。


L.I.D.マキシマム

有効にすると、スレッショルドはRMS/ピーク検出値、または信号のダイナミクス検出値のうち大きい方によって決定されます。L.I.D.スレッショルドは有効なままですが、L.I.D.のミックスボタンは無効になります。

信号内容に対する処理の反応性が高まるため、ドラムトラックでの使用をおすすめします。


Touch


Slope

周波数レスポンスの傾きをコントロールする、周波数依存コンポーネントの数を設定します。次数が高いほど、レスポンスは急峻になります。

  • 1(1次):6dB/オクターブ
  • 2(2次):12dB/オクターブ

設定範囲:6/12/18/24dB/オクターブ
既定値:6dB/oct


Release

トランジェント処理のエンベロープに対するリリースタイムを調整します。

設定範囲:0.00ms/500.00ms
既定値:0.00ms


Bandwidth

Static BW(静的バンド幅)は、ゲインファクターにかかわらずQ値が一定に保たれ、0dBから±3dBの範囲でバンド幅が一定になります。Dynamic BW(動的バンド幅)は、Q値がフィルターのゲインファクターに応じて変化し、ピークレベルから±3dBの範囲でバンド幅が一定になります。Flat Sumは、従来型のQ値計算方式で、ゲインファクターを2で割った値に対してバンド幅が一定になります。

設定範囲:Static BW/Dynamic BW/Flat Sum
既定値:Static BW


Zero Crossing Threshold

信号が振幅ゼロの点を通過することを指します。トランジェントはゼロクロッシングのバーストを生じさせるため、これがトランジェント検出の指標となります。


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参照元情報:Geek Settings – Evo Channel
https://doc.flux.audio/evo-channel/Geek_Settings.html