PolySWAMでできること

PolySWAMでできること

PolySWAMなら、オーケストラアンサンブルをポリフォニックに演奏でき、SWAMフィジカルモデリングのパワーと表現力をマルチボイス環境で活用できます。ソロ楽器のリアリズムとポリフォニックな作曲との橋渡しとなり、スケッチからライブパフォーマンスまで対応する強力な機能を備えています。


主な機能

  • ポリフォニックなオーケストラ演奏: 従来のSWAMソロ音源の制約を越えて、複雑なオーケストラパートをポリフォニックに演奏できます。
  • アンサンブル管理: プリセットを選択すると、関連する楽器が自動的にロードされ、リアルなアンサンブルサウンドになるようバーチャルルーム内に配置されます。楽器同士をレイヤーしたり、コントローラーの鍵盤レンジごとにスプリットしたりできます。
  • ルームとポジショニング: 画面上のバーチャル空間内で楽器を視覚的に動かし、アンサンブルのレイアウトを手動で調整できます。
  • インテリジェントなボイス割り当てとレガートロジック: PolySWAMのエンジンは、アンサンブルの厚みとメロディの滑らかさの両方を優先する高度なアルゴリズムを土台にしています。
    • ダイナミックポリフォニックレガート: PolySWAMの際立った特長が、ネイティブなポリフォニックレガート処理です。エンジンは演奏のタイミングを常時モニターし、ノートが重なって、あるいは近接したタイミングで演奏されると、SWAMフィジカルモデリングエンジン本来のレガートトランジションをトリガーします。このとき同一のバーチャル楽器へのルーティングが維持されるため、手動のキースイッチなしでシームレスかつアコースティックなつながりが得られます。
    • インテリジェントな振り分け: 選択したプリセットに応じて、エンジンは単音のメロディライン(レガートを保持)とポリフォニックなコードを区別し、コードでは最適なボイスリーディングを維持し楽器同士の無秩序な交差を防ぐため、ノートを異なる楽器へインテリジェントに分配します。
    • リアルタイム解析: この複雑な処理は「キャプチャバッファ」で行います。人間の演奏の揺らぎを補正するマイクロレイテンシーのウィンドウで、入力をひとまとまりのブロックとして解析してから、ボイスを的確に割り当てます。
  • コントロールとエクスプレッション:
    • Conductorセクション: 表現コントロールの心臓部です。パフォーマンス全体を形づくるマクロ(連続可変のノブと、オン/オフ式の切り替えボタンの両方)にアクセスできます。
  • Human Touch: 音程の正確さ、タイミングの精度、ダイナミクス表現のアライメントという3つの領域で、演奏のヒューマナイズ量を調整できます。

カスタマイズとセットアップ

  • キーボードレンジ: 専用のRANGES画面から、楽器ごとのキーレンジや重なり幅を変更できるようになります。
  • オーディオミキサー: 楽器またはグループごとのバランスを調整し、マルチバンドEQで最終的なサウンドを追い込めます。

動作の仕組み

演奏すると、PolySWAMはアルゴリズムによってそれを完全なオーケストラアンサンブルへと変換します。ボイス割り当てとレガートの挙動は演奏スタイルに基づいて自動的に処理され、Conductorマクロとエクスプレッションコントロールでパフォーマンスをリアルタイムに操れます。

メモ: PolySWAMはハイパフォーマンスなワークフローツールとして、オーケストレーションとアーティキュレーションの切り替えを自動で管理します。面倒なキースイッチの操作や、個別のアーティキュレーションテンプレートの検索に煩わされることなく、演奏とアンサンブルの指揮という創造的な行為に集中できます。


参照元情報:What can PolySWAM do?
https://kb.audiomodeling.com/support/solutions/articles/206000082778