KEXTとDEXTの違い: Apogeeの新しいドライバ・機能拡張について
ApogeeではSummer 2024以降のアップデートにより、macOSのApogee Symphony Thunderboltシステムにおいて、ドライバをKEXTベースからDEXTベースへ変更しました。
ここではKEXTとDEXTの違いについてまとめてご案内いたします。
Appleは将来のmacOSアップデートのために、デベロッパーに対し従来のKEXT(Kernel Extension)からDEXT(Device Extension)へのドライバの更新を必須としています。
現在はどちらのドライバーもmacOSでサポートされていますが、今後AppleはmacOSのアップグレードによりKEXTのサポートを廃止することでしょう。
DEXTへ移行しています。
KEXTとDEXTの違い
KEXT
KEXTでは、機能拡張はシステム領域に格納されます。すなわち、なんらかの深刻な問題が発生した場合、コンピュータはシステムクラッシュやカーネルパニックに陥る可能性があることを表します。
DEXT
DEXTでは、機能拡張はシステムより一階層上のユーザー領域に格納されます。これにより、コンピュータが予期せず再起動を余儀なくされるようなシステムクラッシュを引き起こすエラーからシステムを保護することができます。
ユーザーにとってのDEXTの利点
- より簡単なインストール!
Thunderbolt Symphonyシステム用にControl 2をインストールするためにスタートアップオプションで「セキュリティを下げる」必要はありません。
Apple Silicon (M1以降のプロセッサ)で、コンピュータとプロセッシングリソースのクラッシュを防ぎます。
Symphony MkII用Control 2の最新リリース(Summer 2024以降)により、DEXTを使用したThunderbolt接続が可能となり、より高い安定性とセキュリティを提供します。
DEXTをサポートする新しいControl 2は、macOS 13.4 Ventura以降に対応しています。
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