2基のモジュレーター(Modulator 1 / 2)のソース(LFO、RMS、エンベロープフォロワー、ピッチ)と、モジュレーション先(デスティネーション)について説明します。

| 操作子 | 説明 |
|---|---|
| Source menu:ソースメニュー | コントロール信号のソースを選択します。LFO(低周波オシレーター)のほか、オーディオ入力信号から算出されるRMS(二乗平均平方根)、エンベロープフォロワー、ピッチ検出を選べます。 |
| Destination menu:デスティネーションメニュー | モジュレーションするパラメーターを選択します。 |
| Polarity switch:極性スイッチ | コントロール信号を正のみ、負のみ、またはバイポーラー(両極性)に設定します。 |
| Amount knob:アマウントノブ | デスティネーションに送るモジュレーションの量を設定します。 |
Modulator 1とModulator 2は、さまざまなデスティネーションに適用できる、幅広いコントロールボルテージ・ソースを備えています。デスティネーションのほとんどはObjeq Delay 2の画面上のパラメーターに対応しており、それ以外はパッチ内部の要素に割り当てられています。
ソースには、矩形波・三角波・サイン波のLFOに加え、RMS、エンベロープフォロワー、モノフォニックのピッチ検出があります。以下でそれぞれの詳細を説明します。

| 操作子 | 説明 |
|---|---|
| Rate knob:レートノブ | LFOの周波数を設定します。Syncが有効な場合、レートはホストのテンポに比例して追従します。詳しくは第4章 Synchronisationを参照してください。 |
| Reset switch:リセットスイッチ | LFOを位相(Phase)の位置から再スタートさせます。 |
| PW knob:PWノブ | 矩形波出力のデューティサイクルを設定し、サイン波および三角波出力の波形を歪ませます。 |
| Phase knob:フェイズノブ | Resetをクリックしたときの波形の開始点を、1サイクルに対するパーセンテージで設定します。 |
| Chaos knob:カオスノブ | 波形の振幅の範囲をランダム化し、モジュレーションに予測不能な要素を加えます。 |
矩形波・三角波・サイン波(正弦波)のLFOは、リズミカルなモジュレーション効果のための定番の周期波形を生成します。
名前に反して、PWノブは矩形パルスだけでない3種類すべての波形に影響し、三角波とサイン波(正弦波)の中点も偏らせます。0%または100%では、三角波はのこぎり波になります。

| 操作子 | 説明 |
|---|---|
| Time knob:タイムノブ | RMS計算の平均化ウィンドウを設定します。長くすると出力が安定し、短くするとレベル変化により素早く反応します。 |
| Gain knob:ゲインノブ | RMS出力信号の振幅をスケーリングします。 |
RMS(二乗平均平方根)は、オーディオ入力の知覚的な音量に基づいてコントロール信号を生成します。個々のトランジェントではなく信号全体のエネルギーに反応する滑らかなエンベロープが得られるため、コンプレッサー的なダッキング効果や、入力素材のダイナミクスに追従する繊細で緩やかなモジュレーションに適しています。

| 操作子 | 説明 |
|---|---|
| Attack knob:アタックノブ | エンベロープフォロワーのアタック時の反応時間を設定します。 |
| Release knob:リリースノブ | エンベロープフォロワーのリリース時の反応時間を設定します。 |
| Gain knob:ゲインノブ | エンベロープ出力信号の振幅をスケーリングします。 |
エンベロープフォロワーは、オーディオ入力のピーク振幅を追跡してコントロール信号を生成します。RMSと比べて、ソースの輪郭に密接に追従するダイナミックなエンベロープが得られるため、オートワウ、ダイナミックフィルタリング、振幅に応じたモジュレーションに最適です。良好な結果を得るには、出力に不要なノイズが乗らないよう、リリースタイムをアタックタイムより長く設定してください。

| 操作子 | 説明 |
|---|---|
| Source switch:ソーススイッチ | ピッチ検出に使用する入力チャンネルを、左、右、または両方のミックスから選択します。 |
Pitchソースは、オーディオ入力の基本周波数を検出してコントロール信号に変換します。これにより、モジュレーション先を入力オーディオのピッチに追従させることができます(たとえば、ObjeqのFrequencyをメロディーに合わせてチューニングさせるなど)。
Destinationメニューでは、モジュレーション信号の送り先を下記のパラメーターから選択します。Delayのデスティネーションはトポロジーによって異なります(OT = One-Tap、TT = Two-Tap、FT = Four-Tap、SP = Split)。
| セクション | デスティネーション |
|---|---|
| Input | Input Trim VCA |
| Delay | Delay Time(OT, TT, FT) Delay First Time(SP) Delay Echoes Time(SP) Delay Spacing(FT) Delay Width(TT) Delay Feedback(OT, TT, FT, SP) Delay Low-Cut(OT, TT, FT, SP) Delay High-Cut(OT, TT, FT, SP) |
| Objeq | Objeq Type Objeq Frequency Objeq Decay Objeq Material Objeq Formant |
| Filter | Filter High-Cut Cutoff Filter High-Cut Q Filter Low-Cut Cutoff Filter Low-Cut Q |
| Mixer and output | Mixer Wet VCA Mixer Balance Output Trim VCA |
参照元情報:AAS Objeq Delay 2 Manual § Modulator 1/2
https://www.applied-acoustics.com/objeq-delay-2/manual/a-modulators/